ハイドン交響曲第45番の概要と演奏

曲の概要

曲名
交響曲第45番 嬰ヘ短調 "告別" Hob.I-45
作曲時期・場所
1772
楽章構成
  1. Allegro assai
    嬰ヘ短調 3/4拍子
  2. Adagio : イ長調 3/8拍子
  3. Menuet/trio, allegretto : 嬰ヘ長調 3/4拍子
  4. Finale, presto-adagio : 嬰ヘ短調 - イ長調 2/2-3/8拍子
楽器編成
Ob:2; Fg:1; Hr:2; Str
備考
ノート

アイゼンシュタットに残した家族の元に返りたい楽団員のために、フィナーレで奏者がろうそくを消して一人ずつ退場していくというパフォーマンスで君主にアピールした…と伝記にも載る逸話であまりに有名な曲。冒頭から分散和音を激しく下降する印象的なテーマで始まる荒々しい1楽章のあとに、対照的に静かなアダージオ、穏やかでトリオのHrが美しいメヌエットと続く。終楽章はプレストの通常のフィナーレのあと、「告別」のアダージオが開始されるという二重構造になっている。

いくつかの演奏=録音情報

演奏者、録音情報と楽章別演奏時間
指揮者演奏CD番号録音年月1234備考
Adam FischerAustro-Hungarian Haydn O.Brilliant 99925-1219887:007:264:067:4526:17
Christopher HogwoodAAM*L'Oiseau-Lyre 443-778-21993-03-29/307:2413:034:157:1731:59
Frans BrüggenO. of 18th CenturyPhilips 462-122-21997-035:367:543:487:0424:22
Jos van ImmerseelAnima EternaZig-Zag ZZT-0402032003-06-11/125:028:233:167:2024:01

※録音年月順 (4 records)

※個人的な関心で手元の資料を中心に調べたデータであり、網羅的な情報ではありません。入力ミスなどによる誤りが含まれる可能性があります。年月(日)はISO-8601スタイルで、1806-10は1806年10月を、1806/10は1806~1810年を示します。演奏時間は、の解釈ほか詳しくは内容に関する説明を参照してください(特に古い録音ではリピートが省略されていること多々がありますが、今のところ区別していません)。