Planet masaka played list
Naxos Music Libraryで聴いてPlanet masakaにメモした最近の曲と2008年からの月別リストです。
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アルヴォ・ペルト:
祝福されたペトロニウス
(トヌ・カリユステ+シンフォニエッタ・リーガ+ラトヴィア放送合唱団)
2合唱+木管+弦+ベルでシンプルな和声進行の反復だが3拍目にすっと高音が挟まれて天空的な世界に。「サルヴェ・レジーナ」は弦+Cel、「アダムの嘆き」「アガトン師」は弦でところどころ大きな音が入る。ほか素朴な曲がいくつか。ECM 00028947648253 ()
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グレツキ:
弦楽四重奏曲全集
(シレジア弦楽四重奏団)
第1番は鋭い和音とゆったりした流れの交代が徐々に切迫する。第2番「幻想曲風に」は暗い鼓動上のLargoから偏執的なリズムを経て穏やかな瞑想に半音ずれた複調が紛れ込み最後はシンコペーションの嵐。第3番「…歌は歌われる」は半音下降のモチーフから少し幅が広がった後で執拗な反復リズムと逆向き半音上昇からのバラードか交互にそして第2番の第3楽章が回帰するようなゆったりした複調が輝き静かな和声のコラールで消えていく。反復と懐かしさ。おまけの「5つのクルピエ地方の歌」は調性的で何も起こらない。Chandos CHAN20383 ()
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オリオル・サラドリゲス・ブルネト:
プレゼント
(ルート・シェライナー+アンサンブル・ディアゴナル)
Accrdが弦と管のスペクトルの間を往き来しながら滑空するなかにシンセの不規則な音が混じる。「停止した時間」はスローモーションで展開される音劇、「狂人」はAccrdに3木+3金+電子音のより細分化された音が絡む。「織物」はFl+Cl+Vn+Vc+Pf+打の六重奏、「モビー・ディック」は打をVaと入れ替える。「報道機関」は7声+オケ+電子でブルデューの『テレビについて』や実際のマスコミ報道の引用を用いたドラマ。かなり尖っている。Kairos 0018005KAI ()