ハイドン交響曲第46番の概要と演奏

曲の概要

曲名
交響曲第46番 ロ長調 Hob.I-46
作曲時期・場所
1772
楽章構成
  1. Vivace
    ロ長調 4/4拍子
  2. Poco adagio : ロ短調 6/8拍子
  3. Menuet/trio, allegretto : ロ長調 3/4拍子
  4. Finale, presto e scherzando : ロ長調 2/2拍子
楽器編成
Ob:2; Hr:2; Str
備考
ノート

#が5つもあるロ長調という異例の調性による「交響曲のしきたりを破壊する」交響曲。ホグウッドの全集にあるウェブスターの解説を引用すれば「非常複雑な開始のヴィヴァーチェ楽章の後に、陰謀のようなロ短調によるポコ・アダージョのシチリアーノ楽章がつづき、ギャラントなメヌエット楽章、そして、プレスト楽章はメヌエット中の楽段の長い再現のために中断したのち、再びプレストを始めて集結部へと向かっていく」ということになる。全休止や疑似終止、メヌエットの再現などが次々に登場する終楽章は、全く驚き。

いくつかの演奏=録音情報

演奏者、録音情報と楽章別演奏時間
指揮者演奏CD番号録音年月1234備考
Christopher HogwoodAAM*L'Oiseau-Lyre 443-778-21993-03-29/308:377:093:276:1425:27
Adam FischerAustro-Hungarian Haydn O.Brilliant 99925-1319955:315:052:353:4516:56
Frans BrüggenO. of 18th CenturyPhilips 462-118-21995-106:115:173:014:2018:49

※録音年月順 (3 records)

※個人的な関心で手元の資料を中心に調べたデータであり、網羅的な情報ではありません。入力ミスなどによる誤りが含まれる可能性があります。年月(日)はISO-8601スタイルで、1806-10は1806年10月を、1806/10は1806~1810年を示します。演奏時間は、の解釈ほか詳しくは内容に関する説明を参照してください(特に古い録音ではリピートが省略されていること多々がありますが、今のところ区別していません)。