チャイコフスキー交響曲第6番の概要と演奏

曲の概要

曲名
交響曲第6番 ロ短調 "悲愴" op.74
作曲時期
1893
初演
1893-10-16 @ ペテルブルク(新暦では28日)
楽章構成
  1. Adagio-Allegro non troppo
  2. Allegro con grazia
  3. Allegro molto vivace
  4. Finale :Adagio lamentoso
楽器編成
Pi:(1); Fl:3; Ob:2; Cl:2; Fg:2; Hr:4; Tp:2; Tb:3; Tub:1; Timp; Cym; BDr; ドラ; Str
ノート

自筆譜の表紙にあるロシア語のタイトルпатетическая(パテティチェスカヤ)は、辞書的には「情熱的、感情のこもった」という意味を持つ。一方、チャイコフスキーは初演前からこの曲をフランス語の「Pathétique」という名前で呼んでいたという記録がある。どちらのニュアンスが本来意図されたものなのかはよくわからないが、フランス語にも通じていたチャイコフスキーは、両方の意味を込めていたのかも知れない。

終楽章は、自筆譜では最初Andante lamentosoだったものが(指揮者ナプラーブニクによって?)Adagio lamentosoに修正されており、これを改竄と見なす説も登場した。しかし、初演時のプログラムにはAdagio lamentosoと記載されており、1993年に刊行された新批評校訂版でも、この修正はオーセンティックなものであるという立場をとっている。

曲の内容については、ロジャー・ノリントンによる解説を参照。

いくつかの演奏=録音情報

Pf 4h原典版; Live
演奏者、録音情報と楽章別演奏時間
指揮者演奏CD番号録音年月1234備考
Bernard HaitinkRoyal Concertgebouw o.Philips PHCP-60491978-1020:078:378:4511:3649:05
Herbert von KarajanVPO*DG 415-095-21984-0118:198:478:299:4345:18
Mariss JansonsOslo p.o.Chandos CHAN8446198617:527:258:189:4043:15
Leonard BernsteinNew York p.o.DG 419-604-21986-08-1622:328:309:5117:0958:02
-Duo CrommelynckClavas 50-88051988-0716:027:128:547:5240:00
Eliahu InbalRSO FrankfurtDenon COCO-755091991-02-20/2219:588:409:3710:4348:58
Antoni WitPolish Radio s.o.Naxos 8-507002E1993-03-28/04-0118:518:379:1710:4147:26
Vladimir FedoseevMoscow RSOVictor VICC-402001993-06-2017:408:048:159:3743:36
Neeme JarviGothenburg s.o.BIS SACD-13482004-01-23/2416:397:429:089:3443:03
Roger NorringtonSWR StuttgartHänssler 93-1192004-03-10/1217:267:159:2110:2144:23

※録音年月順 (10 records)

※個人的な関心で手元の資料を中心に調べたデータであり、網羅的な情報ではありません。入力ミスなどによる誤りが含まれる可能性があります。年月(日)はISO-8601スタイルで、1806-10は1806年10月を、1806/10は1806~1810年を示します。演奏時間は、の解釈ほか詳しくは内容に関する説明を参照してください(特に古い録音ではリピートが省略されていること多々がありますが、今のところ区別していません)。