HyperCard on the Web KANZAKI
ハイパーカードは、マッキントッシュ上で動くプログラミング・オーサリング環境で、アップル社のビル・アトキンソンが中心になって1987年に開発されました。プログラミングとはいってもCやPASCALのようなコンパイラ言語とは異なり、「カード」を中心としたビジュアルな環境をベースに、誰もが簡単な作品(スタック)を作ることができるような、極めて柔軟でかつ強力なシステムです。
パソコン上で初めて手軽にハイパーリンクを実現したこのシステムは、テキスト処理関数が豊富なこと、ユーザーインターフェイスの構築が非常に簡単なことから、ちょっとしたフィルタを作って日常の作業を自動化するのにも大いに役立てることができました。現在はほとんどサポートされていない状況ですが、かつてこのシステムを紹介した文章などを掲載します。
- ハイパーカードで作るオフィスシステム(1995-1996:MacUser Japan連載)
- Rinaldi氏のXCMDによるHC徹底活用(1996:MacUser Japan連載)
- ハイパーカードのスクリプト作成のヒント(1996)
- XCMDについてのいくつかの話(1996:未完)
ハイパーカードは、2002年現在でもApple JapanからHyperCard 2.2Lite-Jをダウンロードできます。Liteの制限を解除するには、Homeスタックの最後のページに移動し、magicというコマンドを入力して、レベルを5に変更してください。