ハイドン交響曲第87番の概要

曲の概要

曲名
交響曲第87番 イ長調 Hob.I-87
作曲時期
1785
楽章構成
  1. Vivace
    イ長調 4/4拍子
  2. Adagio
    ニ長調 3/4拍子
  3. Menuet/trio
    イ長調 3/4拍子
  4. Finale, presto
    イ長調 2/2拍子
楽器編成
Fl:1; Ob:2; Fg:2; Hr:2; Str
ノート

第1楽章は、エネルギッシュな第1、戯れるような第2主題ともに8分音符5つによるリズム(86番の終楽章でも用いられた)を用いて構成され、意表をつく強弱と転調で進んでいく。2楽章は静謐な叙情の中に木管のソロと6連譜の動きが彩りを添える。3楽章は躍動するメヌエットとObが伸びやかに歌うトリオ。終楽章は、分散和音と長音符を組み合わせたテーマが奔放に扱われつつ、ところどころフェルマータによる半終止が面白い効果をあげている。

いくつかの演奏=録音情報

演奏者、録音情報と楽章別演奏時間
指揮者演奏CD番号録音年月1234備考
Herbert von KarajanBPODG 419-744-21980-06/097:299:165:454:3227:02
Sigiswald KuijkenO. of the Age of EnlightenmentVirgin 5-61661-21989-05/067:213:694:126:2422:06
Adam FischerAustro-Hungarian Haydn O.Brilliant 99925-2619947:006:424:144:3922:35

※録音年月順 (3 records)

※個人的な関心で手元の資料を中心に調べたデータであり、網羅的な情報ではありません。入力ミスなどによる誤りが含まれる可能性があります。年月(日)はISO-8601スタイルで、1806-10は1806年10月を、1806/10は1806~1810年を示します。演奏時間は、の解釈ほか詳しくは内容に関する説明を参照してください(特に古い録音ではリピートが省略されていること多々がありますが、今のところ区別していません)。