Planet masaka
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2026-10-03
- のっとりと弓張月の歌う悦 (original post at )
- 都響1052定期を芸劇で。指揮はジョナサン・ノット。1曲目フィンガルは普通に地味。2曲目ブルッフのスコットランド幻想曲はVn辻彩奈で最初やや不安定なところもあったが半ばから快調で音もしっかり届く。一方Hpも独奏扱いながら全く聞こえず。そもそも曲が眠い。後半ストラヴィンスキー「葬送の歌」は珍しい曲で各パートしっかり出ていたが最後はイ短調。スクリャービン「法悦の詩」は退屈するかと思いきや実演だとなかなか盛り上がって楽しめた。2階J39今日はそれなりにCb聞こえたがもっと鳴るはず。月末に3F席試してみようか迷い中 (original post at )
2026-10-02
- 掛け声も黄色にまじる体育祭 (original post at )
2026-10-01
- 秋薔薇や磨りガラスに滲む異界 (original post at )
- 練馬美術館「若林奮-Run and Rest-|寺田真由美-不在の存在-」に行ってきた。寺田は磨りガラスの一部が開いて花が写ったりその向こうに白い椅子があったりしてなかなか想像力を刺激する。AIカメラがピント合わせに苦労していて笑った。若林は鉄でV字型の谷のような造形の表題作を中心に鉛筆のドローイングなどが囲む。対象的にダイナミックな空間。アーツ中村橋も開催されていて、ロビーでは大小島真木の「シシルイルイ」が鉋屑を集めたような屋根の天井裏に火の中で小人たちが踊るような絵が描かれ床の鏡に映る。けっこう深い (original post at )
2026-09-30
- およそ8年ぶりにIIIF/AVを使うために、あれこれ思い出そうと過去の記録を調べたりツールに手を入れてみたり。大きな破綻なく動きそうなので、これから調整する (original post at )
- コスモスの花びらごとに音合わせ (original post at )
- NYTimesからA Knockout Show Resets the Record With ‘Krasner and Pollock’ メトロポリタン美術館で開幕する大型展覧会「クラズナーとポロック:過去進行形」は、ジャクソン・ポロックとその妻リー・クラズナー、特に後者に焦点を当て、二人の出会いとそれによって作品がどのように変化したかを辿る。活発だったクラスナーは酒浸りのポロックを支える一方でその影に隠れてしまう。しかしポロックもドリップ技法を追求し尽くすと苦境に陥り、またアルコールに浸って交通事故で世を去ってしまう。その後クラズナーは個展が高い評価を受け着実な作品を作るも、これまで過小評価されてきた (original post at )
2026-09-29
- 草稿を寝かせ手を入れ障子貼る (original post at )
- 東大文学部の扉「ギャラリートーク:大江健三郎初期作品の自筆原稿 旅への試み」に行ってきた。先日話題になった未発表小説「暗い部屋からの旅行」「旅への試み」の自筆原稿を含む初期作品の原稿パネル展示と阿部賢一氏による解説。使われている字(旧字など)、貼り込みを含む修正方法の変化など着目点を示唆してもらい有益 (original post at )
2026-09-28
- 福嶋亮大「百年の批評」を読んだ。漱石、安吾、三島らの作品論の第I部、磯崎新、山崎正和、大江健三郎、高畑勲、蓮實重彦を取り上げる第II部、書評など長短雑多な文章を詰め込んだ第III部という構成で、やや玉石混交ながら特にI、II部の長い評論は読み応えある。山崎正和について室町=社交という視点はそれなりにフォローしてきたが桃山=海のネットワークという指摘は次に確認すべき領域を教えられた。ややペダンティックな文体でずっと読んでいると疲れてくるが、特に文芸評論の切り口は面白いところがある (original post at )
- 竹伐れど誰かは知らぬ翁かな (original post at )
- ヨアンナ・ウォズニーの「ブラインド/取り外し」を、スザンネ・ブルメンタール+タレア・アンサンブルの演奏で。小アンサンブルの各楽器の断片的な音が散発的に即興のような流れを作っていく。「内側のピース」は2Pfで内部奏法も含めた断片の交差。「茶色、消え去った」は打が前面に、「どんな高さから落ちたのか」は声入り、「小さな…分裂のように」はPf+打+BClなど低音、「どんなに遠くまで」はPf+オケとそれぞれ編成が異なるが、いずれもゆっくりとカオスが動いていく。Kairos 0022051KAI #nml (original post at )
2026-09-27
- 太鼓止み巡る舞台の虫の声 (original post at )
2026-09-26
- 大鳥も雨をくぐりて秋祭 (original post at )
- TheAtlanticからThe Makings of a Prewar World 国連総会の演説でトランプは「勝者が戦利品をすべて取る」という格言を引用し、力こそ正義という時代に入りつつあることを示した。第二次世界大戦後の国際秩序からの断絶は、手法こそ違えプーチン、習近平も同じく志向しており、11月のアジア太平洋経済サミットで三者会談を行なって正式な秩序の終焉を告げるかも知れない。これは大紛争が不可避だというわけではないが、もしそういう事態が生じたら将来の歴史家はそれを突発的なものとはみなさないだろう (original post at )
2026-09-25
- 宿題を片付けたのに月の雲 (original post at )
- 恐ろしく久しぶりに健康診断。BMI、体脂肪率ともに標準範囲のかなり下方。同窓会で再開すると痩せたなと言われたりもする。10年で2Kgほどの減(たぶんこの数年は一定)で問題というほどではないが、もう少し上を目指すか (original post at )
2026-09-24
- 秋晴に向けて黄色の花を置く (original post at )
- 山崎正和「曖昧への冒険」を読んだ。開高健、吉行淳之介、丸谷才一、古井由吉、遠藤周作の小説作品を取り上げ、それぞれ肉体、エロス、意思と行動、家父長/成熟と他人、信仰と歴史といった切り口で両義的な世界の表現を検討し、さらに黒井千次から河野多恵子まで動員して、産業化を経て行き詰まりを見せ始めた時代における文学が「現実の曖昧化」を引き受けていると論じる。50年前の「現代」だから今からみるとその時にしかあてはまらないような感じの部分もあるが、力作の評論 (original post at )
2026-09-23
- 伝わらぬ歯がゆさのまま秋彼岸 (original post at )
- TheAtlanticからThe Wisdom of Uncertainty 普通だれでもより良く知るべく努力するわけだが、物理学においては観測者と対象の関係に左右されるように近代科学では絶対の確実というものにはたどり着けないとする。ということを述べたカルロ・ロヴェッリのエッセイの紹介 (original post at )
2026-09-22
- 雄日芝のかなたに仰ぐつばさかな (original post at )
- 千葉雅也「現代思想入門」を読んだ。デリダ、ドゥルーズ、フーコーに焦点を当ててそれぞれを概念の脱構築、存在の脱構築、社会の脱構築としてまとめた上で、その背景となるニーチェ、フロイト、マルクス、さらに精神分析としてラカンとルジャンドル、返す刀でポスト・ポスト構造主義としてマラブーやメイヤスーを取り上げる。ハイデガーやフッサールは敢えて外してフランス系にしぼったこともあり、おそろしく整理されて分かりやすい。付録の「現代思想の読み方」という読解指南も受験参考書かというほど明快。秩序(同一性)と逸脱(差異)を絶対的な二項対立とするのではなく「仮固定」された状態を脱構築していくという視点は面白い。しかし焦点の御三家を代表とする「現代思想」がもはや伝統芸能という指摘にはしみじみとするな (original post at )
- ロバート・ギラチェッロの「弦楽四重奏曲第4番」を、O・ヤツィナ+D・ユフネヴィチ+A・イヴァノヴァ+M・ラドゥンスキの演奏で。溌剌として上昇していくエネルギーの4楽章。ニコス・アタナサキス「SQ第3番」は様々に姿を変えて動く2章。ダニエル・アダムズ「タンツカルテ」はC-H-Gesのテーマが不安に展開される。ダニエレ・チミニェッロ「SQのための組曲」は表情豊かな急緩急。パオロ・ジェミニアーニ「線」はFl+SQが絡み合い「4つの弦(のために)」は微分音に溶けていくような軟体に鋭い音がまじる。池田悟「双子葉植物」はAs音中心の幹が絡まりながら伸びていく。マノス・パナイオタキス「コパコナン」は北欧神話に基づく。余文正「円相」はざわめく音が狭い幅で重なり合い再び広がる。Phasma095 #nml (original post at )
2026-09-21
- 朱喜哲「バラバラな世界で共に生きる」を読んだ。トランプの登場を予見したとして宮台もとりあげていたリチャード・ローティの哲学を、「偶然性・アイロニー・連帯」を中心に丁寧にかみくだく。自己や世界は本質を持つのではなく再記述ができる=偶然性があるもので、自己を語るファイナル・ボキャブラリーに固執せず疑うアイロニーを持ち、正しさからではなく断片を手がかりに共感から連帯する。残酷な行為の犠牲者、苦しみを表現するするすべのない人々への感性を育むのがフィクションやジャーナリズムであるというのはハン・ガンを読んでも感じたことだし、「哲学とは人類の〈会話〉を守るもの」という考えを筆者がグルーミングになぞらえているのは山崎正和の社交を思わせる。単純肯定ではなく批判的検討も含めて踏み込んでおり優れた参照点 (original post at )
- 愚かさは台風で吹きはらえるか (original post at )
- レフ・マノヴィッチ+エマニュエーレ・アリエッリ「人工美学」を読んだ。デジタル文化/メディア研究者のマノヴィッチと美学・芸術心理のアリエッリが交互に2021~24年に発表したAI芸術論9本で、前半は背景的振り返りが反復される感じでまどろっこしく、その後も多くはどこかで語られている内容とも言えるが、実際の制作物を引きながら具体的に論じられていく部分はそれなりに腑に落ちる。人間も機械も何かを認識するには情報を圧縮するがそれを単なる平均にするのではなくというあたりや、エクフラシスとヒポティポシスの対比など。限界と可能性の整理というか、ここから先へどう進むか (original post at )
2026-09-20
- ハン・ガン/斎藤真理子 訳「私の女の実」を読んだ。痛いほど繊細な心、外から見るとそうでもないかも知れないが心に秘められた苦痛に寄り添って言葉にしていく短編集。見事な翻訳による表現がぎしぎしと食い込んでくる。解説にある「助けるというのは傘を差し掛けてあげることではなく、共に雨に打たれながら共に歩いてゆく」の文学的実践といえるのだろう。同じく解説の「まずそこに傷があるということを認めてこそ、治癒も可能」は、角度は違えど戦争責任についての話とも通じる。今日もまた雨 (original post at )
- ふり返る水引の花のおもかげ (original post at )
2026-09-19
- 扉ひらき並ぶ十二の秋の星 (original post at )
- 東響745定期をサントリーホールで。ロレンツォ・ヴィオッティ指揮で、フランツ・シュミット「7つの封印の書」なのだがなぜか開演時間を勘違いして最初の30分を逃すという失態:'( 第3の封印から1F最後部で立ち見して休憩後に2F-C8列33番へ。3管編成に独唱6人+混声合唱という大編成でさらにOrgが長い独奏を含め大活躍する。Naxosで聴いたときは1937年にしては古いタイプの曲だと思ったが実演では特に前半の各封印でかなり細かい書法が用いられていてなるほどではあった。第7封印を解いたあと(田川建三によれば編集者の挿入である)7つのラッパが出てくるのは話としても曲としても冗長な感じがあり(これも挿入された)ハレルヤを壮大に歌うのはちょっとおめでたすぎていただけない。力演だったがベースは書法のせいかあまり聞こえず (original post at )
- 國分功一郎「天皇への敗北」を読んだ。安倍政権による「民意」を盾にとった立憲主義への挑戦に対してそれを守ったのは憲法に存在を規定している天皇の護憲姿勢だったことを「敗北」と位置づける。そして加藤典洋の「敗戦後論」を批判しながらもその問題提起の重要性を捉え、そこから江藤淳、さらに美濃部達吉、中野重治、大西巨人の憲法や天皇への姿勢を検討しておかしいことを直視し「ごまかすな」というところを見出す。現行憲法は天皇が人権を認められない「飛び地」であること、戦争責任と日本人の曖昧な「被害者」意識の問題はまず本当の被害者の視点から問われねばならないこと。「〈退位〉の終戦史」「日本史はいかに~」などともつながる (original post at )
- NYTimesからJapan Raises Interest Rates in a Decision Muddied by U.S. Pressure 日銀は6月に続いて金利を引き上げ31年ぶりの水準である1.25%とした。イランでの戦争他で物価は上昇し、FRB、ECBの利上げもあって理由は十分だった。政権は金利を抑制させたがっているが、アメリカは露骨に引き締めを迫っており、両者のバランスの中で日銀の自由度が高まるという見方もある (original post at )
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