Planet masaka
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2026-09-12
- 男木島にまく籾殻が夢となる (original post at )
- NYTimesからWhat Is Navier-Stokes? 先日OpenAIが解いたと話題になった(手順などが非難された)「ナビエ・ストークスの存在・滑らかさ問題」の簡単解説。液体や気体の動きを記述する一連の方程式について、特定の状況で信頼性を失うことがあるかというもので、たとえばある流体の動きを観察していたらそれが爆発してしまうようなことがあるか、という話らしい。問題となった横取りの件や数学の難問をAIが解いてしまうのは有害だという数学者らの反応につては触れず (original post at )
2026-09-11
- 野村喜和夫「萩原VS西脇」を読んだ。日本の口語自由詩の開祖である萩原朔太郎と、その対極ともいえる二十世紀日本語詩の最高峰西脇順三郎を対比させて、その連続線というか繋がりと差異を解きほぐしていく。短歌から始まる萩原に対し、外国語での詩作から日本語へと向かった西脇、垂直な竹と雨に濡れるフローラ、それぞれの女神、地面を彷徨する萩原を受け継いで野原を散歩し藪の絡み合う唐草模様となる西脇、などさまざまな切り口を縦横無尽な引用と広範な参照による掘り下げた解釈でなるほど。「月に吠える」を大笑いして読み脱構築して「失われた時」「壌歌」の諧謔へ。いろいろ読みたくなる (original post at )
- 秋冷をあるく唐草模様の詩 (original post at )
2026-09-10
- 谷渡る風に葡萄の吊香炉 (original post at )
- 都美「この場所の風景―上野・大牟田・ブエノスアイレス」に行ってきた。百花繚乱の半券があればなんと100円という大盤振る舞いにその超混雑を横目にのんびりと。開館100周年記念の初期歴史はまぁいいとしてアンデパンダンの時代の章に間所紗織《女Ⅺ》利根山光人《いけにえ》尾花成春《黄色い風景》田部光子《作品》が並ぶ。第2部は大牟田の独学の画家、江上茂雄の特集で、多くは素朴な絵ながらクレパス画の《夏池》《木陰の道》、水彩+クレパス+鉛筆の即興画《私の手と心の抄》シリーズなどなかなか味わい深い。最後のブエノスアイレスは所蔵第一号絵画の作者を出発点に市井の人びとの記録に着目というものらしいがよく分からず (original post at )
- 日本橋三越「日本伝統工芸展」に行ってきた。須藤靖典の会津消粉蒔絵漆箱「谷渡りの風」が見たくて出かけたところ受賞作のみの展示かと思ったら入選作が500点以上もずらりと並び大賑わい。漆芸は他にも人見祥永「葉鶏頭」、下出直司「蝶花水文」、寺西松太「手長蝦」など。陶芸も黒岩達大「緑釉花器」、大和祐二「窯変掛分鉢」、清水一二「吹泥金彩器」、佐伯守美「象嵌泥彩白樺林文楕円鉢」、小牧鉄平「炭化彩色鉢」など色鮮やかに充実。金工は佐故龍平「杢目金打出鎬鉢」、井尾建二「銀製葡萄唐草透彫文吊香炉」など面白く、木竹工は三浦信一「あきいろ」ほか。催事場なので落ち着かなかったがこれは収穫 (original post at )
2026-09-09
- TheAtlanticからThe Myth of Perfect Knowledge 啓蒙主義は世界を完全かつ明瞭に把握できるという神話を生み出したが、現代科学では世界を客観的に外から観察することはできず観察者自身も含めた相関関係の集合に過ぎない。実体はさまざまな視点で捉えることができどれか一つが究極ということはなく『荘子』第2章の斉物論のいうとおり違いは相対的なもので万物は平等である。それを知ることは、自分は正しく敵は間違っていると思い込むのではなく、他者の視点を認め、より謙虚で賢明な存在となる助けになる (original post at )
- 秋霖や束の間の空持ち帰る (original post at )
- 藤倉大の「エレ」を、アイザック・シエの演奏で。ナチュラルホルンの荒ぶる叫びをエミール・ガレのカプリス第2番に寄せて届ける。ティーモ・アンドレス「声高な暗号」は四重奏、S.ウォルシュレーガー「君はそのままで完璧」もかな。面白い。ジョージア・スコット「機械の中の幽霊」はLエレクトロニクスなのか多重録音なのか。E.ペリヴォラーリス「マスティック果樹園」、ウィルソン「最大彩度」は広音域。アマンダ・コール「宇宙の構造」、ロビン・ヘーグ「エゾノギシギシ」は+電子音。ほかM.フィニッシー「6つのカプリス」、G.E.メイソン「美術館の庭で」、孫克廷「川」、L.コールマン「落書き」、それぞれ対応するガレのカプリスと対で。New Focus Recordings FCR445 #nml (original post at )
2026-09-08
- 徳井直生「つくることとAI」を読んだ。生成AIについての基本的な話を含め、音楽などの制作にAIを用いる技術側という立場をベースに、自動化と平均化(A)ボット化(B)消費財化(C)拡散・浸透(D)探索(E)という切り口で考えるというもの。A~Dはよく言われる話を参照先も示しながら丁寧に述べているという印象で、その通りではあるがやや退屈な一方、Eは実践を踏まえてなかなか読ませる。誤用の可能性というところは確かにそうだなと思った (original post at )
- 雨の間に道を急いで青とんぼ (original post at )
- 河西秀哉「〈退位〉の終戦史」を読んだ。昭和天皇の退位が論じられた敗戦直後から新憲法制定期、東京裁判結審期、講話独立期の3つの時期にどのような言説があり天皇自身がどのような考えを述べていたのかを最新の史料に基づき丁寧に追う。明治憲法の君主無答責の原則から政治責任は問えないが大元帥としてや皇祖皇宗云々で道義的責任はあるもののGHQの方針やら皇太子の幼さやらあれこれの理由で退位はできず責任を感じるからこそ在位し続けるといった事情だというのだが、そこには多大な被害を被った被侵略国への謝罪の視点はなく、国民は同情を寄せて責任を追求しないことで自身の戦争責任も問わなくなる。そして平成天皇から逆に皇室が戦争の記憶を継承する先頭に立つ。加藤典洋の問題意識に戻るわけだ (original post at )
2026-09-07
- 濡れた葉に音を重ねて白露くる (original post at )
2026-09-06
- NYTimesからThe Bond Markets Are Pushing Up Rates. Will Central Banks Follow? 世界的な国債の売り圧力が強まり各国政府の調達コストは10~20年ぶりの水準になっている。イランでの戦争によるエネルギーコスト上昇や政府借金の増大などが要因だが、経済が金利上昇に耐えられることを示す兆候でもあるという(そうなのか?) (original post at )
- 黄の傘をさしかけ秋の芽を愛でる (original post at )
2026-09-05
- 天窓のやわらかき陽に桔梗かな (original post at )
2026-09-04
- 埋込を往なして可笑し犬子草 (original post at )
2026-09-03
- 騎士道の夢の便りや扇置く (original post at )
- 都響1050定期を芸劇で。指揮は大野和士。シモン・トルプチェスキ独奏のラフマニノフPf協3番はたぶん良い演奏なのだがピアノの音解像度が悪くモヤモヤしてよく聞こえない。2F-J52は3階席の下に入るからなのか。曲も長くてだらける。R.シュトラウス「ドン・キホーテ」は軽やかな木管をはじめバランス良好、独奏はトゥッティの中だとやや埋もれるがソロ部分は見事。物語に今ひとつついて行けずちゃんと予習すればよかった。Cbは聞こえないわけではないのだが何だか芯がなく物足りない。これも席のせいか (original post at )
- どうもサーバーが重いと思ったら、Virtuosoにデータ収集らしきアクセスが1日100万件も来てNo Web Server threads avalable状態になっていたので、問題のありそうなものを昨夜から遮断。原因究明に手こずってストレス値が大きく上昇した。昨朝は別件で思わぬ落とし穴を知らされ対応調査に時間取られるし、なかなか厄介である :-( (original post at )
2026-09-02
- 秋蝉や左右に廻る縞模様 (original post at )
- NYTimesからThe Style Without a Name That Came to Define Korean Art 近年世界の美術界で注目を集めている韓国単色画(ダンセクファ)だが、その運動が始まった半世紀前、朴栖甫や河鍾賢ら先駆者は恵まれない環境で苦労していた。名前のようなモノクロームではなく、抑制された色調で、反復的な動き、素材の触感を強調する技法だ。李禹煥や朴、河の作品は瞑想的な集中や静寂があり、彼らが生きた激動の時代とは対照をなしている。転機は美術史家ジョアン・キーが2014年にLAで企画した李、朴、河の作品展で、翌年のヴェネチア・ビエンナーレでは「ダンセクファ」展が開かれ、脚光を浴びていく (original post at )
- 紀田順一郎「蔵書一代」を読んだ。3万冊に及ぶ蔵書の成り立ちと最終処分に至るまでを振り返りつつ、日本における蔵書形成や出版文化の流れを振り返る。断片的にはさまざまな蔵書についての有益な記録になる情報もあり、菅原道真が分類作業に短札を利用したのがカードによる情報整理の元祖かもという話など興味深いものの、どうも全体に昔は良かった的なかび臭さが感じられていまひとつ。もっと論点を整理してくれればYMA論文の先行事例に使えたかもなのだが (original post at )
2026-09-01
- 晩餐の絵に藪蘭を供えけり (original post at )
2026-08-31
- 山崎正和「世界文明史の試み」を読んだ。単文集と勘違いしていたが、神話/宗教/道徳と舞踊/芸術/文化という軸で古代から現代までの文明の各相を切っていくという壮大な試み。「ある」身体と「する」身体という対比を手がかりに、言語の前にある身体とか、猿の毛づくろいと社交と中世の居酒屋とか、イデアの模倣と類と個とか、エートスとモラルとウィルトゥスとか、ジャンルの細分化と個人の矮小化とか。文明史全体を深く研究している者などいないので多種文献からの引用に基づく考察が中心になり、やはり得手不得手はあるようで世界の歴史が引用されたりと頼りないところもあるが、近代はさすが。始まりの意味は一定経過後に分かるという時間逆転論は氏のリズム論を再考しなければ。最後の知識も芸術と同じでそこに未来を託すというのはなかなか胸を打つ (original post at )
- 秋草をかき分けて深呼吸する (original post at )
- Edo in Focus: Japanese Treasures from the British Museum as RDF graph added to Cultural Japan. 東京都美「百花繚乱~海を越えた江戸絵画」展出品アイテムをRDFグラフ化しカルチュラル・ジャパンに追加しました。検索アプリでも閲覧できます cultural.jp/exhibition/britishm-exhib-20...(☞参照) (original post at )
- 散髪した (original post at )
2026-08-30
- 書きかけの文染める色も秋めく (original post at )
- NewYorkerからKacey Musgraves, Crossover Queen 2013年のメジャーデビュー後2018年の「ゴールデン・アワー」でブレークしたカントリー歌手ケイシー・マスグレイヴスは、他の分野も取り入れながら創造の世界を広げてきたが、最新アルバムは帰郷したような音作り。8/31と9/1にマディソン・スクェア・ガーデンでステージ (original post at )
- 宮台真司+奥野克巳「宮台式人類学」を読んだ。デュルケム、ウェーバー、ジンメルを社会学の基礎を築いた3人とし、モースの人類学を経て社会をシステムとして考えるルーマンへと至る流れと、その底流に認識論への疑問からニーチェ、ハイデガーを通して言語論的転回でローティそしてデ・カストロなどの人類学の存在論的転回という具合に、重層的に繰り出される。存在とは言及できるもの、実在とは自分が体験する前からそこに存在するものと定義し、実在は存在より重いとする。なるほどというところが多いが、最後にティールの新反動主義とかトランプ肯定に走るのは、一種の挑発だとしてもいただけない (original post at )
2026-08-29
- ドゥエンデを渡り鳥らに託しけり (original post at )
- サマーフェスティバル「オーケストラ・ポートレート」をサントリーホールで。ベリオ「フォルマツィオーニ」は弦管が交錯する不思議な配置で濃い音の連続。ルカ・フランチェスコーニのVn協「ドゥエンデ―黒い音」は高音アルペジオに始まり飛び道具いっぱい硬軟織り交ぜて充実した5楽章。独奏ジョセフォウィッツ大熱演。フリスティナ・シュシャク「POPA」はベースと大太鼓の波状アクセントを下降グリッサンドが受けるパターンが繰り返されるが緻密(作曲者がすぐそばに座っていて驚いた)。最後フランチェスコーニ「フェローチェ・インノチェンツァ」はドン・ジョヴァンニに基づくそうで、トーンクラスターから細かく役割が分かれた弦、大音量から静謐まで幅広く。刻みにしか聞こえないのに忙しい動きは大変そう。充実。1F14列22番Cbは木曜ほど聞こえず意外 (original post at )
- アモス・エルカナの「ク・セ・ジュ」を、ピエール=アンドレ・ヴァラード+トピ・レティプー+マイター・アンサンブルの演奏で。ハンガリーでアウシュビッツを生き延びたイェフダ・エルカナの生涯と哲学を探求する、音声・映像を伴う作品だという。Fl+Cl+Fg+Vn+Vc+Pfのアンサンブルが不安定に揺れ動く14のセクションからなり、エルカナ自身の語りとペーテル・ナーダス、ガートルード・スタインの詩が挿入される。New Focus Recordings FCR453 #nml (original post at )
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