ちょっとしたメモ

自分のURIを持とう:バーナーズ=リー推奨版

あらゆる人に当てはまるURIの生成規則というのは、存在しない。しかし、人に関するデータがRDFで記述されていても、URIがないと外部から直接言及することができず、たいへん不便でもある。そこでバーナーズ=リー親分が、Give yourself a URI にてご提言に及んだ。曰く、FOAFのURIを使って、その後ろにイニシャルなどのフラグメント識別子を加えればよいのだ、と。

FOAF文書の中に、自分を表すこのURIを付け加えるのは簡単だ。文書内ではFOAFのURIが基底となるので、foaf:Person要素にrdf:ID属性で識別子を与えるだけでよい。例えば、mkという識別子を使うなら次のような具合だ。

(例)

<foaf:Person rdf:ID="mk">
 <foaf:name>...

Leigh DoddsのFOAF-a-Maticは早速これを採用して、(ただしイニシャルの代わりに'me'という識別子で)FOAF作者にURIを与えるようになった。URI本体と、それにフラグメント識別子を加えたURIは、それぞれ全く別のURIとして機能するので、FOAF文書とその作者が混同される心配もない。

もちろん、urn:pin:などが使えればそれでも構わないわけだが、最も手軽にできる「自分のURI」として、試してみる価値は大いにあるだろう。

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