ハイドン交響曲第31番の概要

曲の概要

曲名
交響曲第31番 ニ長調 "ホルン信号" Hob.I-31
作曲時期
1765
楽章構成
  1. Allegro
    ニ長調 3/4拍子
  2. Adagio : ト長調 6/8拍子
  3. Menuet/trio : ニ長調 3/4拍子
  4. Finale, moderato molto-presto : ニ長調 2/4-3/4拍子
楽器編成
Fl:1; Ob:2; Hr:4; Str
ノート

4本のHrが大活躍する協奏曲風ともいえる曲。1楽章の冒頭からHrがユニゾンで軍楽的なラッパ信号のリズムを高らかに吹き鳴らし、さらにオクターブの跳躍を持つソロが続く。Flソロが吹く1オクターブ半の上昇音階も印象的。2楽章ではVnとVcのソロと2本ずつペアになったHrが掛け合いながらシシリアーノ風のテーマを進めていく。3楽章は朗らかなメヌエットで、トリオではOb,Hr,Vn,Flが重なり合いながらメロディを構成して面白い響きを生んでいる。4楽章は変奏曲で、Vnの提示したテーマをOb+Hr → Vc → Fl → Hr+Vn → Vn → 全合奏 → Cbと変奏していき、最後に3/4のプレストで冒頭の信号が再現され、充実した楽章を締めくくる。

いくつかの演奏=録音情報

演奏者、録音情報と楽章別演奏時間
指揮者演奏CD番号録音年月1234備考
Christopher HogwoodAAML'Oiseau-Lyre 430-085-21988-11/1989-047:1110:074:569:3931:53
Nikolaus HarnoncourtRoyal Concertgebouw O.Teldec 4509-90843-21993-10/117:229:285:0210:4532:37
Adam FischerAustro-Hungarian Haydn O.Brilliant 99925-82001-04/054:556:243:529:5725:08

※録音年月順 (3 records)

※個人的な関心で手元の資料を中心に調べたデータであり、網羅的な情報ではありません。入力ミスなどによる誤りが含まれる可能性があります。年月(日)はISO-8601スタイルで、1806-10は1806年10月を、1806/10は1806~1810年を示します。演奏時間は、の解釈ほか詳しくは内容に関する説明を参照してください(特に古い録音ではリピートが省略されていること多々がありますが、今のところ区別していません)。