モーツァルト交響曲第30番の概要と演奏(a.k.a.モーツアルト)

曲の概要

曲名
交響曲第30番 ニ長調 K.202
作曲時期・場所
1774-05-05 ザルツブルク
楽章構成
  1. Molto allegro
    ニ長調 3/4拍子
  2. Andante con moto
    イ長調 2/4拍子
  3. Menuetto/Trio
    ニ長調 3/4拍子
  4. Presto
    ニ長調 2/4拍子
楽器編成
Ob:2; Hr:2; Tp:2; Str
備考
ノート

1楽章は躍動的なファンファーレと伸びやかな主題が組み合わされた伝統的なつくりだが、第2主題に絡んでくる管楽器の扱いや、4小節フレーズを崩す挿入句など、後期に向かう傾向も見られる。続く3つの楽章も、基本的には伝統に則った分かりやすい音楽。K183,K201の後だけに、平明なつくりを「反動としての後退」とみなす向きもあるが、ザスローは「ザルツブルクでこのような生気溢れる音楽が求められる機会があったと考えてもおかしくない」と、何の不思議もないものと捉えている。

いくつかの演奏=録音情報

演奏者、録音情報と楽章別演奏時間
指揮者演奏CD番号録音年月1234備考
Christopher HogwoodAAM*L'Oiseau-Lyre 417-843-21978/859:005:475:035:2025:10
James LevineVPO*DG 419-146-21984-068:054:374:304:3821:50
Charles MackerrasPrague Chamber o.Telarc CD-80300-F1988-07-10/178:065:284:094:4222:25
Trevor PinnockThe English ConcertArchiv 471-673-219945:535:574:534:4321:26
Jaap ter LindenMAA*Brilliant 9973052001-08/126:045:114:164:5420:25

※録音年月順 (5 records)

※個人的な関心で手元の資料を中心に調べたデータであり、網羅的な情報ではありません。入力ミスなどによる誤りが含まれる可能性があります。年月(日)はISO-8601スタイルで、1806-10は1806年10月を、1806/10は1806~1810年を示します。演奏時間は、の解釈ほか詳しくは内容に関する説明を参照してください(特に古い録音ではリピートが省略されていること多々がありますが、今のところ区別していません)。