モーツァルト交響曲 K.75 ヘ長調の概要と演奏(a.k.a.モーツアルト)

曲の概要

曲名
交響曲 ヘ長調(第42番) K.75
作曲時期・場所
1771初夏? ザルツブルク?
楽章構成
  1. Allegro
    ヘ長調 3/4拍子
  2. Menuetto/Trio
    ヘ長調 3/4拍子
  3. Andantino
    変ロ長調 2/4拍子
  4. Allegro
    ヘ長調 3/8拍子
楽器編成
Ob:2; Hr:2; Str
備考
偽作?
ノート

自筆譜はおろか信頼性のある筆写譜も見つかっておらず、様式的にも偽作の疑いが強いとされる。1楽章は繰り返しのないソナタで、Obのファンファーレ風上行分散和音にVnが装飾的な音型を加える。メヌエットは通常と異なり2楽章におかれ、流麗なもの。3楽章では弱音器付きのVnが静かな親密な音楽を奏でる。終楽章は軽快なジーグで、不均等なフレーズや旋律進行の中断など意外性がある。

いくつかの演奏=録音情報

演奏者、録音情報と楽章別演奏時間
指揮者演奏CD番号録音年月1234備考
Neville MarrinerASMF*Philips 416-473-21973-033:142:553:542:1812:21
Christopher HogwoodAAM*L'Oiseau-Lyre 417-519-21978/852:583:084:252:2812:59
Charles MackerrasPrague Chamber o.Telarc CD-80300-B1990-09-09/162:522:154:292:3512:11
Trevor PinnockThe English ConcertArchiv 471-669-219933:113:325:162:1714:161-3-2-4の順で録音

※録音年月順 (4 records)

※個人的な関心で手元の資料を中心に調べたデータであり、網羅的な情報ではありません。入力ミスなどによる誤りが含まれる可能性があります。年月(日)はISO-8601スタイルで、1806-10は1806年10月を、1806/10は1806~1810年を示します。演奏時間は、の解釈ほか詳しくは内容に関する説明を参照してください(特に古い録音ではリピートが省略されていること多々がありますが、今のところ区別していません)。