ちょっとしたメモ

BBCの放送カタログがRDFで

Matt BiddulphがBBC Programme Catalogue is liveでアナウンスしているように、BBCの過去75年分、100万件近いテレビとラジオの放送プログラムのデータベースが検索可能になり、データをRDFとしても取得できるようになった。今のところ検索インターフェイスはHTMLベースだけれども、結果のリソースにはRDFなどのリンクがあり、そこからはrdfs:seeAlsoによって関連情報を辿っていける。

出演者などの人物情報は、FOAFとして表現されている。BBCに出演したあらゆる人のFOAFが一挙に揃ってしまうわけだから、すごい話だ。たとえば、ロジャー・ノリントンを検索すると、出演した番組のリストなどを含んだFOAFFoafExplorerで表示)がある。このFOAFに対してSPARQLでクエリを送れば、たとえばノリントンがBBCでベートーベンに関するどんな番組に出ていたかというリストを得ることができる。



検索結果から映像が見られるというわけではないのだが、これだけの情報がオーガナイズされた形で提供されると、データを見ているだけでも切りがなくなるほど面白い(this is as addictive as Google Earth for anyone interested in UK television and radio.)。このRDFデータには、いろんな可能性がありそうだ。NHKアーカイブスにも60万近い映像情報がデータベース化されているのだから、しょぼいウェブ検索だけではなくて、こういう大盤振る舞いをしてくれると嬉しいな。

genre: rdf. at