ハイドン交響曲第72番の概要と演奏

曲の概要

曲名
交響曲第72番 ニ長調 Hob.I-72
作曲時期・場所
1763-08/12
楽章構成
  1. Allegro
    ニ長調 2/4拍子
  2. Andante : ト長調 6/8拍子
  3. Menuet/trio : ニ長調 3/4拍子
  4. Finale, andante (Thema, variationen I..VI)-presto : ニ長調 2/4-6/8拍子
楽器編成
Fl:1; Ob:2; Fg:1; Hr:4; (Timp); Str
備考
ノート

「ホルン信号」同様、4本のHrが協奏曲風に扱われる。1楽章は開始直後から名人芸的Hrのフレーズが現れ、全体は穏やかな音楽ながら強い印象を与える。2楽章はト長調6/8で、VnとFlのソロがパストラーレを奏でる。メヌエットではHrが復帰して、ほかの楽器の背景やエコーとして活躍する。終楽章は協奏的変奏曲で、弦楽器だけで提示される主題を、Fl - Vc - Vn - Cb - Obとソロ楽器で変奏していき、全合奏による第6変奏に続いていく。最後に突然プレストのコーダが現れ、Hrが華麗なファンファーレを奏でて終わる。

いくつかの演奏=録音情報

演奏者、録音情報と楽章別演奏時間
指揮者演奏CD番号録音年月1234備考
Christopher HogwoodAAM*L'Oiseau-Lyre 436-664-21991-035:496:464:128:4425:31
Adam FischerAustro-Hungarian Haydn O.Brilliant 99925-2119983:294:383:137:2518:45

※録音年月順 (2 records)

※個人的な関心で手元の資料を中心に調べたデータであり、網羅的な情報ではありません。入力ミスなどによる誤りが含まれる可能性があります。年月(日)はISO-8601スタイルで、1806-10は1806年10月を、1806/10は1806~1810年を示します。演奏時間は、の解釈ほか詳しくは内容に関する説明を参照してください(特に古い録音ではリピートが省略されていること多々がありますが、今のところ区別していません)。