Planet masaka
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2024-07-24
- 東近美「MOMATコレクション」に行ってきた。昼のゲリラ豪雨で出遅れたものの今日はこれだけなのでゆったり。どれも見ごたえあるが、村山知義「あるユダヤ人の少女像」、岡本唐貴「制作」、長谷川利行「カフェ・パウリスタ」、杉全直「キッコウに憑かれて(A)」、田中田鶴子「無II」、坂田一男「コンポジション」、上條陽子「玄黄(兆)」、長谷川三郎「漁村にて」、恩地孝四郎「たよりない希望」など。辰野登恵子は「94-6」は分かりやすい。素朴なんだけれど金山康喜「アイロンのある静物」の夕陽を受けて輝く瓶が印象的。あとプレイバック「日米抽象美術展」は興味深い企画で資料も充実していた (original post at )
- アイロンのよこ夕焼が映る瓶 (original post at )
2024-07-23
- 晩鐘に鴉と蝉の返辞かな (original post at )
2024-07-22
- 豪雨去り静かに夏の月丸く (original post at )
2024-07-21
- 耳澄まし緑陰の声と語らう (original post at )
2024-07-20
- 雷鳴のあつき舞台を廻しけり (original post at )
- NYTimesからThese Sculptures Changed What Art Could Be, Then Changed Themselves ポスト・ミニマリストの彫刻家エヴァ・ヘスの作品が5つの機関からマンハッタンのハウザー&ワースに集まり、展示されている。規則でごつごつして「不気味」であるように作られたものは、作者の没後50年以上を経て素材が収縮し黄ばんでほとんど異なるものになっているが、その姿は以前にもまして魅力的だ。彼女の作品が展示できるのはこれが最後かもしれないが、それは人間と同じように朽ち果てていくことを知りながら作られたものなのだ (original post at )
- 寺山修司「ひとりぼっちのあなたに」を読んだ。青春作品集の3番目。海の話から山田太一との若き日のやり取り、映子の話などのセンチメンタル・ジャーニー、ギリシャ神話に託した話、ネルソン・オルグレンについて。なぜこれを読もうとしたのだったか、忘れてしまった (original post at )
- 石垣りん「詩の中の風景」を読んだ。さまざまな詩を取り上げて読み解く、というかその詩の印象や読んだときの状況など。5年にわたって雑誌に連載されたもので、最初の方は対象となる詩に比べて読解が覚束ない感じもあったが徐々に慣れてきたのか自由でしっくり来る文章に。杉山平一の「退屈」とか伊藤桂一の「風景」とか (original post at )
2024-07-19
- 夏空の時を区切る水平線 (original post at )
- TOP「見ることの重奏」コレクション展に行ってきた。アジェ、ケルテス、アボット、マン・レイらの殿堂入り作品からチェン・ウェイまで。寺田真由美のカーテンや、奈良原一高の〈デュシャン/大ガラス〉、杉浦邦恵の〈ボタニスク〉、山崎博の〈水平線採集〉各シリーズは特に興味深い。さらに「WONDER Mt.FUJI」展は18人の写真家が富士山そのものというよりそこから感じ取る何かを表現しているらしく、緑の光だったり白装束の人々だったり膨大な富士山スナップのコラージュによる大富士山だったり。なかなか不思議な面白さだった (original post at )
- 22年間担当してきた授業が今日で最後。感慨深い。今年度の金曜は雨が多かったが最終日は晴れ :-) (original post at )
2024-07-18
- 梅雨明やカメラのまわる麹町 (original post at )
- 某動画の撮影で麹町。昔話からこれからの期待まで。RDFという名前を初めて提案したのがRSwickの1997-07-01のメールとか、その起源としてのPICSとかMCFとか、誰かが語り伝えねば (original post at )
- 梅雨明けだそうだ。1ヶ月弱なのでかなり短い梅雨か。さすがに暑い(☞参照) (original post at )
2024-07-17
- 山鉾の彼方にのぞむ緑かな (original post at )
2024-07-16
- 雨の木に宵山の灯をさがしけり (original post at )
- NYTimesからDonald Trump, Man of Destiny 一発の銃弾がアメリカの政治を奈落の底に突き落とすなどとは言えない、という考えは、土曜日にトランプがすんでのところで銃殺をかわした事件を目の当たりにして揺らいでしまう。トランプは、ヘーゲルの言う、世界精神の意思という大問題に自らの目的が関わるような運命の人物だといいたくなる。かつてアメリカは保守ならレーガンに、リベラルならオバマにヘーゲル的希望を託したが、カリスマながら信念はなく変幻自在のポピュリストは政治的対立のカオスを乗り越え力と腐敗が交錯する時代の陰を象徴する。彼を打ち負かすには、考えていた以上のことをしなければならない (original post at )
2024-07-15
- 川に向ける弓の響きや夏の暮 (original post at )
- ラインは3回目だけれどどの感想も手が疲れると書いてるな。音符の数が多いので押さえる力だけでなく全力疾走のような体力が要るが、どの音も面白く楽しい。しかしせっかくの曲をなんとも格好悪く締めくくるのは勘弁してほしかった。前プロも同じ調だがこちらは疲れるだけ。ワグナーはさすがに良く鳴る(最後のテンポはともかく)。たいそう疲れたが一人打ち上げの味は悪くない🍻 (original post at )
Baba-kan concert Schumann, Wagner and more (at )
2024-07-14
- 夏藤を仰げば雲に羅漢かな (original post at )
2024-07-13
- NYTimesからAt This Photography Festival, the Camera Points Below the Surface 今年のアルル国際写真祭は「地表の下」をテーマに開催され、ソフィ・カルの「与えず投げ捨てず」展は地下窟を会場として「盲人」シリーズを展示する。ほかメアリー・エレン・マークの回顧展、スペインのクリスティーナ・デ・ミデル、日本から川内倫子、浦口楠一など (original post at )
- 笛の音を風に追いけり青葡萄 (original post at )
- 上野修「スピノザ考」を読んだ。エチカにおいて“実体の本質を構成すると知性が認知するもの”が属性と定義される。おお記述論理の元祖かと思いきや、属性の違う実体は共通点がなく属性が同じ実体が二つ存在することはできない、それゆえ実体はそれ自身で存在し無限に多くの属性を持つ、すなわちそれは神(自然)であり、われわれ自身はその中においてある様態なのであると。デカルト、ホッブズ、ライプニッツなどとスピノザの関係が論じられるが、基本はここにあるらしい。いや「政治論」はそれとは違う次元のようで、ネグリのマルチチュードに対してスピノザの群衆がもつ力能が統治の本質を定義する自然的原因だと。明快でわかりやすく書かれている。ただなかなか疲れる (original post at )
2024-07-12
- 雨の字の滴りや広がっていく (original post at )
- 上野の森美術館「石川九楊大全」展に行ってきた。2回目は後半の状況篇。「エロイエロイラマサバクタニ」を中心とする重く激しい作品は消化しきれない。「はぐれ鳥とべ」連作は左手で書いたり目隠ししたりと試行錯誤期だそうだ。戦後詩とかドストエフスキーは古典編とも通じる図形楽譜風。911などの事件を題材にしたのもその延長に見える。圧巻は河東碧梧桐109句選で言葉が喚起する情景が文字の形や配置になって表現される。滴り語りかけるような雨の字など(☞参照) (original post at )
2024-07-11
- 雫踏む素足に草の茂りかな (original post at )
2024-07-10
- 黒南風やすわ波乗りと散る木の葉 (original post at )
- NYTimesからWhat Just Happened in France Is Astounding 欧州議会選で極右勢力が躍進しマクロン大統領が急遽実施したフランスの総選挙は、第1回投票で国民連合が33%の支持を得て首位に立ち政権獲得かと思われたが、与党連合とNFPの選挙協力により封じ込められた。もっとも選挙前にマクロンはNFPを極左と呼んで攻撃しており、この先も難題は続く。それでもこういう現実的な選挙戦術ができるあたり、日本の某政党も見習うところが多かろう (original post at )
2024-07-09
- 梅雨雲に通せんぼする二人かな (original post at )
2024-07-08
- 都知事選の結果はいろいろ考えるべきことがあるが、やはり単純な思い込みではなく複数の意見を聞いて多面的に見ることが重要だなと改めて (original post at )
- 哲人の抜きつ抜かれつ黒揚羽 (original post at )
2024-07-07
- 初蝉の覚束なさの宝かな (original post at )
- 蝉がジーと鳴いている。そういえば木曜から森に行っておらず、既に鳴いていたかも。お、ミンミンゼミも少し (original post at )
2024-07-06
- NYTimesからThe Composer Who Changed Opera With ‘a Beautiful Simplicity’ エクス=アン=プロヴァンス音楽祭でエマニュエル・アイム+コンセール・ダストレがグルックの「アウリスのイフィゲニア」と「タウリスのイフィゲニア」を連続上演するというので、オペラ改革者としてのグルックが肥大していた曲と歌唱から贅肉を削ぎ落とし、物語に柔軟に反応し、ワーグナーを先取りするような長いシーンの緊張を高めていく音楽を作り出したと。しかし「アウリス」と「タウリス」は冠詞/読みの違いだと思いこんでいたが、別の曲なんだね (original post at )
- 乱劇の余韻残して梅雨の雷 (original post at )
2024-07-05
- 梅雨晴の運河に風の鐘撞けり (original post at )
- 昨日に続いて最高気温35.6℃の猛暑日で、今日はずっと晴れていただけに余計暑い。運河を渡る橋も強い日差しでたまらんのだけれど風のある景色に少しほっとする。S社のお台場オフィスにもン十年ぶりで訪問し、Yサロンを拝見してきた (original post at )
- WHAT M「感覚する構造‐法隆寺から宇宙まで」展に行ってきた。五重塔からエムウェーブ、円相に至るさまざまな木造建築の模型から平岩良之「称名寺の鐘撞堂」や下田悠太「膜テンセグリティパビリオン」などの次世代の構造家、さらに並行カメラとか月面探索に向けた滞在モジュールなど。その前にテラダACIIで「ライゾマティクス」展。自作のAI画像生成モデルの学習に使った画像データの絵巻、生成した画像、生成過程の視覚化映像など。販売するのが画像ではなくそのAIモデルデータだというのはなかなか面白い (original post at )
2024-07-04
- 参道に忘れた夢や花茗荷 (original post at )
- ワタリウム「梅津庸一|エキシビション メーカー」展に行ってきた。個展かと思っていたらそうではなく、知られざるコレクションを軸として梅津が「展覧会をつくる」のだと。梅津作品の他に瀧口修造、桂ゆき、駒井哲郎などお馴染みのところから梅沢和木、息継ぎ、辻元子など新しいところまで44名。展示の壁まで含めて「つくる」という。さらにファーガス・マカフリーで「アンゼルム・キーファーOpus Magnum」。ツェランにちなむ「粟と記憶」とかいろいろ破壊的オブジェにいくつかの水彩画の組み合わせで、コンパクトながらなるほど。久々に表参道を歩いて同潤会アパート改め無惨なヒルズの裏手にhonyaの夢の跡を探るも面影なし。平田晃久設計のハラカドを(先日は気づかなかったが火曜の文化面で紹介されていたので)改めて確認した (original post at )
2024-07-03
- NewYorkerからKeep Willem de Kooning Weird アメリカが戦後西洋美術の中心になったことを印象付けた画家の一人であるウィレム・デ・クーニングは、近年はその荒々しさや揺れに言及するよりもアカデミアにふさわしい傑作と評価されてきたが、ベニスで開かれた「ウィレム・デ・クーニングとイタリア」展は(2度しか訪れていない)イタリアとの関係というよりも、彼の芸術は制作のあるいは見ることの心地よさを拒絶するものだったことを思い出させる (original post at )
- 夏の草大福や粒あんまろし (original post at )
2024-07-02
- 躓けど園児追いつけ半夏生 (original post at )
- 気づいたらPCが「起動デバイスが見つかりません」エラーになっていて、BIOS初期化などいろいろしてどうにか起動させるも、試しに入れたVRソフトロード時に固まってしまうので、セーフモードで再起動してこのソフトをアンインストールしてようやく回復。冷や汗ものである :'((☞参照) (original post at )
2024-07-01
- 黄昏にもえる翼や夏の谷 (original post at )
- ヴェンダース「アンゼルム」を観てきた。顔のないドレスの「フランスの女王たち」のイメージから始まり、キーファー本人による現在と演じられる少年時代、青年時代を行き来しつつ、火を吹きかけて作品をつくる実際の作業現場や作品の内容になぞらえた場面などが描かれ、パウル・ツェランの詩の朗読を背景にドイツ史の暗部が重なる。傷ついた飛行機を経て最後は翼。3Dで一部はなるほどかなだけどあまり必然性は感じられず。アンゼルム・キーファーは前からよく知っていたような気がするのに図録を持っているわけでもなくはて?と思ったら1993年のユリイカの特集が書棚にあった。読み直さないと。しかし映画館に行ったのはほぼ30年ぶりではないか(最初のうちはやや気が散ってしまった) (original post at )
- ヒカリエCUBE「HOPE 2024 希望を撮り続けた50年」に行ってきた。ハービー・山口の写真を「二十歳の憧憬1970-1973」「LONDON 1973-1987」「HOPE 2000-2020」「Tokyo color_X 2019-2023」の4部構成で紹介。70年安保とかロンドンのパンクな人々とか太陽に重なる飛行機を見上げる人とか、なかなか充実していた (original post at )
2024-06-30
- 青木宏一郎「鷗外の花」を読んだ。前半はいくつかの鴎外作品に見られる花の記述を参照しながらナイーブな感想、後半は移り住んだ住居の庭についての記述、最後は日記、書簡に見られる庭弄りの抜粋列挙。鴎外文学の何かが見えるのかとの期待は早々に消えるも、鴎外の意外なというか「庭を治す」という表現からかなり本気の一面を見ることはでき、まぁ資料としては(巻末には作品毎植物一覧) (original post at )
- 妖しげな梅天に木の疼く音 (original post at )
- ジェイソン・エカートの「パッセージ」を、ジャック四重奏団の演奏で。CIAの拘禁者尋問のための感覚遮断が云々と解説にあって、神経を病みそうになる危ない音がさまざまに繰り出される不穏な3楽章。「パルス=エコー」はPfを加え、断片的な音をいろいろ共鳴させたりして、人々の苦悩のこだまのみが表に現れるものが芸術であるとシェーンベルクの言うところのものが表現されているらしい。Kairos 0022028KAI #nml (original post at )
- Does the Knowledge Graph community care about semantics? www.youtube.com/watch?v=HqsefLg_8LM 4月に配信されたDKG/SWSAトークでのpfspの講演動画。SWおよび他のグラフ言語での形式モデル理論は学術的にいろいろ検討されてきたが実際のツールでは不十分だと。MLでの紹介は lists.w3.org...semantic-web/2024Mar/0038... (original post at )
- TGDK, Volume 2, Issue 1 drops.dagstuhl.de/entities/issue/TGDK-vo... 第2号かな。ウェブでのプロセス推論とプロセス記述、ストリーム推論、セマンティック・ウェブの過去・現在・未来、概念データモデリング、知識工学と参照アーキテクチャの標準化、という内容。ML紹介はlists.w3.org...semantic-web/2024May/0005...(☞参照) (original post at )
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