Planet masaka
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2025-10-04
- 高市早苗が自民党新総裁で初の女性宰相誕生へというのは、さてどういう顔をすればよいのか (original post at )
- 今様に浮世を摺れば秋の顔 (original post at )
- 永井荷風「江戸芸術論」を読んだ。「浮世絵の鑑賞」という総論を出発点に、春信、北斎、歌麿に焦点を合わせつつ欧米人の視点、“山水画と江戸名所”や“江戸演劇”といった素材論、衰頽期の作家論と浮世絵論が並び、最後に狂歌と江戸演劇を論じる。失われつつあった江戸文化への郷愁というのもあるが、鋭い観察に裏打ちされた説明はさすがの切れ味。ここで取り上げられる作品をDAと関連付けてみたい (original post at )
- NYTimesからOpenAI’s Sora Video App Is Jaw-Dropping (for Better and Worse) 先日提供が始まったSora2はプロンプトを与えるだけで驚くほどリアルな動画を生成する。画期的ではあるがフェイク乱発や著作権侵害などが懸念される (original post at )
2025-10-03
- 底抜けの墨字の姿花野道 (original post at )
- 松濤美術館「井上有一の書と戦後グラフィックデザイン」展に行ってきた。具体美術協会周辺とつながる抽象から《愚徹》、そして『花の書帖』を経て《貧》そしてグラフィックデザインとの融合へ。PARCOや西武百貨店のポスターは目にしていたと思うが、こうして改めて見ると見事な調和だ。単なる前衛書展よりずっと立体的になっていて味わい深い。図録の言葉によれば、こうした文字の姿は工夫を重ねて行き詰まったときに底が抜けて現れてくるのだという (original post at )
2025-10-02
- 穴富士や笑北斎秋高し (original post at )
- 東都美「つくるよろこび 生きるためのDIY」展に行ってきた。タイトルに惹かれずスルーのつもりだったがゴッホ展をさっさと切り上げて時間があったので。が、これはとても良かった。最初の若木くるみの版画はガジェットぽく並のがDIYなのかねと思いながら進むと《さいごの版さん》でおい待てとなり改めて丁寧に見直して身の回りの実にさまざまな素材から版画を作り出す遊び心に魅了される。ハンガーで北斎の穴富士とか。ダンヒル&オブライエンは最初うしろから見ていたため訳わからずだったが会場の係の人が隣の久村卓作品とあわせ親切丁寧に説明してくださり面白さを見出す(何と担当学芸員さんだったらしい)。体験型DIYステーションもさっと見て通り過ぎそうになったらファシリテータさんがまた丁寧に案内してくださり楽しめた。たいへん満足:-) (original post at )
- 東都美「ゴッホ展」に行ってきた。“家族がつないだ~”云々の副題からして期待できないだろうとは思っていたが、まぁ案の定で見るべきものは僅か。それでもさすがに自画像のタッチを間近で見られたのは良かった。あとは1886年以降の《グラジオラスとエゾギクを生けた花瓶》《耕された畑》《農家》あたりしっかり描かれているが、これ完成してるの?と思うようなものも。そして今どきのイマーシブ映像ですか (original post at )
- 某所でマイナンバーのオンライン申告→NTTDのマイナPocketを使うように指示されて実行→何度やってもGoogle Playに遷移してやり直し→サポートで1日調べてもらう→VivaldiではなくChromeでやってみてください→成功。ということで、ChromiumではなくChromeを前提とする厄介者がたまにありたいへん困る :( (original post at )
2025-10-01
- 秋陰の凪かき乱す警報音 (original post at )
- TheAtlanticからThe Commander in Chief Is Not Okay 世界中から米軍将校が招集され、ヘグセスの「太った将校は許さない」という演説を聞かされた後にトランプが登場。いつもの調子でデマや陰謀論を延々と繰り返したが、支持者の集会と違って拍手の反応がない聴衆に混乱し、正気を失った罵詈雑言を並べ立てる。米国の文民統制のあらゆる基準に反するこのような最高司令官に、命令を疑問視せず実行するよう訓練されている軍人はどう対応すればよいのか (original post at )
- フランク・ロイド・ライト/上杉隼人 編訳「浮世絵のみかた」を読んだ。最初の方、浮世絵は幾何学で構造があり陰影など用いず平坦な色使いのところが効果的、といったあたりはふむふむだったが、具体例なく概念を並べて西洋画と比較し持ちあげるのでだんだん退屈になり、本人の浮世絵/日本文化愛ばかりが目立つ。2ページ毎に見開きでカラー図版を用い豪華なのだが本文とつながりがなく読みにくいだけ。浮世絵コレクター物語としてはそれなりに興味深いところもあるが (original post at )
2025-09-30
- 山蘭と小さき帽子ならぶ径 (original post at )
- フアン・マヌエル・マレロの「絵画のための四重奏曲」を、クアルテト・オルナティの演奏で。打楽器のように細かく叩く(何を?)導入からスルポン、グリッサンドと動き回る得体の知れぬ2部構成。「不可能の究極の魅力」もうねうねしたグリッサンドから動きが細かく激しくなっていく。「白い羽根の儚い物語」は細い線の旋律がゆっくり動く余白にポツリポツリと点描が。「2つのアメリカ弦楽四重奏曲」は単純な低音モチーフの周りで徐々に展開していくシャコンヌみたいな禁欲的な2曲。NEOS Music NEOS12309 #nml (original post at )
- Protoknowledge Shapes Behaviour of LLMs in Downstream Tasks: Memorization and Generalization with Knowledge Graphs arxiv.org/abs/2505.15501 自然言語の問をSPARQLに変換して知識グラフを利用するにあたり、LLM が語彙的/階層的/位相的な「プロト知識」を内在化しているという仮説を立て、プロンプト設計の違いとあわせて評価タスクを通じて検証し、さらに知識分布に由来する意味的バイアスを明らかにした (original post at )
- Large Language Models (LLMs) as Powerful Generic RDF Clients www.linkedin.com/pulse/large-language-mo... ブラウザのような使いやすいクライアントが無いために利用者にとって敷居が高かったRDFにとってLLMこそが求められていた汎用クライアントになる、と。例えばノートから知識グラフを生成、グラフ視覚化、APIドキュメントの自動生成など。やや大げさ過ぎるが、まぁそういう可能性は十分ある (original post at )
2025-09-29
- 厄介な問題とほぼ半日格闘してなんとか間に合わせた。これだけ手こずったのは久々な気がする。クールダウンしないと (original post at )
- 問答をする間の釣瓶落しかな (original post at )
2025-09-28
- 秋の気やわれらのうちの散華楽 (original post at )
- 練馬美「身体で感じる緑とアート展」に行ってきた。館内展示だけでなく周囲の公園や街ともつながるというコンセプトで、中村萌のInside Usがあちこちに置かれたり、白井晴幸のPanoramaが動画に加えて野外ポスターや壁になったり、渡辺泰幸+さよのインスタレーションに公園で触れることができたり。展示室は廣瀬智央のミントを駆使した《クールダウン練馬》、ガラス壁をステンドグラスのようにする山口啓介の《散華楽》。小規模だけれども気持ちの良い試み。新美術館は延期というのでこの先の状況は複雑だが、こういうフットワーク軽い企画で頑張ってほしい (original post at )
- 須藤功「山と獣」を読んだ。三信遠(三河、信濃、遠江)から始まって北海道から沖縄までの伝承と祭りを、焼畑と稲作、その実りそしてそこに現れる獣との関わりを踏まえて、写真とともに記録する。これを逃したらもう失くなってしまったのではと思われるような民俗が克明に記されていて、それぞれはほぼ淡々とした報告なのだが、こうやって全国の事例が重ねられると幻想的ともいうべき力が漂う (original post at )
- ディディエ・ロテラの「カタルシス」を、アンサンブル・リンクスの演奏で。2Pf+2打+ライブエレクトロニクスで低音ノイズがどろどろうねって破裂するテーマから微分音調律(?)のようなPfが動き回ったりする概ね緩急緩の5つの変奏。「フレグランス」はギシギシとしたSQがかなり攻撃的に行き交う2章。「モガリ(殯)」はFl+Sax+Pf+打+ライブE、崇り、魂の想起、挽歌、遊ぶ、盾伏しといったタイトルで静から混沌まで変化する5章。Kairos 0022044KAI #nml (original post at )
2025-09-27
- コスモスの風の揺ぎに目覚めけり (original post at )
- NewYorkerからThe A.I. Bubble Is Coming for Your Browser 金鉱を掘り当てるよりそれを目指す人々にツルハシやシャベルを売った方が儲けやすいという格言があるが、人工知能はまさにこのツルハシやシャベルの段階にある。つまりAGIを目指すより、GPUやデータセンターや訓練済みモデルへの投資を競っており、真の金脈はまだ見つかっていない。AIを組み込んだブラウザDiaを巡る買収もそのひとつだ (original post at )
2025-09-26
- かんなぎの身に沁む十七絃かな (original post at )
2025-09-25
- KUSO弦の集い。40年ぶりというのもあるが各々新しいことをやっていてよい (original post at )
- 秋の夜に呼吸する素足の大地 (original post at )
- 東現美「日常のコレオ」に行ってきた。やや苦手な社会派タイプが並んで前半は駆け足になったが、その分CAMP《ボンベイは傾く》やジョナタス・デ・アンドラーデ《導かれたゲーム》といった映像やシルパ・グプタのサウンドインスタレーションをゆっくり鑑賞した。コレクション展は基本的に前回と同じだが、いくつか後半で展示替えがあり、淺井裕介の泥絵《素足の大地》の別バージョン(組み替え版)など (original post at )
- 森美術館「藤本壮介の建築:原初・未来・森」に行ってきた。空間をいっぱいに使ってさまざまな模型を展示する《思考の森》では武蔵美の図書館があったり、大屋根リングの模型に意味を改めて考えたり、仙台の複合施設案は夢が広がり未来都市には発送を刺激される。質量ともに充実。関係ないがその前に偶然入った北欧料理Lilla Dalarnaもなかなかよかった (original post at )
2025-09-24
- 秋澄むや音の力よせる賛辞 (original post at )
- 西村朗トリビュート・コンサートをオペラシティで。最初の3ギター「ピパ」はバランスも歯切れもよいがやや単調。十七絃箏+打「覡」はとても生き生きとしている。12Vcの「マナⅠ」は壮観で少し感動。Vc独奏「悲歌」は切々としているがやや重苦しい。SQ「七つの断片と影」は多彩で演奏も見事。6打「ケチャ」は若いエネルギーに涙が出そうになる。奏者の顔ぶれも豪華、沼野に加えて池辺晋一郎までトークがあり、まさに“賛辞”にふさわしい充実した演奏会であった (original post at )
- NYTimesからWorld Leaders Recognize Palestinian State, in a Challenge to U.S. and Israelb 国連総会でついに英仏も加わって150ほどの国がパレスチナを承認したにもかかわらずイスラエルは対抗措置を取ると反発しアメリカも反対したまま。総会では147の多数で2国家共存に向けたニューヨーク宣言も採択されたがどうすれば実を結ぶのか (original post at )
- ジャパンサーチの東京文化財研究所連携データから尾高鮮之助調査撮影記録および和田新調査撮影記録をRDF化し、SPARQLエンドポイントで公開しました。jpsearch.go.jp/rdf/sparql/easy/?query=SE...(☞参照) (original post at )
2025-09-23
- 行間に汝を記す曼珠沙華 (original post at )
- 馬場法子の「ボンボリ」を、アンサンブル・ケーンの演奏で。Fl+Cl+Va+Vc+Guitがひっかくようなグリッサンドや打的な音の緩急で闇にぼんやり浮かび上がる灯りを描く。「非カノン風変奏曲」は-GuitでBWV769の主題(たぶん)が溶けて崩れていく。「音楽の動物図鑑」は逆に+Pf+打でヘビ、カオジロガン、カッコウ、竜の生態らしい。「潮騒」はVn+Vc+Pfで流れ星のような下降グリッサンドから最低音反復の上の喧騒へ。「陶磁の(主人)東屋」はSopを加えマーラーのパロディ的変奏。「9600」はSQで銀河鉄道の夜に、「愛の歌の前」はVc独奏がアポリネールの詩で遊ぶ。どれも特殊奏法の尖った音でユーモアたっぷり。Kairos 0022033KAI #nml (original post at )
- 芝伸太郎+野家啓一編著「精神医学と哲学のあいだ 木村敏が考えたこと」を読んだ。西田幾多郎を軸にハイデガーやフッサール、ヴァイツゼカーらを参照する“臨床哲学”を、アクチュアリティ、フェストゥム、ノエマとノエシス、私と汝の「あいだ」といった鍵概念に沿って7人が解説する。同じ引用がそれぞれに出てきたり重複は多いが、第2章が理論に偏り素通りしてしまったほかは、重要な思考に異なる角度から切り込んで解きほぐすという感じで、なるほどではあった (original post at )
2025-09-22
- 車前や諦めぬ道土俵際 (original post at )
2025-09-21
- 威銃百鬼崩落カタルシス (original post at )
- 二宮敬、串田孫一 編「渡辺一夫 敗戦日記」を読んだ。敗戦の年の東京大空襲直後の3/11から8/18まで、大半をフランス語で綴られた「この国と人間を愛し、この国のありかたを恥じる一人の若い男が、この危機にあってどんな気持ちで生きたか」の記録。空襲の中で読むマルローやロランやラブレー、死んでしまえば楽になるという思いと生きねばならないという気持ちの葛藤、崩れ落ちるべきものが崩れ落ちぬかぎり終わらない=カタルシス。併録はその直後の「続敗戦日記」、串田孫一宛書簡、さらに重なる時期からその後の15の短文。学士なり文化人なりが戦争時にどのような態度で何を表明すべきなのか、あるいは庶民はどうすれば。世の中が何やらきな臭い姿を見せ、またちょうど今朝の日曜美術館で東近美の戦争画展を取り上げていたこともあり、考えてしまう (original post at )
2025-09-20
- 賑いの音もかすかに虫の闇 (original post at )
- TheAtlanticからThis Won’t Stop With Jimmy Kimmel ジミー・キンメルがトーク番組でチャーリー・カーク殺害をMAGAと結びつけるような発言をしたのは大失敗だが、それに対してトランプ政権がABCの放送免許剥奪の脅しをかけるというのも検閲であり言論弾圧だ。カークを批判したりその死を公に悼まなければ解雇されたりという恐るべき事態が実際に生じており、これは単に人気番組が失われたというだけのことではなく、政権批判が許されないという全体主義への道だ (original post at )
- エマニュエル・トッド/大野舞 訳「西洋の敗北」を読んだ。家族形態とか幼児死亡率とか宗教的教育熱といった指標で「国民国家」を評価していく手法には面食らうし、ロシアには領土拡張の意図はなくウクライナのロシア語地域を併合するのは正当でプーチンは的確に戦争を始めたという視点も違和感だらけだが、西欧とアメリカの劣化や経済制裁が中立国を敵に回すなどの見解は一定の説得力がある。かなりのとんでも本だという感想は拭えない一方で、ウクライナの戦争を違う角度から見直すことには確かになる (original post at )
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