CC-GPL(Creative CommonsのDeed, Legal Code, metadataという三層インターフェイスを使ってGNU General Public Licenseを適用するもの)が昨年の12月にブラジルで採用されたということを、今更ながらslashdot経由で知った。これがCCのメタデータを持つということは、RDFでGPLを表現するCC語彙があるはず。そう、http://creativecommons.org/licenses/GPL/2.0/
というやつだ。
Commons Deed, Legal Codeのレベルはともかく、GPLによってライセンスするということをメタデータとして示すなら、この語彙を使うことはブラジル以外でも十分可能なように思われる。次のようなRDFの断片を、たとえばXMLアプリケーションなどに含めておくというわけだ。
(例)
<rdf:RDF xmlns...> <rdf:Description rdf:about=""> <dc:creator>Masahide Kanzaki</dc:creator> <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/GPL/2.0/"/> ... </rdf:Description> </rdf:RDF>
このライセンスを定義するために、CCLのスキーマにはSourceCode
というRequirement
クラスのインスタンスが追加されていた。"source code (the preferred form for making modifications) must be provided for all derivative works"ということだそうだ。
http://creativecommons...GPL/2.0/
というライセンスURIをハイパーリンクとして辿ると、今のところポルトガル語のCommons Deedが表示されるが、内容はブラジル特有というわけではなく、一般的なGPLに関する説明だ。そしてそこに示されるLegal Codeへのリンクは、FSFのGNU General Public Licenseのページにつながっている。
slashdotでは、P2Pで使えるとか、GPLサーチエンジンはどうだとかいろいろ盛り上がってるみたいだ。試しに、XSLTスクリプトに入れてみてもいいかな。