去年の11月にRDFicalのlocation
とgeo
プロパティの構造化についてやり取りをしてそのままになっていたら、Dan Connollyから今頃コメントがついた。iCalendarは明らかに構造設計に問題があるが、それをRDFicalで修正するのではなく、cycのオントロジーなどの語彙を使って、icalとの翻訳ルールを定めておこうというのだ。
Libbyが11月のメッセージで書いていたのは、ical:attendeeにFOAFを含めたり、ical:geoにGeo vocabを含める話。
(例)
<Vevent> <location>New York, Sheraton Hotel</location> <geo> <geo:Point> <geo:lat>40.442673</geo:lat> <geo:long>-79.945815</geo:long> </geo:Point> </geo> ...
これに対して、次のようにした方が明確だし、ホテルのホームページなどを記述しやすいなどと返信したものの、RDFicalのスキーマを書き換えなきゃならんし、iCalendarの定義ともずれてくるので、どうするのがいいかなとなったまましばらく放置されていた。
(例)
<Vevent> <location rdf:parseType='Resource'> <dc:title>New York, Sheraton Hotel</dc:title> <geo:lat>40.442673</geo:lat> <geo:long>-79.945815</geo:long> </location> ... </Vevent>
これに対し、Dann Connollyの今日のメッセージは、cyc:eventOccursAt
を使うのはどうだというわけ。
(例)
<Vevent> <cyc:eventOccursAt rdf:parseType='Resource'> <cyc:nameString>New York, Sheraton Hotel</cyc:nameString> <geo:lat>40.442673</geo:lat> <geo:long>-79.945815</geo:long> </cyc:eventOccursAt> ... </Vevent>
iCalendarの語彙にこだわらなければ、これは十分考えられる方法だ。最近スローペースなRDFicalで、話は進むかな?
関連メモ:
- RDFicalとGeoボキャブラリ (2004-04-08)
- 使えないical:geo (2004-04-10)