ロジャー・ノリントンの話
ロジャー・ノリントン(1934-2025)は、ロンドン・クラシカル・プレイヤーズとのピリオド楽器による演奏(HIP)で古典からロマン派の作品に新しい光を投げかけてきました。1998~2011年にシュトゥットガルト放送響(SWR)の首席を努め、HIPの成果を生かした新しい世界を開きました。2011年から2015年はチューリッヒ室内管(ZKO)の首席をつとめ、同管をはじめパリ室内管、ドイツ交響楽団などを定期的に指揮。2021年11月の公演を最後に引退しました。
Sir Roger Norrington has led to a complete rethinking and rejuvenating of the Classical repertoir, and is now establishing new musical frontier beyond modern/period criteria. See English homepage.
(2010年来日公演のステージリハーサル)
ノリントン+シュトゥットガルト放送響2010来日公演
公演日 | 会場 | プログラム |
---|---|---|
5月11日 | 長野県松本文化会館 大ホール | ハイドン:交響曲第1番;ブラームス:バイオリン協奏曲;ドボルザーク:交響曲第7番 |
5月12日 | 横浜みなとみらいホール | ハイドン:交響曲第1番;ブラームス:バイオリン協奏曲;ドボルザーク:交響曲第7番 |
5月13日 | サントリーホール | ハイドン:交響曲第1番;ブラームス:バイオリン協奏曲;エルガー:エニグマ変奏曲 |
2010年の来日は、もともと予定されていた中国、韓国へのツアーを延長する形で実現したので、短期間の滞在。4月下旬の定期演奏会で取り上げたブラームスとドボルザークを持ってのツアーで、Vn独奏はパク・ヘユンでした。
ロジャー・ノリントン関連記事一覧
- (ほぼ)完全ディスコグラフィ
- オリジナルインタビュー2004
- オリジナルインタビュー1999
- ノリントン2001来日公演レポート
- 「マーラー体験」レポート
- ノリントンについての私的雑記から
- ノリントン自身による演奏ノート
- LCPとの後期の録音
- インタビューと記事
- ノリントン75歳記念インタビュー@SWR (2009-03-16)
- The Web KANZAKIオリジナル:インタビュー1999およびインタビュー2004
- ノリントン70歳記念インタビュー@Financial Times (2004-03-15)
- 米New York Timesの2003年2月16日:ビブラートについて
- 英The Times紙の2001年7月17日
- 2000年ザルツブルク音楽祭でハイドンのパリ交響曲を語る
- 英Early music today誌の1996年10/11月号
- プラハの春1996のプログラム
- フィナンシャル・タイムズ(1996年1月)
- 英グラモフォン誌の1995年11月号
- 米Shuwann Opus誌の1993年夏号
- 音楽現代1991年3月号
- 米TIME誌のベルリオーズ演奏に関する記事(1988年3月)
- そのほかのトピックス
- ノリントン体験 出会い、ベートーベンからブルックナーまで
- 海外から寄せられたメールなど
- 1996年夏のプロムス音楽祭での演奏会評
- プラハの春での「我が祖国」演奏
- LPOとのベルリオーズ連続演奏
- 経歴と人となり
- 評論に見るノリントン(1990年代前半)