ちょっとしたメモ

Leigh DoddsのFOAF紹介記事

Leigh Doddsが2月4日のxml.comにAn Introduction to FOAFを寄稿しています。コンパクトな概要紹介ながら、重要なポイントが押さえられており、FOAFについて整理するにはちょうどいい記事だと思います。

Leighの記事の内容は、概ね次のようなものです。

  • 人を中心としたメタデータとしてのFOAFそのものの紹介
  • FOAFで人を識別するための方法と収集したデータの統合
  • foaf:knowsとrdfs:seeAlsoによるメタデータの「リンク」
  • FOAFを使った画像のメタデータ
  • FOAFの公開、応用と可能性

特に、InverseFuctionalPropertyを使って個人を識別し、複数のFOAFデータから同じ人についての情報を統合するsmushingという考え方は、FOAF応用アプリケーションをつくる時に見落とされたりするので、再確認しておくといいでしょう。

The FOAF schema defines several inverse functional properties, including foaf:mbox, foaf:mbox_sha1sum, and foaf:homepage; consult the schema documentation for the complete list. An application harvesting FOAF data can, on encountering two resources that have the same values for an inverse functional property, safely merge the description of each and the relations of which they are part. This process, often referred to as "smushing", must be carried out when aggregating FOAF data to ensure that data about different resources is correctly merged.

単に複数のデータを統合するだけだと(信頼のおけない情報源が混じったり、特定のFOAFファイルが更新された時など)具合がよくないこともあります。このため、FOAFを収集するにあたっては、それぞれのデータのソースも記録しておくことが重要だという点についても、注意が喚起されています。

map - genre: foaf. at