ハイドン交響曲第52番の概要

曲の概要

曲名
交響曲第52番 ハ短調 Hob.I-52
作曲時期
1771後
楽章構成
  1. Allegro assai con brio
    ハ短調 4/4拍子
  2. Andante : ハ長調 3/8拍子
  3. Menuet/trio, allegretto : ハ短調 3/4拍子
  4. Finale, presto : ハ短調 2/2拍子
楽器編成
Ob:2; Fg:(1); Hr:2; Str
ノート

1楽章は激しいユニゾンの第1主題と、優しい付点付きの第2主題を中心に、不規則な変化を見せながら展開していく。第2楽章は可愛い装飾音のついた穏やかなpのテーマに唐突なfの断片が入り混じる。アウフタクトで始まるメヌエットは時に拍子の感覚を狂わせ、トリオでは同じモチーフが長調に転じて管楽器で歌われる。フィナーレは弦楽器で対位法主題がpで進められたあと、管楽器も加わってfが爆発し、展開部と再現部が合成されたような形の後半は、不意打ちのような全休止をはさんで力強い終始楽句で曲を閉じる。

いくつかの演奏=録音情報

演奏者、録音情報と楽章別演奏時間
指揮者演奏CD番号録音年月1234備考
Christopher HogwoodAAML'Oiseau-Lyre 443-780-21993-07-19/219:3412:183:554:5730:44
Adam FischerAustro-Hungarian Haydn O.Brilliant 99925-1519946:198:172:473:2720:50
Frans BrüggenO. of 18th CenturyPhilips 462-122-21997-036:467:592:093:5620:50

※録音年月順 (3 records)

※個人的な関心で手元の資料を中心に調べたデータであり、網羅的な情報ではありません。入力ミスなどによる誤りが含まれる可能性があります。年月(日)はISO-8601スタイルで、1806-10は1806年10月を、1806/10は1806~1810年を示します。演奏時間は、の解釈ほか詳しくは内容に関する説明を参照してください(特に古い録音ではリピートが省略されていること多々がありますが、今のところ区別していません)。