Planet masaka
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2025-04-13
- NYTimesからAn Advance in Brain Research That Was Once Considered Impossible 2016年にスタートしたMICrONSプロジェクトが、マウスの脳細胞1立方ミリの活動と構造を解析し、20万のニューロン他の脳細胞と5億2300万の神経結合のチャート化に成功した。これは画期的な成果だが、マウスの脳全体はその500倍あり、さらに人間の脳はマウスの千倍もある。トランプ政権による資金削減という逆風の中、まだまだ道のりは続く (original post at )
- 熱中を残花の雨に冷しけり (original post at )
2025-04-12
- 角笛の魔法の息に八重桜 (original post at )
- 東響144定期をオペラシティで。ラッヘンマン「マイ・メロディーズ」は8Hrがソリストとしてずらり並び華麗な響きを聞かせるがむしろ息音の風奏がメインでU管を抜いて叩いたりとか、オケも弦奏者が深呼吸の音だとか(見落としたが)Timpを逆さに叩くとか。記憶にある印象とは違ってライブならではの面白さ。マーラー:「子供の魔法の角笛」は歌/オケともに佳演。最後に「花の章」を持ってきて、Tpほか演奏は秀逸だがこれで締められてもなという感じはある (original post at )
2025-04-11
- 暁を離れて夜の桜かな (original post at )
- 板橋区立美術館「エド・イン・ブラック」展に行ってきた。墨江武禅《月下山水図》、与謝蕪村《闇夜漁舟図》、鈴木其一《暁桜夜桜図》などの夜と闇の表現、伊藤若冲《乗興舟》ほかの拓版画、酒井抱一《松風村雨図》などの紅嫌いといった黒を打ち出す江戸絵画を集めた。そういう視点で見るとなるほどと思うが逆に住吉如慶《源氏物語画帖》のように昼と変わらぬ風景に月を加えて夜を表わしているものも展示されタイトルとはずれるがなかなか興味深い。狩野了承《秋草図屏風》を暗い部屋に置いて光量やゆらぎを調整できる照明で浮かび上がらせるという試みも面白かった (original post at )
2025-04-10
- 演奏会前に美術館に寄るのは閉館が1730なので半端だと思っていたが、1620頃に行って一通り見た後で入館終了となる1700に最初に戻ったら、貸切状態でじっくり見ることができた。閉館後に残花を眺めてゆっくり夕飯を食べちょうど文化会館の会場となる。これはよいかも (original post at )
- 春星や降り注ぐ音の螺旋 (original post at )
- 東京春音楽祭「アンサンブル・アンテルコンタンポラン II」を東京文化会館で。よくプログラムを見ないままEICだからと思って行ったのでPf独奏「12のノタシオン」は丁寧な好演だけど調子狂った。「二重の影の対話」はClとライブエレクトロニクスの対話で面白いが「アンシーズ」は昨夜のラストの原曲だそうでまたPf独奏。「アンテーム 2」はVnとライブエレクトロニクスだけどVnを3人で分担して順番に弾いていたのは三方向から音が来るのが狙い?なのかよく分からず。でもまぁみな高水準でよい演奏 (original post at )
- 東京都美術館「ミロ展」に行ってきた。期待以上に良かった。初期絵画は通り過ぎようとしたら《ヤシの木のある家》など精緻だしパリ時代1920年代の「夢の絵画」シリーズや1940年の「星座」シリーズなどは後期の作品より惹かれるほど。ミロはそれなりにいろんなところで見てきたけれど、やはりこうやって時代を追ってじっくり見ると深いところで沁みるものがある。思わず重い図録も購入してしまった。あとでじっくり読む (original post at )
2025-04-09
- 東京春音楽祭「アンサンブル・アンテルコンタンポラン I」を東京文化会館で。M.ジャレル「アソナンス IVb」はHrの超絶技巧でブルブル震える音や声との重音。ブーレーズ「カミングスは詩人である」は16人の混声に小ぶりのアンサンブル、M.ジャレルの新作「常に最後の言葉を持つのは天のようだ」も同数の声にやや大きめの合奏で、特に後者は解像度が高い感じ。ブーレーズ「シュル・アンシーズ」はPf+Hp+打が3組で鋭く音を発しては余韻を拡張していく。解説はPfが核だというがむしろ打の影に沈むような感じでバランスが微妙。40分はちょっと長い (original post at )
- 枝に残るうたの余韻や朧月 (original post at )
- NYTimesからHow Japan Built a 3D-Printed Train Station in 6 Hours 和歌山県有田市の初島駅の駅舎を新しくするのに3Dプリンターで出力した部材にコンクリートを充填して現地で組み立てるという初の試みで要員も時間も大きく削減できたと (original post at )
- ゲオルク・クレールの「ピアノのための日記」を、ティボー・シュリュゲの演奏で。約200曲(No.は500に迫る)で演奏時間4時間半に及ぶという連作で1987年から書き始められ録音時点でまだ継続中だという。そのうち2013年以降のものから23曲を選んでの収録。シェーンベルクの作品25の12音列を42通り並べ替えた504音を用いて作曲するのだそうだ。部分的にバッハやらベートーベンやらはたまたメシアンやらを引用したり参照したりしつつさまざまな形が組み合わされ、全体としては静かで仄かな格調を備えつつなんとなく新しい雰囲気。NEOS12428 #nml (original post at )
2025-04-08
- 三宅香帆「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」を読んだ。去年の夏あたりに評判になっていたので手に取ったのだが、何と言うか、古代日本からの労働と読書の歴史を色んな本からつまみ食いして並べて近頃のよくある社会論につないだだけで見るべき視点も新しさもなし。参考書をたくさんお読みになっているらしきことは推察できるが根拠は孫引きばかりだし用語は自己流定義だしまぁその他もろもろ (original post at )
- 花びらの積もるみち新しい顔 (original post at )
2025-04-07
- 花吹雪にみどりの筆を加えけり (original post at )
- 近藤譲の「合歓」を、佐藤紀雄+アンサンブル・ノマドの演奏で。Fl+Cl/バセットHr+弦5+Pf+打の9楽器による短くcrescする線が絡まり合って操り人形のような奇妙さ。微分音なのか音程が悪いのか分からない。「変奏曲(三脚巴)」は1Vnと2打という違い。「視覚リズム法」はVn+Tub+Pf+スチールドラム+バンジョーで各楽器が1音ずつバラバラに鳴らす音が連なっていく。「ラスターは彼女に帽子を渡し、そして彼とベンは裏庭を横切っていった」は3Marmbで単純な音がいろいろと組み合わされる。「クイックステップと緩やかな終結」は8Vn+3Va+3Vc+Cbの15奏者が隣接しぶつかる音を複雑なリズムでそれぞれ弾きながら徐々に緩やかになっていく。ALM Records ALCD-135 #nml (original post at )
- 佐々木周作+大竹文雄+齋藤智也「行動経済学で「未知のワクチン」に向き合う」を読んだ。新型コロナCOVID19のワクチン接種のために、従来ワクチンに消極的とされていた日本でどう対応し情報発信(ナッジ)すべきかを、非常事態の緊迫した中で研究・議論・実践したドキュメンタリー。漠然と耳にしたことがあった話から初めて知って納得することまで、調査結果と理論の裏付けをもって理解できる。若干同じような話が繰り返されたり研究者向けだったりして途中で飽きることもあるがそれは正確な記録と提言の裏返しでもあり仕方ないかも (original post at )
2025-04-06
- 覚束ぬうぐいすもすぐ一丁前 (original post at )
- サーバーの仕組みに合わせる必要もあってURIの設計を少し変更すると、各ツールの修正が大仕事。こういう変更を見込んで抽象化してあるはずなのだが、いろいろ甘かった :-((☞参照) (original post at )
- NewYorkerからHiding ‘Girl With a Pearl Earring’ From the Nazis 第二次大戦のドイツ侵攻時に、ハーグのマウリッツハイス美術館にあったフェルメール「真珠の耳飾りの少女」をはじめとする美術品を、地下の防空壕、北海沿岸の砂丘に作った保管トンネル、そしてマーストリヒトの洞窟へと移動しながらナチスの手から守った (original post at )
2025-04-05
- 陽に映えて遥か広がる花筵 (original post at )
2025-04-04
- 難しいことも多々あるが、こうやって語らい、一進一退しつつ前に向く。T橋さんとの美術館の話は何かがつながっていく感じ (original post at )
- 赤坂の横棒で飲み春の月 (original post at )
2025-04-03
- 某案件でPleskなる仕組みを使わざるを得ない状況になったのだが、出てくる結果が予想外のことばかりでそのたびに細かな調査と試行錯誤が必要となり消耗している :'( (original post at )
- 嘆き節を笑われて豌豆の花 (original post at )
2025-04-02
- NewYorkerからThe Millennial Exit かつて若者文化の中心だったミレニアム世代が、時が推移してバーに行っても疎んじられ別室の高齢者ラウンジに連れて行かれ、あぁもうあちら側には戻れないんだなと悲しみつつもこちら側も悪くないと考える、ほろ甘苦いエッセイ (original post at )
- 春雨に青い靴そっと踏み出す (original post at )
2025-04-01
- いとうせいこう+ジェイ・ルービン「能十番」を読んだ。初段目から『高砂』、二段目から『忠度』『経政』、三段目から『井筒』『羽衣』、四段目から『邯鄲』『善知鳥』『藤戸』、五段目から『海人』『山姥』を選び原文(詞章)と現代語訳を上下対訳にして各章末に英訳を置く。韻や掛詞を重視した流れるような訳を読みXREAL Oneで舞台動画を観るのを10日続けて豪華な日々だった。巻末に鼎談、対談。英訳はまたあとで読む (original post at )
- 駆けだしに雨降る春の愁いかな (original post at )
2025-03-31
- 電書をタブレットで読むのは目に負担がかかるだろうということで、EInkのBOOX Go Color 7を導入。確かに軽くて目には優しそうだが、カラーEInkだと解像度が低くなってしまい期待したほど文字はクリアでない。Androidなので青空文庫リーダーなどいろいろ使えるのはメリット。設定が予想を裏切る場面がかなりあってまだ試行錯誤中 (original post at )
- ポンポンと弾む椿まわる舞台 (original post at )
- レーラ・アウエルバッハの「パルティータ」を、クリスティン・ベルンシュテッドの演奏で。古風な形式を用いながら主題は超高音から、時おり激しい不協和音を交えるといった趣のVn独奏で原題はPar.ti.ta。「孤独の組曲」も静謐で古風な姿を持ちつつ奇を衒わずにモダンな顔がのぞく。《孤独なVn奏者のためのバレエ》だという。「祈り」はホロコーストへの思い。「記憶よ、語れ」はナボコフ自伝のタイトルでもあり二声の対話が一つの線に収斂していく。Naxos 9.70376 #nml (original post at )
2025-03-30
- 庄野進「聴取の詩学」を読んだ。1991年刊の表題論文はケージ論で4分33秒を手始めに素材が統一的な構造体になる伝統的西洋音楽とは異なる聴き手の創造的な価値創出という考えを打ち出し、偶然性、フルクサスと上演、ミニマルと展開されて、増補版で加わった《枠と出来事》という概念でそれを捉える。さらにケージとの対談、シェーファーのサウンド・スケープ論を批判的に発展させて音環境のデザインや電子時代の音楽論へと発展する。状況的には少し古かったり増補の結果としてやや繰り返しがあったりするものの、逆に言えば早くから現代に通じる視点を一貫して示しているということでもあり、本質の鋭さは今なお (original post at )
- 春鳥ノ落セルモノニ遭遇ス (original post at )
- 福士則夫の「青海波」を、上野信一+フォニックス・レフレクションの演奏で。6打による高低さまざまな音のきらめき。フィボナッチ数列による縦の杭の隙間にトリボナッチ数列による響きのかけらが散りばめなれる。8打の東日本大震災の鎮魂「海を渡る鐘の音」に続く四方の静かな海。「海流」は6打でMrmbが導く。「カップル」は2打で台詞もある。「ていろ」は4人の手拍子。以下ソロで「グラウンド I」「赤道のゼフィルス」「スコール!」。楽しく面白い。ALM Records ALCD-7288-89 #nml (original post at )
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