吉松隆交響曲第2番の概要と演奏

曲の概要

曲名
交響曲第2番 "地球にて" op.47
作曲時期・場所
1991
初演
1991-05-22 @ 外山雄三指揮東京p.o.
楽章構成
  1. Dirge from the East
  2. Requiem from the West
  3. Canticle from the South
楽器編成
Fl:3; Ob:3; Cl:3; Fg:3; Hr:4; Tp:3; Tb:3; Tub:1; Perc:5; Pf:1; Str
備考
ノート

レクイエムを考えていた。ひとつは死んだ猫たちについての。もうひとつは人間と地球についての。…3つの楽章を持ち、それぞれが<アジア><ヨーロッパ><アフリカ>風のレクィエムの形をしている。

  1. 挽歌...東からの Dirge ... from the East アジア風の旋法と旋律の堆積による挽歌。冒頭のチェロによる悲歌を核にして、様々な歌や祈りや舞踏が通り過ぎてゆく。
  2. 鎮魂歌...西からの Requiem ... from the West ヨーロッパ風の死者のためのミサ曲の形(Introitus,Kyrie,Offertorium,Sanctus,Agnus Dei,Libera Me)をもつ鎮魂歌。
  3. 雅歌...南からの Canticle ... from the South アフリカ風の律動による軽やかな雅歌。延々と繰り返されるリズム細胞の上でアレルヤの歌声が増殖してゆく。

作曲者自身の解説より
なお、のちに「北からの」スケルツォを追加して4楽章に改訂された。

いくつかの演奏=録音情報

演奏者、録音情報と楽章別演奏時間
指揮者演奏CD番号録音年月123備考
Sachio FujiokaBBC p.Chandos CHAN94381995-07-04/0516:198:577:0032:16

※録音年月順 (1 record)

※個人的な関心で手元の資料を中心に調べたデータであり、網羅的な情報ではありません。入力ミスなどによる誤りが含まれる可能性があります。年月(日)はISO-8601スタイルで、1806-10は1806年10月を、1806/10は1806~1810年を示します。演奏時間は、の解釈ほか詳しくは内容に関する説明を参照してください(特に古い録音ではリピートが省略されていること多々がありますが、今のところ区別していません)。