Planet masaka
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2026-08-04
- ダニエル・ジャンクの「あなたの地図」を、レイチェル・フェンロンの演奏で。やや気怠いというか少し先住民の香りもするような旋法めいた調性フォークソングで不思議な空間。本当の愛を経験したのかというオペラに基づくという。Sopが自身でPfを奏でての弾き語り。全10曲約35分。Centrediscs CMCCD32323 #nml (original post at )
2026-08-03
- 未来への使命に夏の便り書く (original post at )
- 楊双子/三浦裕子訳「台湾漫遊鉄道のふたり」を読んだ。妖怪的食欲を持つ日本人女性作家が日本統治時代の台湾に1年間滞在し、有能な女性通訳と鉄道旅行しながらグルメ三昧しつつその百合的つながりの越えられない壁としての植民地支配の関係あるいは善意のつもりの身勝手な傲慢さに最後に気付かされる悲しさ、を綴った書を作家の娘が中国語訳し通訳の娘に届け再度の訳が出る云々の経緯を記す複数のあとがき、という構造自体が創作であるという入り組んだつくり。押し付けの善意の偽善が暴かれて以降はやや性急な感じもするが、我が身にも痛いところを突かれている面もある。エンタメでありつつほろ苦い (original post at )
2026-08-02
- NYTimesからWhat Exactly Did Pop Art Give Us? 「グッゲンハイム・ポップ」展は同館の所蔵品だけでポップアートを語ろうとしている。草間彌生が含まれるのは疑問だしこの運動の拠点としての地位を定めた1963年「6人の画家とオブジェ」展のラウシェンバーグ、J・ジョーンズ、リキテンスタイン、ウォーホルらも含まれないが、マルティーヌ・グティエレス、ルシア・イエロ、イー・イラン、リチャード・ハミルトンなど多彩な顔ぶれでポップとは何かを問いかける (original post at )
- 海鳴りの遠い磁力や夏の浜 (original post at )
- 山崎正和「演技する精神/変身の美学」を読んだ。「演技する~」は初版が出た時に買って読んだはずだがたぶん当時は何も理解できてなかった。改めて通読すると、アリストテレスの「詩学」と世阿弥の参照から始まりコリングウッド、ベルクソン、サルトル、メルロ=ポンティと辿りながら行動における意思と動機を図と地の関係として捉えさらに序破急などのリズムによるその入れ替わりを取り上げる。細部の強引さはともかく全体の流れは納得行くがやはりリズムに音楽のビートまで加わるところは疑問。「変身~」は著作集で読んでほぼ覚えていたが離見の見など「演技」での議論の多くの原点がここにある。濱口竜介による解説で映画制作における俳優の演技についてもこれらの議論が真っ当であるとしているのが興味深い (original post at )
2026-08-01
- ヨースタイン・スタールハイムの「長い目で見れば」を、ヴェルターヴォ弦楽四重奏団の演奏で。冷徹な響きがゆったりと進む中で急な動きや微分音が混じったりする。「アヴ・ガルド I」はVn独奏で低めの音域の長音がポルタメントしたり四分音変化したり分散和音になったり。「クルーミ」はVc独奏でこちらはけっこう広い音域をさまざまに動く。「ウォッチ」抜粋もVcだがこちらはハーモニクス多用の透明で静かな世界。「対話」はPf独奏、「平面 I」はSQ+Pfで静謐なおとが続く中不意に奔流が。「ああ、鳥は白樺の枝にとまって、こんな歌を歌う」はSQ+Cb+Pfで7つの短い楽章が素朴な音から微分音のぶつかりまで。LAWO Classics 7090020183695 #nml (original post at )
- 蝉噪のなか低空を黙飛行 (original post at )
- レイ・ブラシエ/仲山ひふみ監訳「解き放たれた無」を読んだ。セラーズ、チャーランドを扱い「プロトタイプベクトル活性化」という言葉におっとなる第1章からアドルノ、ホルクハイマーの第2章まではなんとかしがみついたがメイヤスー、バディウ、ラリュエルの3~5章は暑い中で字を追うののが精一杯、ハイデガーとドゥルーズの第6章も苦戦し、最後にニーチェ、リオタール、レヴィナス、フロイトで「絶滅の真理」を扱う第7章でようやく文が頭に入るという始末で、ニヒリズムとか観念論ではなく存在論だとか、各章それぞれ肯定的紹介なのかと思うと否定が始まり難解なつくりで、とにかく読み切ることを念じてどうにか完走。まぁでも振り返ると重要なことが書かれていたような気がする (original post at )
- ヤニス・クセナキスの「ディプリ・ジーア」を、リンダ・グオ+マヌエル・リプシュタインの演奏で。アルカイックな感じのギリシャ民族音楽的リズムや舞曲に確率の要素を取り入れた荒々しいエネルギーの小品。オネゲルの「VnとVcのソナチネ」は概ね調性的ながら不安定に移り行く急緩急の3楽章。エルヴィン・シュルホフ「VnとVcの二重奏曲」は五音音階やジプシー音楽などを組み込み表情豊かな起伏の4章。あとラヴェルのソナタ。演奏は良く言えばエネルギッシュだがやや精度に欠けるかなというところも。Oehms Classics OC1736 #nml (original post at )
2026-07-31
- 空蝉の間を縫ってよみ進む (original post at )
2026-07-30
- 冷房の生む落差やディニ曲面 (original post at )
- 東近美「杉本博司 絶滅写真」に行ってきた。ジオラマを写真に撮れば実像になるというのはよく分からん。劇場はハリウッドのシネラマドームが形として。海景色は「エーゲ海」など水平線も曖昧になる位が面白いか。あとは《概念の形》のディニ曲面とかクエン曲面が良くも悪くも人工的な写真の感覚に合うような気がする。コレクション展は松本竣介《N駅近く》榎倉康二《2つのしみ》小林正人《絵画=空》など。杉本博司作品が小ぶりのプリントで並んでいて要するにサイズかと思ったり。長谷川三郎の生誕120周年で小特集があり《リズム》などの作品、山口長男《構成》矢橋六郎《廃墟》ほか関連作品とともにキュレーターとしての原稿類も展示され興味深かった (original post at )
2026-07-29
- NYTimesからHow to Speak a Book 音声認識による入力のほうがキーボードよりもよほど速く思考の流れを妨げず、そもそも昔から話すことが執筆の基本であったことをソクラテス、ミルトン、スタンダールからドストエフスキー、プルーストまで例に上げて示す。トマス・アクィナスは同時に4つのトピックを4人の秘書に書き取らせたという。人間に聞き違いがあるように音声認識もしばしば間違え修正が必要だし、空っぽの部屋で自分の声を聞きながらの執筆には慣れも必要だ。だがこの段階を乗り越えると思考や言葉をよりいきいきと捉えることができるようになる(2007年の記事が流れてきたので) (original post at )
- 亀の子のような歩みのまま仕事 (original post at )
- OPAL AI Agent Skills Collection github.com/OpenLinkSoftware/ai-agent-ski... DBpediaやWikidataへのクエリ、文書からの知識グラフ抽出、インフォグラフィック作成、Virtuoso操作などのAIスキルをまとめて提供。Clode用だがCodexでも使える。いくつか試してみたがちゃんと動く。ML告知は lists.w3.org...public-lod/2026Jul/0002.h... (original post at )
- 中井康之「「もの派」とは?」を読んだ。その契機とされる関根伸夫《位相―大地》の成り立ちとそこに関わった高松次郎そして理論的支柱といえる李禹煥が近代芸術の主体の疎外=主客転倒の問題提起をした論文「事物から存在へ」あたりから説き起こし、美術手帖1970年2月号の特集や69年パリ青年ビエンナーレ、70年東京ビエンナーレ、同年東近美「現代美術の一断面」といった核となる企画で取り上げられた吉田克朗、小清水漸、菅木志雄、成田克彦が《位相―大地》の衝撃からどう進んだか、さらに榎倉康二、高山登、原口典之の作品を紹介しながら、「もの派」が単に素材や配置の美学ではなく既存の制度や作為の相対化を通してもの・場所・行為の関係性を開く実践であること、さらに原口によるその限界の批判なども示していく。力作 (original post at )
2026-07-28
- 分たれた世を縫い合わす蝉しぐれ (original post at )
- リザ・リムの「縫い合わされた世界」を、ニコラ・アルトシュテット+エドワード・ガードナー+バイエルン放送響の演奏で。グリッサンドを多用した主題に始まるVc独奏との協奏曲で、海鳥の鳴き声のようでもあり、蠢き羽ばたき混沌を抜けて飛翔する4章。「マリア/トラウマの超越」は天使による受胎告知を描く7つの絵物語という形で女性性を描くらしい。「コンパス」はFl+ディジュリドゥ(アボリジニの伝統的な管楽器)+オケという構成でアボリジニ方言の朗読で“大地の心臓”“火”“星の道”を喚起して始まり森で怪鳥や不思議な昆虫がざわめくとでもいうような野趣ひろがる世界。BR-Klassik 900647 #nml (original post at )
2026-07-27
- やや暑さが和らいで助かる。森では気の早いツクツクボウシが鳴いていてびっくり。もちろん主流はミンミンゼミとアブラゼミだが(☞参照) (original post at )
- バグ直したら水合戦ではしゃぐ (original post at )
- エリッキ=スヴェン・トゥールの交響曲第10番「アエリス」を、ジャーマン・ホルンサウンド+オラリー・エルツ+エストニア国立響の演奏で。Hr四重奏との協奏でもあり、無からの創生の混沌、静かに弾ける造形、行動するスケルツォ、讃美歌のような終結という4部からなる単一楽章。多彩な要素が盛り込まれるが案外さらりとした感触。「ファンタズマ」は地の底から次々に上昇してくる力が放出されて炸裂し収まっていく。「深き淵より」もやはりゆっくりと湧き上がる要素が跳躍のあふれる空中戦を展開する。ECM Records 00028948769957 #nml (original post at )
2026-07-26
- ブリテンはフーガの最後にパーセルの主題が重なるところが好きでかつて何度も聴いた。変奏曲も語りがいいと楽しく弾ける。いろいろあったが、ま、一人打ち上げ🍻 (original post at )
- ブリテンの語りを誉め土用鰻 (original post at )
Babakan concert Schumann, Britten and Bizet (at )
2026-07-25
- 古川日出男「夏迷宮」を読んだ。1600年前と現在あるいは近未来を往き来する比丘尼的な話と現在あるいは近未来に征夷大将軍と平安京が埋め込まれた迷宮の話が交互に語られ人魚伝説的なものを介してつながり前者が途中で枝分かれして後者に重なりそして最後に全体が近未来のテーマパークのような戦争のような銃後のようなところに収斂する。というのか。漢字から肉を削ぎ落としたカタカナそして念押しするような反復のエンタメとも演劇的とも神経症的とも言える文体。ブリテンの戦争レクイエムが時々響く。成功といえるのかどうかは分からないがひとつの神話かも (original post at )
- 夕立のあと渦巻きの庭の色 (original post at )
- 河村絢音の現代ヴァイオリン作品研究シリーズVol.4を紀尾井町サロンホールで。ベルント・A・ツィンマーマンの1951年のVnソナタはセリーを用い最後は厚い重音が続くがこれをいきなり古典と言ってのける。Gtの徳永真一郎との共演はO・コルッチーノ《ディアーデ 》、H・バスケス 《渦巻きの庭》、A・ソルビアティ《夜明けの歌》と珍しい曲が並ぶが、バスケスのハーモニクス分散和音は美しくソルビアティは平行線から歩み寄るのが面白くどれも魅力的。独奏の斎藤拓真の新曲《テスカトリポカ》はいろんな技法を試す。一柳慧《展望》はさすがの充実、ファーニホウ《シャコンヌ風間奏曲》は四分音多用かつ超絶技巧の連続だが見事な演奏で聴き応えあり (original post at )
2026-07-24
- 緑球を悠々かわし揚羽蝶 (original post at )
2026-07-23
- 危機感で全天候日傘を買う (original post at )
2026-07-22
- アダム・ベレンソンのSQとか電子音+Pfとか、いくらNEOSといってもこれはだめだ。ただのノイズの羅列 :( (original post at )
- TheAtlanticからThe AI Bubble Is No Ordinary Bubble オランダのチューリップ狂信もビットコインも、バブルの崩壊にはみなリスクが伴うが、AI企業が開発やデータセンター建設に投入する資金は桁違いであり、その支出を上回る利益が上がらなかったり中国などがもっと低コストのAIを開発したりすれば、大規模な調整局面を迎え、一般の投資家も重大な影響を受けることになるかもしれない。とはいえそうなる前にAIが彼らの仕事を奪ってしまう可能性も常にあるのだが (original post at )
- 噴水のながれ大気を静めけり (original post at )
2026-07-21
- 梅雨明けの庭に水たまの長ぐつ (original post at )
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