Planet masaka
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2026-10-23
- 見えぬ手もなお弓で射よ後の月 (original post at )
- TOP「ふたたびくみたてる 日本の新進作家 vol. 23」に行ってきた。野村在《バイオフォトンはかくも輝く》シリーズはガラスにUV硬化型インクジェットで透明感のある模様、どこがで見たことあるような気もするが不確か。苅部太郎《あの海に見える岩を、弓で射よ》シリーズは画像生成AIを利用したというが一見油絵風でもあり。それぞれ視覚的には面白い。藤倉麻子、橋本麦はいずれも映像でいまいちよく分からず。「デュエット―アジアン・コンテンポラリー」ジャン・ポンイー《Dark Addiction》は蛍の光をフィルムに直接記録するという、これも見たことある感じ。あとは村越としや、ワン・トゥオ、スイ・タカ、ルオ・ヤン、fumiko imanoでいまいち響くところなく早々に退出 (original post at )
2026-10-22
- 光曲げ月のかけらを並べけり (original post at )
- 東現美「多田美波―光、凛と ゆれる」に行ってきた。変電所、炭鉱などの絵画から始まって周波数シリーズの破いたような造形そしてアルミ蒸着のアクリルと進化してゆき、滑らかかつシャープな幾何学的美しさを生み出す。光造形は光而不耀なのだそうだ。野外展示も多いためアルミ表面が傷んでいる作品もあるが、それも存在のひとつなのだろう。東近美「アンチ・アクション」のような多数の作家の中の一人ではなくこうして集中して見てこそいろいろよく分かる。MOTコレクション「いつかの光を今みている」は吉田博の新版画から篠原有司男の蛍光塗料、松本陽子や関根直子のモノクローム、土屋公雄の時の記憶など。これはまた来る (original post at )
2026-10-21
- 枝伐りめ嘆きで秋の嵐呼ぶ (original post at )
- 都心で30℃を超え、2024年の記録を更新して最も遅い真夏日になったと。そしてやたら風が強い。雲が流れて月はきれいだ (original post at )
- TheAtlanticからFrance Will Never Be Enough for the People Desecrating It 大変なことになっているフランスの暴動は、高校生たちが学校への資金不足に対する抗議のデモをはじめたところから極左活動家やバンリューの若者グループが乗っ取るようにして拡大、一部が暴徒化し、多数の負傷者と夜間外出禁止令にまで至った。社会が平等になるほど残る不平等がより耐え難くなるというのがトクヴィルのパラドックスであり、これらの暴徒は声なき人々の言葉を代弁するのではなく、集団的な国民生活という概念そのものに反旗を翻すニヒリストなのだ。しかし対応を誤れば封じ込めを公約している極右に政権を渡すことになるだろう (original post at )
2026-10-20
- 袖丈に煩いてはや秋土用 (original post at )
- 岡崎乾二郎「芸術の設計」を読んだ。芸術の表現形式をジャンルごとの“ノーテーション”として表すことで、それぞれの特性と芸術全体に共通するものを見出そうということで、建築、音楽、ダンス、美術の4分野について記述方法から技術を分析する。設計図、楽譜はすぐ想像がつくが、ダンスにはベネシュ・システムなどの舞踊譜があったり、美術の場合は作品自体がノーテーションだという。楽譜だって五線譜に至るにはネウマなどもあるし現代では図形楽譜もある。というあたりはまずまず面白く技術カタログ的にもよく整理されているのだが、各分野の代表的アプリケーションソフトを使えばその技法=ノーテーションを誰でも(チープに)作り出せるという話から入っていくあたり若干鼻白むが、各論は岡崎自身ではなく研究会が「集団で記述」したそうで、そんなものかも知れない (original post at )
2026-10-19
- 楽興の弓となりけりはた薄 (original post at )
- ジュリアードSQ演奏会を武蔵野市民文化会館で。ラヴェル弦楽四重奏曲は最初音がこもった感じでVn1の音程も微妙なところがあってこれはまずいかと心配したものの、第2楽章から俄然調子が出て快演。Pizzも明瞭に響く。クルターグ「6つの楽興の時」はハーモニクス尽くしも金属ミュートの弱音もばっちり決まって夢の世界。バルトークのSQ第4番は猛烈な勢いですごい迫力の音がバンバン飛んでくる。5列22番やや斜めながらバランスもまずまず(下手の方がVcもっとよく聞こえたかもだが上手でも充分)。大拍手喝采。この力演で誰も弓の毛を切らないのもすごいと思っていたら、アンコールのドボルザークで2nd氏が切っていたw (original post at )
2026-10-18
- ひと筋と念じて蹴れば秋高し (original post at )
2026-10-17
- 色鳥に呼ばれて朝の背伸びかな (original post at )
- NYTimesからJapan’s Leader Says She Loses Hours to Makeup and Chores. Opinions Abound. 首相の国会拘束時間に関し朝の化粧などの準備に「男性の総理大臣よりは3、4時間、余分に時間を使っている」と述べたことを巡り、日本における女性の「身だしなみ」を紹介した上で賛否両方の反応があると。G7の欠席理由を回線準備事業者のせいにするのと同じラインのように聞こえるが (original post at )
2026-10-16
- かがやきを吸い込んで翔ぶ秋の蝶 (original post at )
- ジャパンサーチの「東海国立大学機構学術デジタルアーカイブ」および「福岡市の文化財データベース」をRDF化し、SPARQLエンドポイントで公開しました。 jpsearch.go.jp/rdf/sparql/easy/?query=SE... RDF化済データセットは242、約16億トリプルとなりました(☞参照) (original post at )
- ポーラ・アネックス「あさみ+名和晃平Invisible Garden」に行ってきた。清川が色とりどりの刺繍を施したカンバスの上に名和が透明な“セル”を並べて覆うという共作で幅9メートルの《PixCell-Our New World》など。続けて京橋~八重洲で開催される写真フェスティバル「T3」へ。メイン企画展でのルーカス・フォグリアの山岳地帯をとぶ蝶とか《ゼンブラ沖を通過する商船》など注目作品や、サテライトで「写真と想像力:上原沙也加&鈴木のぞみ」「アントニー・ケアンズ + ピータン 拡張する現代写真」など個性的なのもあったが、各所バラバラの展示で屋外だったりするので落ち着いて鑑賞できなかったりそもそもどこにあるのかよく分からなかったり (original post at )
2026-10-15
- 谷島貫太「アテンション資本論」を読んだ。インプレッション稼ぎとかインフルエンサーとかのアテンション(以下A)至上主義の時代に、ゴールドハーバーのA=通貨論、スマイスやミーハンのA商品論などからマスメディア時代のAの推移を経てフランクの資本としてのA論に至る。さらにAをめぐる権力のマスメディアからプラットフォームへの移動とか、Aを得られなければそもそも社会に存在しないというA存在論、そしてA資本が未来予測ということを考えるハビトゥスまで。Aの集中が自己増殖するというのは分からないでもないが、カーネマンのA有限論を踏まえると、それは資本ではなくそれに比される何かにとっての労働的なものなのでは。興味深く読んだが中間のメディア経済史がビジネススクールみたいで違う切込みが欲しかったかも (original post at )
- 目じり下げ色付く柿を数えけり (original post at )
2026-10-14
- 眉月が凛とたたずむ元気出す (original post at )
- NYTimesからRansomware Attacks Have Swept Japan. A.I. May Be Making Them Easier. 最近自治体クラウドからオンラインサービスまで片っ端から攻撃を受けてデータが流出している件について。日本は技術の早期導入国であるにもかかわらずセキュリティのインフラは未発達で世界でも最低ランクとされており、これまで日本語の壁である程度守られていたのがAIによってそれも乗り越えられ、かなり危機的な状況になっている (original post at )
2026-10-13
- 昨日まで確かに鳴いていた森の蝉が今日は聞こえなかったな (original post at )
- 銀杏の香ばしき笑う他なし (original post at )
2026-10-12
- 曙の二度寝をくすぐる鵯 (original post at )
- アリストテレス/三浦洋 訳「詩学」を読んだ。芸術活動はすべて模倣(ミメーシス)であり、その中でも人間の行為を模倣するストーリー(ミュートス)をどのように組み立てるかを、リズム・言葉・音階の3素材、優れた/劣った人物という対象、叙述と上演という方式の点から分析し、さらに悲劇はストーリーが観劇者に生じさせる哀れみと恐れを通じカタルシスを成し遂げると説く。この中で「歴史家は実際に起こった出来事をを語り、詩人は起こるであろうような出来事を語る」とか逆転や再認(岡﨑乾二郎では事後的な発見)をもつストーリーなどのしばしば引用される要素が、がっしりと組み上げられていく。アルトーと真反対の「文学主義」ではあるがやはりこれを読まずしては。本文に匹敵する長文の解説も、カタルシスの解釈から近現代への影響まで詳細に述べて有益 (original post at )
2026-10-11
- アルトー「演劇とその分身」を読んだ。台本=書かれた/話されるテキスト=作者の優位や心理的演劇を断ち切り、オブジェや人間の身体やそれを象徴する象形文字による言語あるいは演出によって表現する演劇。その困難な演劇を「残酷な演劇」と呼んでそのためのテーマ、演出、スペクタクル、照明などについていろいろな角度で語ったり手紙を書いたり。冒頭ではペストと演劇を並べる異様な文やファン・ライデンの「ロトとその娘たち」を取り上げて言葉の無力さと演劇を論じたりして挑発的だが、後半同じテーマの文章が連続するのでやや冗長に。まぁそれにしても文学的演劇=戯曲と真っ向からぶつかるアングラ演劇の祖はこう語ったということだ (original post at )
- 揺り籠の笑い零れて金木犀 (original post at )
- 高階秀爾「日本近代美術史論」を読んだ。明治時代に日本の絵画の「近代化」を担った高橋由一、黒田清輝、青木繁、狩野芳崖、フェノロサ、岡倉天心、横山大観、菱田春草、富岡鉄斎、藤島武二、山本芳翠の11名について時代の問題を含めて深く掘り下げる。50年を経ても古びない分析と洞察は、当時の絵だけでなく現代の美術も含めて見る時の基本に据えられるもの。さすがの名著 (original post at )
2026-10-10
- 岡﨑乾二郎「芸術の発見」を読んだ。お好み焼きについてのAIとの対話から量子的重ね合わせ、マラルメのバレエ論、リウィア邸壁画、ソクラテスの問答と飛び移りながら1.情報の相互関連性、2.情報の不完全性、3.推論の暫定性、4.体系的整合性、5.応答の必然性というAIの5公理を導き、アリストテレスの詩学、ベートーベンからパルジファルそしてビートルズのA day in the lifeへと移動しながら、演繹的な順進行ではなく遡って認識することが(芸術の)発見だということをいろんな角度から示す。確かに、あっそうか、というのは遡っての発見だ。そしてそれを予感しそこへの往還を可能にするものをエートスと呼ぶ。今まで読んだどんなAI論よりも深いところをつかんでいるという気がする (original post at )
- 銀色のラッパに出会う展覧会 (original post at )
- シティフィル387定期をオペラシティで。指揮は高関健。武満徹「夢の時」は例によって重心の高い浮遊する音楽だがやや解像度が低い感じ。プロコフィエフ「ピアノ協奏曲第2番」はロシア音楽みたいに始まり途中からいろいろ曲想が変化する。オケは俄然よく鳴る。独奏の奥井紫麻は見事な技を披露してffでも埋もれないし細部もよく聞こえる。最後の「展覧会の絵」は名曲プロみたいで期待してなかったがこれがたいそう良く、Tpソロ明瞭、弦のアーティキュレーションも語りかけるよう、最後も勿体つけずさらりとしたテンポで弛緩しない。ちょっとブラボーだ。あとこの曲は生で聴くとラヴェルの編曲の妙がよく分かり楽しい。3F1列27番はバランスよくベースもしっかり聞こえて正解 (original post at )
2026-10-09
- 秋晴れを切り取りまだ緑映える (original post at )
- 東近美「MOMATコレクション」に行ってきた。婦人画報とのコラボだという第1室では丸木位里《臥龍梅》が異様な迫力。岸田劉生《壺の上に林檎が載って在る》は初めて見たが存在感。第5室「1920–30年代の美術」では今西中通《静物》が緑基調のキュビズム風、3Fでは東山魁夷《映象》《冬華》平川敏夫《樹炎》がいろんな樹を。2Fでは秋岡美帆《ながれ》佐川晃司《半面性の樹塊No.16》山沢栄子《What I am doing》が緑で印象的。小林孝亘《Water Fountain》もシンプルながら気になる。小企画「あみ・ど・ぱり」では東郷青児《サルタンバンク》板倉鼎《休む赤衣の女》毛利眞美《裸婦(B)》に注目。しばらくは企画展パスでコレクション展のみでいい感じ (original post at )
2026-10-08
- 今村信隆「「お静かに!」の文化史」を読んだ。美術館では静かに作品とじっくり向かい合うべきvsもっと賑やかに感想を語り合いながら楽しんで良いという主張について、それぞれの根拠/歴史的背景を図書館や音楽から権力論まで視野に入れても文献を渉猟・整理していく。もとより時と場合による話であり、本書もどちらかに肩入れするわけではなく最後はデューイの芸術とは作品そのものではなくその働き=コミュニケーションというところに着地する。音楽鑑賞に関するJ.H.ジョンソンやJ.アタリの引用、ガラスケースの役割など興味深いし、終盤にミュージアム・アクセス/エイブル・アートに言及するあたりいい線いくのだが、どしても理屈の紹介に戻ってしまいやや退屈。それが本書の目指すところで広い目配りと掘り下げは学術的にも真っ当なんだろうけれど (original post at )
- 秋の陽に沁みる背中のことばかな (original post at )
- 是枝裕和「ルックバック」を観てきた。藤本タツキ作漫画の実写版でセリフまで含め原作にかなり忠実な作り。対照的な二人が出会い共に歩み別離するというのは分かりやすいストーリーで、その後のやや唐突な悲劇とそうでなかった可能性のパラレルワールドも並行したり交錯したりする訳ではなく最後に回想的に置かれ(だからルックバックなのかと思った)、そう手の込んだ筋書きではない。が、最初の出会いは胸を打つし、繰り返し映される絵を描く背中(ゆえにこの題名と後で理解)と表に返っての表情との対比は雄弁。そして舞台となる自然をはじめ映像の美しさは見事で、特に子ども時代は二人の姿とともに印象深い。ギターを多用した坂東祐大の音楽もうまくはまっている (original post at )
2026-10-07
- SVGの幕開けまで作り披露したけれどけっこう受け止めがクールなのでなんだかなぁと(☞参照) (original post at )
- 冷やひやの宇宙くだもの観測器 (original post at )
- NYTimesからIn This Painter’s Seductive World, the Past and Present Meet パキスタン出身のNYの画家サルマン・トゥールの個展がロンドンで開かれている。単独で、あるいは群れをなし柔らかくうねって描かれた人物たちは、その外見の裏に物語を秘めたクィアな移民であるのだと (original post at )
2026-10-06
- 竜胆や空からギター弾く乙女 (original post at )
2026-10-05
- 虫の音が呼ばう緑の異星人 (original post at )
2026-10-04
- 岸本尚毅「俳句一問一答」を読んだ。新たに文庫本になったのを書評欄で進めていたので借りてきたが読む必要なかった。虚子を中心とした例句は豊富だが別に発見することもなく眠かった (original post at )
- 笛太鼓ゆく窓際に菊日和 (original post at )
- 昨日の晴れで連続降水37日がやっと終り、今日も良い天気で週末雨なしは5月末以来だと。また台風27号がやって来るが予報では東にそれていきそう。ようやく秋空が (original post at )
- NYTimesからChina Has Never Felt This Angry to Me 習近平の近代化推進の自信にも関わらず中国内部では経済は低迷しネットでの個人情報暴露やエリート攻撃、男女間の軋轢などが増え、雰囲気は暗さを増しているという北京のフリーライターによる記事 (original post at )
2026-10-03
- のっとりと弓張月の歌う悦 (original post at )
- 都響1052定期を芸劇で。指揮はジョナサン・ノット。1曲目フィンガルは普通に地味。2曲目ブルッフのスコットランド幻想曲はVn辻彩奈で最初やや不安定なところもあったが半ばから快調で音もしっかり届く。一方Hpも独奏扱いながら全く聞こえず。そもそも曲が眠い。後半ストラヴィンスキー「葬送の歌」は珍しい曲で各パートしっかり出ていたが最後はイ短調。スクリャービン「法悦の詩」は退屈するかと思いきや実演だとなかなか盛り上がって楽しめた。2階J39今日はそれなりにCb聞こえたがもっと鳴るはず。月末に3F席試してみようか迷い中 (original post at )
2026-10-02
- 掛け声も黄色にまじる体育祭 (original post at )
2026-10-01
- 秋薔薇や磨りガラスに滲む異界 (original post at )
- 練馬美術館「若林奮-Run and Rest-|寺田真由美-不在の存在-」に行ってきた。寺田は磨りガラスの一部が開いて花が写ったりその向こうに白い椅子があったりしてなかなか想像力を刺激する。AIカメラがピント合わせに苦労していて笑った。若林は鉄でV字型の谷のような造形の表題作を中心に鉛筆のドローイングなどが囲む。対象的にダイナミックな空間。アーツ中村橋も開催されていて、ロビーでは大小島真木の「シシルイルイ」が鉋屑を集めたような屋根の天井裏に火の中で小人たちが踊るような絵が描かれ床の鏡に映る。けっこう深い (original post at )
2026-09-30
- およそ8年ぶりにIIIF/AVを使うために、あれこれ思い出そうと過去の記録を調べたりツールに手を入れてみたり。大きな破綻なく動きそうなので、これから調整する (original post at )
- コスモスの花びらごとに音合わせ (original post at )
- NYTimesからA Knockout Show Resets the Record With ‘Krasner and Pollock’ メトロポリタン美術館で開幕する大型展覧会「クラズナーとポロック:過去進行形」は、ジャクソン・ポロックとその妻リー・クラズナー、特に後者に焦点を当て、二人の出会いとそれによって作品がどのように変化したかを辿る。活発だったクラスナーは酒浸りのポロックを支える一方でその影に隠れてしまう。しかしポロックもドリップ技法を追求し尽くすと苦境に陥り、またアルコールに浸って交通事故で世を去ってしまう。その後クラズナーは個展が高い評価を受け着実な作品を作るも、これまで過小評価されてきた (original post at )
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