ハイドン交響曲第39番の概要と演奏

曲の概要

曲名
交響曲第39番 ト短調 Hob.I-39
作曲時期・場所
1765-05/09?
楽章構成
  1. Allegro assai
    ト短調 4/4拍子
  2. Andante : 変ホ長調 3/8拍子
  3. Menuet/trio : ト短調 3/4拍子
  4. Finale, allegro di molto : ト短調 4/4拍子
楽器編成
Ob:2; Hr:4; Str
備考
ノート

モーツァルトに限らず、ト短調の交響曲は「情熱的」と相場が決まっているらしい。1楽章はテーマが1小節の休止をはさみながら意味深長に開始され、彫りの深い展開で感情を高めていく。2楽章はハイドンの場合珍しい主調の長3度下の変ホ長調で、ときどきフォルテの楽句をはさんで眠気を払いながらピアノの精妙な音楽が進んでいく。メヌエット楽章では陰影の濃い主部とOb,Hrがおおらかに歌うトリオが対比される。フィナーレでは、跳躍をもつ長めの音符のテーマがだんだん細かい音符に移っていきエネルギーが高まり、スピード感あふれる情熱の音楽が展開される。

いくつかの演奏=録音情報

演奏者、録音情報と楽章別演奏時間
指揮者演奏CD番号録音年月1234備考
Christopher HogwoodAAM*L'Oiseau-Lyre 433-013-21989-115:496:343:295:0520:57
Frans BrüggenO. of 18th CenturyPhilips 462-121-21994-095:444:593:154:2718:25
Adam FischerAustro-Hungarian Haydn O.Brilliant 99925-102001-04/055:283:292:445:0416:45

※録音年月順 (3 records)

※個人的な関心で手元の資料を中心に調べたデータであり、網羅的な情報ではありません。入力ミスなどによる誤りが含まれる可能性があります。年月(日)はISO-8601スタイルで、1806-10は1806年10月を、1806/10は1806~1810年を示します。演奏時間は、の解釈ほか詳しくは内容に関する説明を参照してください(特に古い録音ではリピートが省略されていること多々がありますが、今のところ区別していません)。