Planet masaka
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2025-01-03
- ジェフ・マイヤーズの「ドーパミン」を、ジャック四重奏団の演奏で。スコラダトゥーラの自然倍音を用いた不思議な微分音和声をごしごしと刻みながら日が昇り陰って少し寂しい風が吹くような。「レクイエム・エテルナム」はMSのレイチェル・キャロウェイを加え、オスカー・ワイルドやフリーダ・シャンツのテキストも用いながら透徹した敬虔さの中にゆがんだ微分音を織り交ぜて嘆きと涙を表現する。強い。Innova INNOVA035 #nml (original post at )
2025-01-02
- バスティアン・ダヴィドの「階段の視点」を、ヴァンサン・ガイイの演奏で。Accord独奏で音のストップを精密にコントロールして陰画のように旋律を描く。「煙のトッカータ」はAccord四重奏で音が滲むようにして波打ち深く沈んでいく。Acrdに加えて「クロレ」は2打で下敷きで遊ぶような懐かしい音もあり寄せては返す、「楽観」はVa+コルネットでワウワウミュートと大げさなビブラート、「虫たち」はSop+Flでそれぞれユニゾンの遊び。「本能」はCl+Fg+Cb+Pf+打を加え苦しげに発される音を光の泡が包む。さらに「インクの雲」はFl+Cl+Fg+Sax+Va+Vc+Cb+Hp+Pf+打で電子音響かと思うような響きとプリミティブな素朴さ。Initiale INL21D #nml (original post at )
- 木々に初声のあいさつ連ねけり (original post at )
- ヨン・フォッセ/伊達朱実訳「朝と夕」を読んだ。句点がなくフレーズが反復される詩のようなゆれる波のような文体で語られるあちらに行く境の思い出の世界。海と空と舟と風の中に現れる大切な人々や懐かしいものごとが切なくもほんのり明るい。あたたかな読後 (original post at )
- ピエール・ブーレーズの「アンテーム」を、河村絢音の演奏で。蝶が舞い蜂が刺すようなVn独奏、IIは電子楽器とのデュオで響きの広がりや句読点が加わりながらの丁々発止。マティアス・ピンチャー「ヴェールについての考察への習作第3番」は高音域の動きの合間に人の息などを模す多用な音の技巧。ブルーノ・マントヴァーニ「ハッピー・アワーズ」はトレモロにこだわりつつ半音階の駆け足から四分音を含む重音。電子楽器を伴ってルイス・ナオン「6つのカプリース」は動と静の1番、2番を、佐原洸「デュオ」は音の重なりが滲みながら広がってノイズや宇宙空間のように。演奏お見事。B→C行くべきだった。Initiale INL22D #nml (original post at )
- 初夢は高校時代の延長のような環境で妙な結社に巻き込まれ広報を担当させられるも全くやる気にならずどうやって抜けようかと思案していたら定期券を支給されて何か成果を出さねばならなくなって云々という変なの (original post at )
2025-01-01
- 諸事情で元日に東京に戻るというちょっと異例の新年。とりあえず穏やかな日でよかった (original post at )
- 白峰をあおぐ巣立の淑気かな (original post at )
2024-12-31
- いやそれより2355/0655年越しをご一緒にスペシャルのほうが楽しめるね (original post at )
- 近年は紅白を特に毛嫌いもせず、といって特に真面目に見るわけでもなく、離れたテーブルで他のことをしながら聞くともなく聞いている感じ。若手で元気よくけっこういいなと思うのもあれば、小手先で繕いながら嘘っぽいのもある(多い)。まぁそんなのよりメジャーSNSでの反応見ているのが面白い (original post at )
- 雲から驚きの知らせ大晦日 (original post at )
2024-12-30
- 人混みに向かぬ電書や小晦日 (original post at )
- ジョン・ケージの「危険な夜」を、ベルトラン・シャマユの演奏で。さまざまな音色のプリペアド・ピアノ。ほかに「得体の知れない冒険」「の得られない記憶」「プリミティブ」「ピンボケの源」「孤島の娘たち」「季節外れのバレンタイン」「かくて大地は再び実を結ばん」「ホロコーストの名の下に」など。Erato 5021732253491 #nml (original post at )
2024-12-29
- 尾崎まゆみ「レダの靴を履いて」を読んだ。塚本邦雄歌集が届く前に何かないかと図書館で探して借りた本で、「塚本邦雄の歌と歩く」というサブタイトルの通り、50首ほどを選んで一つずつ鑑賞していく。難解で句跨りや字余り満載の前衛歌だが、こうやって愛情を込めて紐解かれると、魅力が何層にも広がって染み込んでくる。歌集にいきなり取り組んだら立ち往生していたかもしれず、よい出会いであった (original post at )
- ダニエル・アダムズの「5つのマリンバ小品」を、スヴャトスラフ・デニシウクの演奏で。ヒソヒソ声で物語るような短い作品。マリー=エレーヌ・ベルナール「6対6」は6つずつのドラムとウッドブロック。マイケル・ボイド「プリミティブ」は小太鼓と声。ニコス・ハリザノス「イーオー」も語りながら各種打。黄思瑜(ホアン・スーユー)はMarbの「蛍の舞」とFl+打の「白い石の伝説」。魯戴維(ルー・ダイウェイ)「太陽の儀式」はVib、スピロス・マツィス「ABD・粒子II」はMarb。ほかジョナサン・ニューマークはFl+Marb、リチャード・プレスリーはGlck、Hp+打、ホセ・ヘスス・デ・アセベド・ソウサはVib、Fl+SD、さらにグレッグ・A・スタインク、アラン・テッリッチャーノ。Phasma070 #nml (original post at )
- そういえばかなり前に寄稿した記事が消えているという話があったので、手元に残っていた原稿から(ほぼ)復元してアーカイブしました。www.kanzaki.com/docs/archive ご指摘ありがとうございました x.com/minhavoz/status/1863091825864843723 (original post at )
- 光る君の音曲と和すみそさざい (original post at )
- Proposal for RDF-star Minimal Baseline lists.w3.org...public-rdf-star-wg/2024Ju... さらにここからProposal: described vs stated triple terms lists.w3.org...public-rdf-star-wg/2024Ju... が出され、8/1の改訂草案で引用トリプルが具体化トリプル(Reified Triples)となる(☞参照) (original post at )
- BI and EAI through Semantic Web lists.w3.org...semantic-web/2024Dec/0021... あらゆるデータをETL(抽出、変換、ロード)でトリプルに変換し、様々な領域のアプリケーション統合のためにSemWebを使う提案。データソース、集約、アライメント、アクティベーション、APIの5層のサービスから成るという。Sebastian Samarugaから (original post at )
- Semantic Web: Past, Present, and Future drops.dagstuhl.de/entities/document/10.4... TGDK Vol 2, Issue 1の記事。SemWebのアーキテクチャからグラフデータの表現、検証、リンクと推論、統合クエリによるリンクするデータの検索、来歴など。応用面でschema.orgやWikidataも。ML紹介 lists.w3.org...semantic-web/2024Dec/0025...(☞参照) (original post at )
- データベースを破壊しそうになって危うく修復した。冷や汗もの :'-( (original post at )
2024-12-28
- NYTimesからThe Hottest Trend in Publishing: Books You Can Judge by Their Cover メタリックの表紙に天や小口にスプレーでイラストをあしらった豪華版を通常版とは別に出したところすぐに完売。通常の順序とは逆に先にペーパーバックを出してから豪華版ハードカバーという例も出てきている。豪華版は高コストで製本にも時間がかかり、また全ての人が求めているわけではないが、それでも熱心なファンの間では熱が高まっている (original post at )
- 餅搗の真似事をしていた写真 (original post at )
- アリス・カラスタティスの「錯覚」を、コリン・マシューズの演奏で。Vc独奏が複雑に飛び回る音を弓奏とPizzを往復しながら並べていく。ブライアン・フィールド「苦悩する我が惑星への3つの情熱」、フアン・パブロ・メディナ「ラピダリオ」はPf独奏で分かりやすい。ジョルゴス・パパミトルー「タウ・タウ」はHr+Pfで軽快なサーカスというか。フィリップ・シュスラー「分裂したリフレイン」はVa+Pfで透明な世界。ジェイソン・タウリンス「リヴァイアサン」はFl/Pic+Vc+Pfで破天荒なのに冗談のように調和して終わる。パナジョティス・テオドッシュー「小前奏曲」はギター、「スリノス」はVc独奏。ダニエル・アダムズ「鋸歯状広場」はOb+Fg+Hrでちと不気味。Phasma076 #nml (original post at )
- 午前に第一弾、夕方に第二弾、かなり頑張って掃除した (original post at )
2024-12-27
- オルランド・ハシント・ガルシアの「ハリーとの対話」を、アドリアン・サンディ+ガルシアの演奏で。BClがトリルしながら半音階上行する一方でハーモニクスの多重音や息音が電子的に加工されているのか魔術的な響きで覆いかぶさる。「共鳴する色彩領域」はピッコロTp、「並行世界」はバリトンの声、「夜の雲」はTrb、「来るべき生命」はこれらの合奏にそれぞれ電子音を加えてなんとも言えぬ怪しげな宇宙が広がる。New Focus Recordings FCR407 #nml (original post at )
- 寒泉や小鳥たちは夢の中へ (original post at )
- 昼前に印刷し、散歩のついでにペンを買ってきてメッセージを書いて投函。まずまず優秀 (original post at )
2024-12-26
- リャオ・リンニーの「1羽の鳥、1本の木…」を、ワン・インチェ+ファニー・ヴィセンス+ウィレム・ラチュウミアほかの演奏で。二胡+Accrd+プリペアドPfによる5つのバガテル集で、二胡にもハーモニクスとかスルポンを駆使して硬質で透明な世界。「p. 53」はギター、「風は扉なしに待つことができる…」はレバーハープ、「TTy」はなんとタム・タムの独奏。「風の中の塵」はFl+Vn+Vc+Pf、「そしてもし我々が夢を背後に押しやったら…?」はさらに+ClでVn→Va、「人生の列車I - LR」は電子音。さまざまな楽器で倍音の多い音響をつくっているが、これらはエミリー・ディキンソンの詩からのインスピレーションによるという。漢字表記は廖琳妮。NEOS12418 #nml (original post at )
- 根津美術館「古筆切 分かち合う名筆の美」に行ってきた。伝紀貫之筆の高野切とか伝藤原行成筆の伊予切(和漢朗詠集)とか藤原定家筆の拾遺愚草抄とか高密度で名筆が並んでいて壮観。多くに翻刻文が添えてあるので連綿体を読もうと試みて、面白いが大変疲れた。庭を散歩して頭を冷やしてから改めて鑑賞するなど (original post at )
- 夕焼に色なき冬りんご溶ける (original post at )
- ワタリウム「雨宮庸介展|まだ溶けてないほうの~」に行ってきた。4Fの動画「石巻13分」は途中から見たけれど意味不明、3FのVRは30分ごとに始めるので待てとあって付き合っていられず。2Fの溶けたりんご/りんご宇宙はドローイングと組合せてライトボックスで照らす展示で、なぜ溶けた林檎かという短動画とともになかなか面白かった。帰りに虎ノ門ヒルズでソール・ライター展。小粒であまりインパクトなく、いつも横を通るだけだったヒルズを見物に行ったという格好 (original post at )
2024-12-25
- NYTimesからCelebrating Musical Milestones in Vienna ウィーンフィル2025年ニューイヤー・コンサートを指揮するムーティにインタビュー。J.シュトラウスのワルツには喜びだけでなく悲しみも込められていること、音楽と政治の関係、中国蘇州のオケでイタリア・オペラを指揮したことなど (original post at )
- 森の松のモールにひかる冬の星 (original post at )
- ケヴィン・ジュイエラの「黄昏」を、セドリック・ペシャの演奏で。プリペアド・ピアノ+作曲者自身による電子音響で、Cédric Pesciaの名前文字に対応する(というこじつけ)音列をもとにして作られた切れ目のない5楽章のソナタということになっていて、ガムランのような音から鋭い打撃までさまざまに変化する。最後の方で電子音響が重なってくる。NEOS12402 #nml (original post at )
2024-12-24
- パブロ・ロドリゲスの「WTTT」を、ノース・シー弦楽四重奏曲の演奏で。表情を変えていく和声カデンツァの第1部はジャジーなリズムの第2部で徐々に細かなパッセージも。さらに波打つ第3部、躍動する第4部。ヤンナ・ペルセル「回転木馬」はスケルツォ風、「一夜の譜面台」は柔らかなバラード、「鼠熱弁」はとぼけた味。ジョージ・ドゥミトリウ「暗号スプラッシュ」はPizz多用、「ローラー」は細かな反復リズム、「コロエスク」は弓先からジャズへ、「最後の渡し船」は少し謎めく。そして4人合作の「飛び込む」は小気味よく「飛び出す」はpppハーモニクスの微細な動きに時々鋭いPizz。遊び心あふれて楽しい。7 Mountain Records 7MNTN052DIG #nml (original post at )
- エルゴヒューマン椅子のキャスターのウレタンが(少し段差があるところで使っていたためか)ボロボロになって悲しかったのだけれど、どうやらこれは消耗品らしく、交換用の専用キャスターがあることが分かったのでセールに乗って購入。交換も簡単で滑らかになった。嬉しい :)(☞参照) (original post at )
- 静嘉堂「平安文学、いとをかし」展に行ってきた。「倭漢朗詠抄 太田切」をはじめとする古筆と「住吉物語絵巻」「源氏物語関屋澪標図屏風」などの絵巻、絵画が豪華に並ぶ。紫式部日記とかうつほ物語とか名前を見るだけでも嬉しくなる。山本茜の源氏物語シリーズは截金ガラスというのだそうだ。さらに三井記念美「唐ごのみ」展へ。最初の宋や唐の古拓本、後半の墨跡はなるほどという展示だが、絵の方は牧谿はともかくとして虎やら猫やらあまり面白くない。応挙の雪松図屏風がどういう関係があるのかも謎 (original post at )
- クリスマスに果実うつろう音の彩 (original post at )
- アーティゾン「ジャム・セッション×毛利悠子―ピュシスについて」に行ってきた。インスタレーションが電流や磁力や風などによって動くあるいは流れて音を発したりする。入口でいきなりオルガンが鳴っていてうっかり通り過ぎたがこれが“腐りゆくフルーツの水分量にあわせて発せられた信号”だった。デュシャンの《大ガラス》をモチーフにしたというインスタレーションは「独身者の機械」は参照作品を見直して始めてそうなのかと思う一方「花嫁の世界」は参照はよく分からないもののこれ単独で面白い。《鬼火》は真っ暗な中で鉄琴がパチパチ。しかしジャムというよりほぼ独演では。続く「ひとを描く」「マティスのアトリエ」は落差がありすぎてぼんやり通過 (original post at )
2024-12-23
- 年末セールにのせられて出張用3WAY鞄を購入した。WWW2004の由緒あるwおまけバッグを使ってきたが、少しまともなものに昇格しても良いかなと。昨年のマンハッタンパッセージ3380が気に入ったので、今回は3275に (original post at )
- 細川俊夫のVn協奏曲「ゲネシス(生成)」を、準・メルクル+ポール・フアン+ハーグ・レジデンティ管の演奏で。管弦楽の表す自然の中から独奏=人が生まれてくるということらしい。ゆりかご的うねりから厳しい音に至り穏やかに溶け込んでいく。「渦」は尾高賞受賞の管弦楽作品。Tp協奏曲「霧のなかで」はやはり模糊とした中から浮かび上がって勇者が駆け巡る感じ。「さくら」は完全五度の周囲を動く弦の微かな音から旋律の断片が生まれてくる。いずれもppp始まりでまたかと思わないでもないが。Naxos 8.574543 #nml (original post at )
- 王西麟の交響曲第3番を聴いてみた。天安門事件をテーマにしているらしい。おどろおどろしいがなんとも魅力に乏しい。Wergo WER7392-2 (original post at )
- 塩鮭のある食卓の色が好き (original post at )
- ジョン・ルーサー・アダムズの「波動と粒子」を、ジャック四重奏団の演奏で。ガサガサした開放弦(?)の刻みが粒度を変えながらずっと続く部分の間に長い曲線で正弦波のように上下するグリッサンドとか強弱だけがゆっくり変化するとか微かなトリルを伴って静かに揺れ動くとかいった楽章を挟む。シンプルな要素のみだけれどけっこう面白い味わい。Cold Blue Music CB0069 #nml (original post at )
- 山本淳子「源氏物語の時代」を読んだ。サブタイトルに「一条天皇と后たちのものがたり」とあるとおり天皇と二人の中宮・定子、彰子を中心にした一条朝時代を、各種研究を参照しながら丁寧に描く。大河ドラマそのもののテーマを完結翌週に読んだのでそれぞれの名前が具体的イメージを伴って現れとても面白かった。中関白家(特に伊周)の扱いなど大河でかなり偏っていたところのバランスが取れることも加え、この1年を締めくくるのに良い読書であった (original post at )
2024-12-22
- 街灯のそろい烏帽子や冬の暮 (original post at )
- レイコ・フュティングの「苦痛―解放」を、ヴォーカルコンソート・ラビア・ヴォカリアの演奏で。ア・カペラ合唱がカトレーン・フルトマンの詩を歌い中世的なハーモニーから複雑な不協和を含む響きへ。「そしてあなたは誰」「すべての国で」もフルトマンの詩で前者は心音に回帰、後者はリズミカル。「…壊れた歌」はPf独奏でジュズアルドのカンツォンに基づきながらパーカッシブな変化を。「ルイージ・ロッシ・コレクションの音楽による5つの瞑想曲」はやはり瞑想曲ながらプリペアドのような印象的な打撃を組み込む。ぼんやり聴いていると癒やしの音楽で聞き耳を立てると面白いことが起こる。New Focus Recordings FCR405 #nml (original post at )
2024-12-21
- モートン・フェルドマンの「半音階的音場でのパターン」を、スティーヴン・マロット+マリリン・ノンケンの演奏で。Vc+Pfでクネクネした半音階的フレーズが動き回ったり独奏と伴奏が半音で行き来したり半音階上行と下行だったりとさまざまなパターンで応答する90分近い大曲。「デュレーションズ II」はゆっくりと太極拳のような動き。ほか「VcとPfのためのコンポジション」「チェロ・ソナチネ」「2つの小品」「シュトックハウゼン、ケージ、ストラヴィンスキーとメアリー・スプリンソンのために」とフェルドマンのVc作品をすべて集めた2枚組。Mode Records MOD-CD-340-41 #nml (original post at )
- NYTimesからIs the Tech Industry Already on the Cusp of an A.I. Slowdown? データを集めればそれだけAIの能力が上昇するというカプランの法則は、プロセッサの集積度が2年で倍になるというムーアの法則のように成長を約束するように思われたが、はやくもデータ収集の限界に突き当たっている。AI自身が生成したデータを利用するという試みもあるが、数学など正解がはっきりしているものでないと有用ではない。成長の余地はまだあり楽観論もないわけではないものの、成長の鈍化は見据えなければならない (original post at )
- 風のプリズムに舞い散る落葉かな (original post at )
2024-12-20
- オスモ・タピオ・ライハラの「無礼」を、カムス四重奏団の演奏で。グリッサンドやハーモニクスなどいろんな表情で世の中のネガティブなことを力に変えていく。「スーラ」はVnと電子音を伴うカンテレの曲できらきらと光が飛び散るような。「境界」はSop+Hr+Vn+Pfでリーナ・カタヤヴオリの詩集『誰が語るのか』のテキストをグリッサンドを多用しながら。「美食学/天文学」はVn+朗読でスヴィ・ヴァリの詩を物語のように。「禅」はSop+Fl+Cl+Vn+Vcで道元のテキストを豊かな色彩と表情に包む。Kairos 0022030KAI #nml (original post at )
- ペンにのるダラムの川の冬の色 (original post at )
- ふらりと立ち寄った画廊の「斎藤智子作品展」は、ダラム、ユトレヒト、コルマール、北部タイなどの風景をペンと水彩で繊細に描いていてなかなか良い感じ。いろんな本の挿画も描いているようだ。コーヒーとクッキーまで出していただいて恐縮。作家ご本人とも少しお話した (original post at )
- 藤原貞朗「ルーヴル美術館 ブランディングの百年」を読んだ。誕生の迷宮的状態から文化世界での覇権を打ち立てるまでを、から1930年代の大改造=近代化、1960年代のマルローによる文化政策、1980年代のミッテランによるGrand Louvreを3つの柱に批判的にたどる。ルーブル自体にはさほど興味ないが、サモトラケ島のニケの「理想の復元」とか印象派の位置づけとかアメリカとの美術の先端競争とかなかなか興味深いエピソードが散りばめられいて面白いが、辛口の記述にちょっとクセがあってひっかかる。バタイユのマネ論とかマルローの「空想の美術館」とかグリーンバーグの「モダニズム絵画」とかは読んでみよう (original post at )
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