Planet masaka
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2024-12-20
- オスモ・タピオ・ライハラの「無礼」を、カムス四重奏団の演奏で。グリッサンドやハーモニクスなどいろんな表情で世の中のネガティブなことを力に変えていく。「スーラ」はVnと電子音を伴うカンテレの曲できらきらと光が飛び散るような。「境界」はSop+Hr+Vn+Pfでリーナ・カタヤヴオリの詩集『誰が語るのか』のテキストをグリッサンドを多用しながら。「美食学/天文学」はVn+朗読でスヴィ・ヴァリの詩を物語のように。「禅」はSop+Fl+Cl+Vn+Vcで道元のテキストを豊かな色彩と表情に包む。Kairos 0022030KAI #nml (original post at )
- ペンにのるダラムの川の冬の色 (original post at )
- ふらりと立ち寄った画廊の「斎藤智子作品展」は、ダラム、ユトレヒト、コルマール、北部タイなどの風景をペンと水彩で繊細に描いていてなかなか良い感じ。いろんな本の挿画も描いているようだ。コーヒーとクッキーまで出していただいて恐縮。作家ご本人とも少しお話した (original post at )
- 藤原貞朗「ルーヴル美術館 ブランディングの百年」を読んだ。誕生の迷宮的状態から文化世界での覇権を打ち立てるまでを、から1930年代の大改造=近代化、1960年代のマルローによる文化政策、1980年代のミッテランによるGrand Louvreを3つの柱に批判的にたどる。ルーブル自体にはさほど興味ないが、サモトラケ島のニケの「理想の復元」とか印象派の位置づけとかアメリカとの美術の先端競争とかなかなか興味深いエピソードが散りばめられいて面白いが、辛口の記述にちょっとクセがあってひっかかる。バタイユのマネ論とかマルローの「空想の美術館」とかグリーンバーグの「モダニズム絵画」とかは読んでみよう (original post at )
2024-12-19
- 世田谷文学館の寺山修司展は今回図録を作成しておらず過去の図録も完売ということで残念だったのだが、古書店でとてもリーズナブルに入手でき、原稿、手紙、ポスターから榎本了壱の天助桟敷の家復元図まで掲載されていてホクホク。惜しくも箱書き、上演地図は収録されていないが(☞参照) (original post at )
- 続いて庭園美術館「そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠」展に行ってきた。青木が面白そうだなと恵比寿から散歩のつもりで足を伸ばしたのだが、これがなかなか良かった。旧朝香宮邸のアール・デコの部屋に窓外の紅葉を背景にしたガラス彫刻や鉄のインスタレーションが並ぶのは、ホワイトキューブでの展示とはまた違ってなんとも味わい深い。その上で新館ギャラリーの広々とした空間に青木野枝の「ふりそそぐもの」が待ち構えていたのにはやられた。ついカフェTEIENに入って青木野枝ルミエールを頼んでしまったほど。庭園も紅葉が良い感じで楽しめた (original post at )
- トンネルにふりそそぐものポチセイア (original post at )
- TOP「アレック・ソス 部屋についての部屋」展に行ってきた。作家の全体像というより、テーマに沿って室内とポートレートが中心で、親密度というかメッセージ性が強い作品が並ぶ。窓の映り込みや外から室内を写すような重層的な画作りに面白いものがいくつかあり、A Pound of Picturesとか新宿パークハイアットとか。北京の地下トンネルを写したというシリーズに紅葉した木が浮かぶのも印象に残る。「若い芸術家たちへの助言」シリーズは普通の写真なのにAmaliaの引力に何度も振り返った。併設「日本の新進作家vol.21現在地のまなざし」は大田黒衣美《sun bath》が素直な個性で良い。あとは千賀健史、かんのさゆり、金川晋吾、原田裕規それぞれがんばれ (original post at )
- グロリア・コーツの交響曲第1番「開放弦による音楽」を、イラン・ヴォルコフ+ミュンヘン室内管の演奏で。Cを中心にDes、Bとうねうね動くのが開放弦なのかどうかよく分からないがPizzが琵琶のようにも聞こえなんだか雅楽の雰囲気もある。終楽章はホワイトノイズからグリッサンドの嵐。交響曲第16番「時間の凍結」も長い音符で五音音階みたいな音律を行き来しつつ微分音的滲みが広がり終楽章はやはりグリッサンド。「我ら孤独に鳴らす」はTimpを加えて長いグリッサンドが上下する中にSopがツェランの詩を、「その白い苦悶」はマラルメの詩にOb/EHr独奏の苦しげなモノローグが絡む。どれも居心地が悪くかなり変わってる。NEOS12315 #nml (original post at )
- 散髪した (original post at )
- ゲオルク・カッツァーの「弦のための音楽I」を、クレメンス・シュルト+ミュンヘン室内管の演奏で。クラスターやPizzが飛び交う空中戦のさなか中間部は穏やかな(疑似イ長調?)音楽となるがまた忙しい動きに回帰する。「3つの言葉」は2004年の作なのに新古典主義みたいあるいはバルトーク風でもある半端な調性感。フリードリヒ・ゴルトマン「…ほとんど凍った落ち着きのない…2」は管打Pfも加えた小アンサンブルが捉えどころのない曖昧模糊から目覚めてリズムを獲得するがまた消えていく。「合奏協奏曲II」は16奏者でゆっくり起き上がってやがて管打が交錯しメカニカルな運動を経て最初に戻る。NEOS12122 #nml (original post at )
2024-12-18
- NYTimesからOld Voice Mails? Instructional VHS Tapes? They’re Music to His Ears.コラージュ・ポップ・デュオ「ザ・ブックス」の一人だったデ・ヨングは、カセットテープ、VHSなどの古いメディアを集めてコラージュ音楽を作り続ける。45回転レコードから医療メディア、古い留守番電話のテープまで、雑多なコレクションをMall of Foundと呼び、再文脈化し、懐かしくも興味深い「見出された音」を作り出す。モールの約3分の2がデジタル化済みであり、完成したら公開して利用できるようにするという。まさにデジタルアーカイブ (original post at )
- 窓に冬茜の織やかりんとう (original post at )
- 富永京子「「ビックリハウス」と政治関心の戦後史」を読んだ。70~80年代に消費社会の発展と対応するように社会運動や政治参加が忌避され揶揄されるようになったという言説が本当かという問題意識を、「面白半分」「話の特集」「宝島」と合わせてサブカル雑誌を分析することで検証する。「ビックリハウス」130冊すべてをテキスト化して計量分析するという意欲的な試みは読み取りがやや平板でもっと掘り下げる余地がありそうだが、先行世代の「規範や教条主義」への反発という結論をはじめ丁寧な論述で(繰り返しが多いものの)よく分かる。山崎正和の「柔らかい個人主義」から社交の概念を参照しているのは面白い (original post at )
2024-12-17
- New Focus Recordings:ライニー・フェファーマンの「私はここにいる」。ヘブライ語聖書タナハ(Tanakh)を素材にした歌物語あるいは現代風オラトリオ。4Sopにナレーションも加えCl+Vn+Vc+Pf+EG+打+ドラムスで時々ノイジーだが大半はスピリチュアル系という感じの音楽で、信仰心にあふれているのでなければちょっと引いてしまう。 FCR403 (original post at )
- 世田谷文学館「寺山修司展」に行ってきた。ポスターはさすが見応えある。自筆資料のコピーをファイル・フォルダに入れて読めるようにするのはなかなか良い。箱書きが興味深かった。足元の榎本了壱による上演地図も面白い。合わせて、偶然上演時間だったムットーニ・コレクションの自動からくり人形4演目、宮沢和史の“書きかけの歌”を使った「スピリット・オブ・ソング」などこちらも良かった (original post at )
- 書きかけの歌で焚火を囲みけり (original post at )
- ドルジ「お坊さまと鉄砲」を観てきた。いろんな要素をバンバンバンと並べておいて少しずつ繋がりを付け回収していく流れは手際よく整理され、ブータンの自然や人々の映像は美しくも意外に懐かしい感じもする。最後はそうきたかとやや意表を突かれ、焚火の周りの踊りを少し胸熱く眺め、子どもも含めた女性のそれぞれの視点が太い軸となって交わり印象深い (original post at )
- ジャン=リュック・エルヴェの「発芽」を、レオ・マルゲ+アンサンブル・リティネレールの演奏で。ギリギリと蠢きから静かな気配を経て上昇音型の反復に至るのがそういうことか。「トポス」はさまざまな間合いでグリッサンド上昇して消えていく音がポツリポツリと発生する4部構成。「外側」はPfの低音打鍵をきっかけにやはり上昇グリッサンドするパターンだが後半は協奏曲かと思うPf中心になる。全体としてザパワととてもよく似た、音そのものの表象と戯れる感じ。Kairos 0022009KAI #nml (original post at )
- ラファウ・ザパワの「内向的集団」を、ハッシュタグ・アンサンブルの演奏で。Fl+Va+Vc+Cbで変速リズムでジグザグしながら下降するパターンが繰り返されたまに低音からの長いグリッサンドが答える。「無駄」はこれにEGと語りが加わるが不快なノイズの割合が高い。「何の意味も見いだせず」はVn+囁きで言葉のシラブルと同期した奇妙な断片が続く。「私を再び裁いて」はFlがいろんな形でグリッサンド下降やフラッターしたり唸ったりするのをライブエレクトロニクスが追いかけるような。「ゼロに向けてスクロールする」はキーボード+合成音声のような無機質でどんどん不快になっていくノイズ。Kairos 0022036KAI #nml (original post at )
2024-12-16
- 探る手を空にとどけり木守柿 (original post at )
- マデレイン・イーサクソンの「繊維」を、アンデシュ・ユーンハル+トゥーラ・フレイヴィク+ステファン・オステルシェーの演奏で。微分音で頼りなく漂うFl+Vaに10弦ギターが我知らずという感じだがいちおう一本の糸を紡ぐらしく近寄ってみせたりもする。「響線」はFl/BFl+Cl+Ob/EHr+Vn+Vc+Pf+打で日本語の「間」から触発されたといういろいろ変身する音。「ずっと…」は11弦アルトギター+電子音、「ここはどこ」はAFl/Pic+弦4+2打で下降を繰り返す前奏曲から拡散していく6部構成。「潜入」はAFl/Pic/BFl+Cl/BCl+Va+Vc+Org+ギター+打で不思議なうねりを常に鳴らしつつ変幻する。Footprint Records FR129 #nml (original post at )
- 海老根剛「人形浄瑠璃の「近代」が始まったころ」を読んだ。歴史的転換という昭和5年の四ツ橋文楽座の開場を軸に、文楽の近代化を“観客からのアプローチ”で記す。作品論や芸論とは異なる観客という視点はとても有効であるとともに、古典とは、批評とは何かといった問題意識からも掘り下げ、「浄瑠璃雑誌」の悉皆調査をはじめとする資料参照の的確な記述。やや反復が多いが丁寧で読みやすい良書。昨日初めて行ったフライングティーポットの「江戸写し絵」イベントが説経節(小栗判官)と三番叟を上演していて、たまたまながら相乗効果(イベント自体は余計なトークで間延びして辛かったが) (original post at )
2024-12-15
- 光る君へ完結。途中から若干の違和感を持つこともないではなかったが、全編欠かさず、1年かけての大河ドラマならではの起伏を堪能した。「幻がいつまでも続いてほしいと願ったゆえでございます」。今宵はきれいな望月(☞参照) (original post at )
- ファルツィア・ファラーの「木‐髪‐息‐光」を、ソナー四重奏団の演奏で。微分音混じりの不協和なグリッサンドやハーモニクス、スルポンの冷たく硬い音が時折爆発する。「…そして解放された…?」はVn独奏で不安な響きの中に時々入り込むノコギリ音。「アルボルツの日々眺め」は2ギターのぽつぽつと鳴らされるハーモニクスに微分音の静けさ。「同じ瞬間に」はSSax+BCl+Trb+Cb+Hp+打で薄く長く伸ばされる微かな音による静止画「色に見とれる」はFl+Cl+Fg+弦4+Pf+打で少し色彩も音量も増えるが大半が引き伸ばされる音。Wergo WER6443-2 #nml (original post at )
- 冬麗や夢みる浅葱色の傘 (original post at )
- 不思議な夢を思い出してみる。その人は言葉の音に敏感なようでそれぞれに異なった色の傘を持つ。何かの音に合わせて浅葱色の傘が開かれたところで、思わず良い色ですねと声を掛ける。そこから何かが通じ合う気持ちになりたぶん多幸感に包まれていたような (original post at )
2024-12-14
- テリー・ライリーの「In C」を、マヤ・バイザー+マット・キルマー+シェーン・シャナハンの演奏で。バイザーによるVc+2打という編成版で、多重録音かライブエレクトロニクスかVcの音がいろいろと重なる。53のモチーフを10の場面に構成して執拗なミニマル反復の中に14番の第3曲冒頭、35番による第7曲、42番からの第9曲などルネサンスの聖歌を思わせるゆったりしたVibなしの流れがいくつか組み込まれて印象深い。4曲目は声を用いて22~25番の上昇音型。Islandia Music IMR014 #nml (original post at )
- 銀河から北風精の使いかな (original post at )
- NYTimesからCan Berlin Really Afford 3 ‘Magic Flutes’ in a Single Week? ベルリン市が文化関連予算を13%=1.3億ユーロも削減する予算案を来週にも可決するということで関連団体は戦々恐々。特に影響が大きい3つの歌劇場は、今週それぞれが立て続けに魔笛を上演するも、学童向け、伝統型、大胆な舞台と個性を発揮し完売している。2004年にも10%の削減が実施され、その時は歌劇場の裏方部門を統合した。今回も改革をということだが、規模の小さな芸術団体は持ちこたえられないかもしれない (original post at )
- @cm3 ご指摘ありがとうございます。元データの整合性はチェックしていないので、たとえばFLGX00008の右上経度: 1129゚15'Eなんてのもそのまま計算して変なことになっています一括地図表示して確認するというのは良い方法ですね。これを使えばよかったかなと思うものの、結局個別の修正が必要なので云々 (original post at )
2024-12-13
- 千葉雅也「センスの哲学」を読んだ。美学というか芸術論というか、意味を見出そうとせずあるがままの形にリズムを感じ取ること、そのリズムは反復と差異/享楽、あるいは安定と飛躍、あるいは対立と距離などいろんな言い方でセンスがある、芸術であるということを噛み砕く。蓮實重彦がやたら難渋に煙に巻いたことをうんと分かりやすくして射程を広げたという感じ。映画や料理を持ち出しての比喩、話の緩急、秘技っぽいものの解体と裏付けに取り上げる理論のほどよさなど、たいそう上手く計算されていて、こんなにすんなり進んでよいのかと逆に疑いを持つほど。まぁしかし「アンチセンスという陰影を帯びてこそ、真にセンスとなる」というのは、尾竹竹坡の面白さと物足りなさを的確に言い表すようでもあり。親切な読書ガイドも参考にするとしよう (original post at )
- エドワード・カウイーの「弦楽四重奏曲第7番」を、クロイツェル四重奏団の演奏で。短く複雑なジグザクだったり長いグリッサンドだったり雪崩うつ下降音型だったりとさまざまな要素が次々登場する目まぐるしい1楽章、鳴き声のような高音ハーモニクスの2楽章、緩急自在の3楽章で西オーストラリアを訪れた印象を描く。「グラウコーピス」はVc、「イカロスに何が起こったとしても?」はVa、「1秒のフィドル」と「コトドリの仲間たち」はVnと、それぞれ手の込んだ味のある独奏曲でSQのメンバーに捧げられている。なかなか面白い。Metier MEX77103 #nml (original post at )
- 明け方は氷点下、昼間も最高で7℃台と本格的に寒くなったので、外出はダウンジャケット、夜は室内暖房がそれぞれ初登場。見事だった銀杏も昨日あたりでほぼ散ってしまった (original post at )
- 海坊主が生まれそうな鳰の湖 (original post at )
- 泉屋博古館東京「オタケ・インパクト」展に行ってきた。尾竹三兄弟=越堂、竹坡、国観の特集で、日本画アナキズムという触れ込みだが、第1~2章は普通の日本画。第3章の竹坡は幾何模様の《銀河宇宙》、赤髪の女たちが舞う《流星》、異形の力《風精》《火精》がモダンだがちょっと行儀よく、あとは第4章の越堂《赤い達磨》、国観《天の岩戸》がまぁまぁ面白かった。続けて大倉集古館「志村ふくみ 100 歳記念 ―《秋霞》から《野の果て》まで―」へ。染織はちょっと苦手でいつもスルーしてしまうのだが、青を基調とした《狩衣〈竜神〉》《月の湖》《鳰の湖II》とりわけ《母衣曼荼羅II》は印象深く目を開かれた感じ (original post at )
- 練馬美「追悼 野見山暁治 野っ原との契約」展(後期)に行ってきた。アトリエから見た山や海、そこから《海坊主誕生》などし、色の上に色を重ねつつ透けて見える表現に行き着く。小型の《夜があける》《遊びにこない》そしてその隣の《遠い空から》に特に見入った。塗り重ねていく筆が渦を巻き雨雲のような塊が広がりなにか語りかけてくる(☞参照) (original post at )
2024-12-12
- ダロン・アリック・ハーゲンの「平家組曲」を、デュオ夢乃の演奏で。琴+Vcで奏者による謡も一部加わる。1~5番まであり最後を除きそれぞれ3曲からなる。1番の冒頭は少し面白い展開があるかと思わせるが、概ね邦楽にVcを加えたという感じでやや拍子抜け。5番は電子楽器も加えて変化を演出するも突き抜けたというところはなかった。Naxos 8.559914 #nml (original post at )
- フリードリヒ・シェンカーの「オーボエ・ソナタ」を、ブルクハルト・グレツナー+ハンスヤコプ・シュテムラーの演奏で。十二音技法や無調や微分音や特殊な倍音奏法などあの手この手を繰り出すサービス精神豊かなソナタで、中間楽章はアングレのゆったりした歌、終楽章は2分15秒にもおよぶロングトーン(循環呼吸?)やグリッサンドの変顔。ヘルムート・エーリンクの「メレンコリア I」はプリペアドPfを伴い打的な部族っぽい要素だったり黄昏たり語りを発したりする5部構成。サラ・ネムツォフの「狼」はヴァージニア・ウルフのWoolfと1931年の小説「波(Waves)」を組合せたWolvesで、蠢くようなプリペアドPf伴奏の上で軟体動物あるいは波のようにゆらゆらするかと思えば荒々しかったり。Klanglogo KL1550 #nml (original post at )
- 森に黄の敷物うかぶ冬白月 (original post at )
- ジャパンサーチの海図アーカイブ、関東大震災映像デジタルアーカイブをRDF化し、SPARQLエンドポイントで公開しました。jpsearch.go.jp/rdf/sparql/easy/?query=SE... 海図の一部は右上/左下の緯度経度で領域が指定されているので、これらをschema:boxで表現し、さらに中心のgeohashをschema:geoMidpointで記述しました(☞参照) (original post at )
2024-12-11
- 冬浜にうつほの琴の震えかな (original post at )
- NYTimesからMet Museum Unveils Design for New Modern Wing メトロポリタン美術館が長い間待たれていた近現代作品のための新しい5階建てウィングを発表した。フリーダ・エスコベドによるデザインは「織る」というメタファーで表され、2030年のオープンを予定している (original post at )
- 伊藤美由紀の「シャトヤンシー」を、エドガルド・エスピノーザの演奏で。ワイルドなVc+電子音響だがベートーベンのPfソナタ32番に触発されているという。トナッリ・R・ナカムラ「ハプティクス」はハーモニクスで皮膚感覚を表現する。ジャン・アンヘルス・ピチャルド「デスフンダシオン」はアルゼンチンの詩人アレハンドラ・ピサルニクからでVcは素朴に電子音響の役割大。アレハンドロ・カルドーナ「鎧をまとった頭で新しい空気を打ち砕く」は11+8+5+4+3というリズムのバスラインを持つオスティナートだというがよく感じ取れない。リッカルド・マッサーリ・スピリティーニ「祭祀」は電子音のリズムに乗るやや安易な3章、オットー・カストロ「愚かな火」は単調なVcに様々な効果の電子音を重ねる。Urtext JBCC359 #nml (original post at )
- 古川日出男「超空洞物語」を読んだ。源氏物語に先立つ本邦初の長編うつほ物語で描かれる清原俊蔭といぬ宮という二本の樹幹とそこを貫く秘琴の挿話を時を遡りペルシアにまで軸を伸ばしながら謎解きをしさらにそれを須磨に寓居する光源氏が自らの琴に重ねかつそのさまを墨画し逆方向に時を進める。それをさらに竹取物語や平家物語や八犬伝を視野に入れつつ現代から語る。不思議な空洞と数のこだわり。メタ物語のさらにメタ (original post at )
2024-12-10
- ルーカス・フォスの「パラダイム」を、ジェリー・カークブライド+チャールズ・ハウプト+マレイケ・フェルベルヌの演奏で。Cl+Vn+Vcということになっているが打類が賑やかに鳴らされ掛け声がかかりナレーション(つぶやき)が入りと雑多な「前衛」音楽。レジャリン・ヒラーの「アルゴリズム」はFl+Cl+Fg+Tp+Vn+Vc+Cb+Hp+打にテープでその名の通り一定のアルゴリズムによって音を決めていく作曲法の初期作品で2つのバージョンを収録。エリオット・シュウォーツ「シグナルズ」はTrb+Cbの即興的な競演で叩いたり叫んだりも。素朴で面白い時代だ。Deutsche Grammophon 00028948647392 #nml (original post at )
- ラッヘンマンの「マイ・メロディーズ」を、マティアス・ヘルマン+バイエルン放送響の演奏で。旋律そのものではなく現象としてのメロディへの作曲法のアプローチを表すタイトルだという。8本Hrの協奏曲というべきもので、豪華絢爛かつ硬軟織り交ぜた多様な音響を味わえる。収録は2023年改訂版の初演時で、6部の全曲の後に聞きどころの抜粋とインタビューが収められている。BR-Klassik 900643 #nml (original post at )
- 白羽根の遠くとどけし冬の和音 (original post at )
2024-12-09
- メシアンの「ハラウィ」を、ラシェル・ヤカール+イヴォンヌ・ロリオの演奏で。なんだか歌詞がしみじみ伝わってくる。クチョワ語のオノマトペなんだ。ロリオのPfはもちろん共感に満ちて鳥の歌が実によい。やや古めの録音ながら音もクリア。Erato 5054197746864 #nml (original post at )
- ジョルジュ・ディディ=ユベルマン/西野路代 訳「「それ」のあったところ」を読んだ。副題に《ビルケナウ》をめぐるゲルハルト・リヒターへの4通の手紙とあるとおり、ゾンターコマンドの4枚の写真から作品が生まれ展示される過程において哲学者が画家に書いた長い手紙。まだ描かれていない白いカンバスを前にした2014年の2通はちょっと観念的でついて行きにくかったが、完成し異なる展覧会を経た2016年の2通は内容が具体的になることもあり言いたいことは分かる。最初は写真をほぼなぞりながらそれを覆い隠す抽象画を上に描くこと、主題/主体(サブジェクト)が下に(sub)横たわる(juctum)ことで写真のアレゴリーとなること。2022年の東近美ではなかなかそこまで読めなかったが(☞参照) (original post at )
- New Focus Recordings:ナタリア・カッパのSopのための作品集はそれなりに面白いのだが何語だか分からない(スペイン語??)。FCR391。カイル・ブルックマンのOb+電子音作品集はクリストファー・バーンズあたりでたらめ過ぎて聞くに絶えず。FCR399 (original post at )
- 冬青空切りとり森のサンドウィッチ (original post at )
- ジョエル=フランソワ・デュランの弦楽四重奏曲第1番を、ミヴォス四重奏団の演奏で。Esの強烈なPizzからDとの間を揺れ動きつつシンプルな長音を微妙な音程で変化させ時折湧き上がるようなフレーズが。同第2番「友の歌」はAに固執する1,2楽章に対してDの3楽章、Gの4,5楽章という構成でより長音の微分音的ずれが強調される。「重量のない静寂」はVn独奏でやはりAのトレモロなどからのずれ、「天使の降臨」はCl+Vnで下降する。「霊、浮遊する霊」はVa+合奏で開放弦、特にDにこだわる。「鏡の国で」はFl+Cl版でずっと寄り添いながら語り合う。「どこでもない国」はエキゾチックな感じの合奏でEsの自然倍音による音列を用いる。Kairos 0022200KAI #nml (original post at )
2024-12-08
- アレックス・ライト/鈴木和博 訳「世界目録をつくろうとした男」を読んだ。ポール・オトレの構想した世界博物館(ムンダネウム)/世界都市やUDCとその周辺のラ・フォンテーヌ、デューイ、Hアンデルセン、Pゲデス、ル・コルビュジエ、HGウェルズらの活動や考えを紹介する。前半の歴史ノンフィクション的なところは知りたいこととは違ってややもどかしい感じもあるが、後半になると世界目録の考え方がかなり掘り下げられていろいろ付箋を挟んだ。これが現在のウェブを先取りしているというのはまぁ頷けるが、セマンティック・ウェブにも言及していてそのあたりはやや微妙なところも (original post at )
- 北風にひかる葉の舞い踊りけり (original post at )
- NYTimesからHow an Orchestra Plays Along With a Live Video Game 風ノ旅ビト(Journey)はプレイヤーの操作に応じて音楽がライブラリから取り出されゲームが進んでいくが、それと同じようにゲームプレイヤーの操作に合わせてオーケストラが演奏するJourney LIVEがBAMで行なわれた (original post at )
- エリザベト・ハルニックの「B. Oulotのために」を、エド・ミチッチ+アンサンブル・ツァイトフルスの演奏で。12楽器のアンサンブルが常に掠れた声で囁くような呟くような。「passim」はSop+弦3でピーター・ウォーターハウスの詩《天の視点》によるつぶやきが歌に変化していく。「すべての星の中で最も美しい」はPf独奏が静かにしかし打楽器的に(ローリー・アンダーソンの歌詞からという)。「grafting II」はAccod、ダルシマー、ツィターを含む10楽器が即興を交えながら。「Bein im Sprun」はB独唱+4女声+Vn~Cbでゲオルク・バゼリッツの否定形を重ねる詩が下降を繰り返す。「誰かが私達を思い出すだろう」は低音の長い音に空虚な声が重なっていく。Kairos 0022026KAI #nml (original post at )
2024-12-07
- 踊りたくなる霜月の並木かな (original post at )
- 早稲田演博「築地小劇場100年―新劇の20世紀―」に行ってきた。充実した資料でなかなか見応えあり、YMAの参考として見るとさらに興味深かった。お隣の国際文学館では「山本容子版画展」でこれも予想以上に充実。フィネス・ウェイクの絵とか懐かしい。キャンパスの銀杏並木が見頃で良い雰囲気(うちの窓から見える銀杏も今がベスト) (original post at )
- 山澤慧「マインドツリー vol.10」をトーキョーコンサーツ・ラボで。テーマ曲がバッハの無伴奏チェロ組曲5番で、公募作の渡邊陸「エクロージョン I」はそのモチーフを使いながらずれていくのだがちょっと無理があるか。望月京「プレ・エコー」も組5の前に演奏するために書かれたというがさすがに手慣れている。続けての組5は良い演奏。高橋宏治「踊りたい気分」は楽しいハーモニクスでガブリエリのリチェルカーレ5番に続く。梅本佑利「キリエ~」はアニメ声が炸裂、佐藤伸輝「VcとElecのための発声練習」は日芸祭での美術科の模索を思い出す。酒井健治「レミニサンス/ポリモノフォニー」も組5を用いた一種の変奏曲だが最後があれでよいのか少々疑問も。いやそれにしてもここまで揃えた演奏会は立派 (original post at )
2024-12-06
- 枯枝を打ちて錦を乱しけり (original post at )
- クルターグの「6つの楽興の時」を、パーカー四重奏団の演奏で。4番目の弦楽四重奏曲になるらしい。奇想曲だったり哀悼曲だったりハーモニクスの実験だったりと変化に富んで凝縮された6楽章で最後は静かな別れ。「小オフィチウム」は“エンドレ・セルヴァンスキを追悼して”との副題で静謐な短い祈りだが4、5、14曲目は急速で激しい。間にはドボルザークの弦楽五重奏曲変ホ長調が置かれる。ECM Records 00028948559855 #nml (original post at )
- 西村朗の弦楽四重奏曲第2番「光の波」を、ロータス弦楽四重奏団の演奏で。鋭い刃が飛んでくるような緊迫感で始まるIとハーモニクスが飛び交い荒々しいリズムでなだれ込むIIの2楽章。三善晃のSQ第3番「黒の星座」は怪しい魔術のようにうねる。矢代秋雄の「弦楽四重奏曲」は哀愁のあるというかところどころ弾けているのに全体としてオーソドックスな印象。細川俊夫「ランドスケープ I」はゆっくりと霞でも流れるような。武満徹「ランドスケープ」も能のような時間感覚の和声的動きで画布を塗っていく感じ。Warner Classics 5054197838361 #nml (original post at )
2024-12-05
- 廻るまわる弓の指したり寒昴 (original post at )
- 山本昌史「無伴奏コントラバスの小宇宙」をオペラシティで。1曲目の一柳慧「空間の生成」はジャーマンボウで豊かな音色かつ細かな音符も良く鳴って出色の出来。ドラックマン「Valentine」はいきなりマレットで叩く奏法から始まり遊び心満載、これ以降はフレンチ弓。平義久「Convergence II」、ダダモ「Ombres portées」はいずれも変則チューニングで自然倍音駆使、ファーニホウ「Trittico per G.S.」は超絶技巧ながら鳴るべき音がしっかりあるがクセナキス「Theraps」は重音グリッサンドが面白いものの響きは今ひとつ。北爪道夫「重力の舞」は委嘱新作で譜面台をぐるりと並べて回転しながら。どれも見事だったが曲の作りのせいかフレンチはどうも音が鳴りきらない感じで1曲目がないと欲求不満だったかも (original post at )
- キム・テジュの「ソナタ・アマービレ」を、ペク・ジュヤン+イリヤ・ラシュコフスキーの演奏で。Vn+Pfがふわりと浮き上がったりくるくる舞ったりはたまたメランコリーだったり、軽妙な洒脱。「パーリ=パーリ!!」はVn+Vcで太極拳のような柔らかい動きがハーモニクスとポルタメントで。「古の無名提琴奏者へのオマージュ」はさらに民謡風要素も聞こえるVnデュオ。「バッハの主題による300+の極小変奏曲」は平均律の主題などがアクロバティックに編み直されて目まぐるしく通り過ぎていく。Universal Classics 00028948560820 #nml (original post at )
2024-12-04
- NYTimesからSouth Korea President Declares Martial Law, Then Backs Down 韓国の尹大統領が破れかぶれとも見える非常戒厳令を宣布するもわずか5時間半で撤回。流血の事態にならなかったのはひとまず良かった。市民が即座に議会前に集まって反対投票をするための議員を支援するという民主主義を守る力は、日本ではどうなのかとか、緊急事態条項の要否やあり方などさまざまなことを考えさせる (original post at )
- くっきりと乾す盃や冬の月 (original post at )
2024-12-03
- 風冴えて群れ立つ鳥の返す弓 (original post at )
- エリッキ=スヴェン・トゥールの「弦楽四重奏曲第2番」を、シグナム四重奏団の演奏で。副題は「ロスト・プレイヤーズ」で密集和音の強奏の合間に繊細な意図を撚り合わせるような上向きのフレーズが力を増していく単一楽章。「蜃気楼」はPf三重奏で神経質なアルペジオに鋭い音が立ち向かい冷たく穏やかなエピソードを挟んで進む。「シナジー」はVn+Vcで密やかな対話が徐々に激しくなる。「光の塔」もPf三重奏で透明なガラス細工のようなロマンで始まりときどきなにか重いものが降ってくる。いずれも音の並びはそれなりに個性的だが素材はオーソドックス。ECM 00028948195411 #nml (original post at )
- 筒井功「日下を、なぜクサカと読むのか」を読んだ。クサ、カサ、コサのつく地名は日が当たらない場所であること、トウゲ、トリは境目に当たることなどを各地を歩き回って確かめ地元の古老に話を聞くというフィールドワークで、古代に用いられていたであろう言葉の意味を推測し、(後世に作られた)説話的語源説ではない地名の由来を見出していく。面白いとは思うが、十数か所に共通点があることをもって他の史料的裏付けなくこうに違いないと結論づけるのはどうなのかなとも感じる。柳田国男を盛んに参照していて、方法論としては同じなのかもしれないが (original post at )
2024-12-02
- ベルント・アロイス・ツィンマーマンの「プレザンス」を、サシュコ・ガヴリーロフ+ジークフリート・パルム+アロイス・コンタルスキーの演奏で。ピアノトリオの各奏者にユビュ王(Pf)、ドン・キホーテ(Vn)、ユリシーズのブルーム(Vc)を割り当てた白いバレエだそうでプロコのPfなどいろいろ引用される。「インテルコムニカツィオーネ」はVc+Pfの“相互コミュニケーション”でそれぞれに二つの異なる次元や時間層を与えたという。低音のゆっくりと歪む重音から動きを増していく8部構成。以前聴いたDG 00028947773573からの抜粋盤。Deutsche Grammophon 00028948647323 #nml(☞参照) (original post at )
- 眩しくもはかなき夢や冬紅葉 (original post at )
- マウリシオ・カーゲルの「マッチ」を、ジークフリート・パルム+クラウス・シュトルク+クリストフ・カスケルの演奏で。2Vc+打で琵琶のような鋭いPizzからギリギリ絞り上げるスルポンやらグリッサンドやらまるで打3台かというようなワイルドで原初的な音の競演。「ルネッサンス楽器のための音楽」はSATBのクルムホルン、ポンマー、コルネット、クラリーノ、ルネサンスTrb、リュート、テオルボ、Vdaブラッチョ、ガンバ、Orgにベルやブラケット類の打という23の楽器を荒々しく剥き出しのままかき鳴らす。Org類がちと異質な感じ。音作りとしてはいささか時代がかっているか。DG 00028948647309 #nml (original post at )
2024-12-01
- ゲオルク・カッツァーの「ラ・メトリあるいは植物人間のノート」を、ベルリン管楽合奏団+ベルント・カスパーの演奏で。木5+Pfで細かい網目のような複雑模様を織りなす。「人間機械論」はラ・メトリーのテキストをナレーターが語りCbや電子楽器がバッハの引用らしきところから分裂的断片を展開したり。「侵食のメカニズムとエージェント」はこのシリーズ初期の電子音楽。「人間の自然」もラ・メトリーのテキストの語りに電子音やテープが絡まりつく。NEOS Music NEOS12332 #nml (original post at )
- 落葉敷きつめてよき間の太鼓かな (original post at )
- 岩田秀行/小池章太郎「役者絵の図像学」を読んだ。芸術作品の浮世絵というより歌舞伎興行に伴う出版物としての位置づけから、実際にどの役者がどの公演で何を演じたものを絵にしたか読み解くためのさまざまな約束事や着眼点を解説する。図版も豊富であり演博データベースの関連もあって興味は尽きない。ただ冒頭の対談を始めやや上から目線で、記述も細部を掘り下げる一方やや単調なので、ついて行くのが疲れる。最後の八犬伝草子のセクションは読み物として辛いのでもっと図鑑的に整理してもよいのかもね (original post at )
- 福士則夫の「夜は紫紺色に明けて」を、テッサ・ブリンクマン+カロリーヌ・ドリュームの演奏で。Fl+Guitで森が眠りから覚める8行詩に応じた8部構成だそうで鳥が舞い踊るような。アンディル・クマロ「Zeuze」の短いFl+Pfを挟見、ブリンクマン自身の曲は多重録音を駆使してバロックFl+プリペアドPf+電子音の「戻ってきた音:そして波は逆巻く」、5種Fl+トンガの「魔物」、AFl+Pfの「水をかきわけて」、Picc+Fl+プリペアドPfの「二度と同じくは現れない」、Piccの「気まぐれなクラクティカス」で何やら魔術的。さらにシリシュ・コルデ「鶴の柔らかさ」も不思議なFl独奏。New Focus Recordings FCR396 #nml (original post at )
2024-11-30
- 半年近くもひっかかっていたT.E.シックの呪縛wからようやく解き放たれて怒涛のNML祭りwww (original post at )
- 松平頼暁の「ピアノのための3章」を、井上郷子の演奏で。神秘的でもあり懐かしさと疎外とが交互に現れるような。「ピアノのための史跡」は冒頭の音列的モチーフからいろいろ展開。「井上郷子のための名簿」は穏やかに始まりつつ掛け声なども。さらに松平頼則の「呂旋法によるピアノのための3つの即興曲」「律旋法~」からRe壱越、la黄鐘、「短歌による二つの前奏曲」「ピアノのための16の小曲」と親子二代の作品群。ALM Records ALCD-133 #nml (original post at )
- Linked Web Storage Working Group www.w3.org/groups/wg/lws Solidをプロトコルを正式な仕様にするWGはLinked Web Storageとして9月に発足。ウェブサービス提供者が利用者にデータの権利を放棄させるというモデルから、異なるサービス間で相互運用可能なような記述のため、LWSプロトコルの標準化を目指す(☞参照) (original post at )
- NYTimesからEveryone’s Going to the Book Bar お酒を味わいながら本も楽しめるというブック・バーを紹介。The Lit. Bar、Book Club Bar、Sullaluna、Liz’s Book Barなど。ブックカフェならぬバーもあるのかと思ったら東京にもいくつかあるらしい (original post at )
- CRDT for RDF Community Group www.w3.org/community/crdt4rdf Conflict-Free Replicated Data Types(競合しない複製データ)という分散処理でローカルでデータを作ってもうまく統合できる仕組みをRDFに適用しようという試み。すでにいくつか存在するのでそれらをコーディネートして行こうというCGが発足 (original post at )
- Re: polymorphic RDF mapping lists.w3.org...semantic-web/2024Sep/0035... JSONをRDFにマッピングする方法という質問に対して、RMLMapperや論文(Declarative RDF graph generation from heterogeneous (semi-)structured dat)を紹介。RMLはKnowledge Graph Construction CGで継続されているらしい(☞参照) (original post at )
- 川上統の組曲「甲殻」を、亀井庸州+竹本聖子+榑谷静香の演奏で。Vn+Vc+Pfのトリオで、テッポウエビとかカブトガニとかミジンコとかの甲殻類の表題がついた短い曲を集めた曲集。第1集~第3集まで各5曲。生き物への愛情ある眼差しというか、軽妙だったりしみじみしていたり、親しみやすいがそれぞれ工夫が凝らされてなかなか楽しい。ALM Records ALCD-124 #nml (original post at )
- ちぎれては夢を描きけり冬の雲 (original post at )
- ベルンハルト・ラングの「ダス・ヒルン」を、サラ・マリア・サン+アンサンブル・プロトン・ベルンの演奏で。Sop独唱+木管4本+Vn+Vc+Hp+Pfでデュレンマットのテキストを用いた不条理小劇のような構成。動画も用いるらしい。「旅行代理店炎上」はSop+Sax+Vc+EG+打+Synthで電子音や録音も用いバロウズのテキストにシェイクスピアやジョイスの断片も交えてをロック・オペラ風に扱う。「DW16.4 - ソングブック I.4」はSopのモノローグ風に始まりSax+EG+打+Synthが加わってディーター・シュパールや自作のテキストで場末の劇場風から時間が伸び縮みするような奇妙な空間まで。Kairos 0022300KAI #nml (original post at )
- トビアス・エドゥアルト・シックの「鋭角的な時代の記憶に」を、ザカリー・シーリー+コンテンポラリー・インサイツの演奏で。Fl+Fg+Vc+Guit+Pfという変わった編成で、タイトル通り鋭角的なPf打音から各楽器が不協和にぶつかり合いながら呼び交わしていく。「緊張の下」はSSax+Vc+Accrdで叫び的な音から孔音や息音が続いた後に微分音的にトリオが重なる。「ペナンブラのカメレオン」はBFl+Cl+Vc+Accrd+打でもやもやした不安な息音から始まり絶叫的切り込みが時折。「打楽器/インテリア」は内部奏法を駆使するPf独奏で「鋭角的~」と共通するテーマを持つ。「3つの色:緑」はAccrd独奏で強弱様々な和音が組み合わされていく。NEOS12327 #nml (original post at )
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