ちょっとしたメモ

URIの設計とリンクのチェック

W3Cのリンク・チェッカーがバージョン3.9.2となり、単独のオンラインサービスとして公開された。たまたま時を同じくして、Human-Opaque URIsというURIの「分かりやすさ」とメンテナンス性に関するスレッドがwww-rdf-interestメーリングリストで始まっており、この辺りの整理をするにはいいタイミングかも。

なにかの弾みでリンク集などを作ったりすると、リンク切れのチェックまで手が回らず、だんだん使い物にならなくなることが多い。リンクチェッカーは、HTML内のリンクを解析して、そのURIにHEADリクエストを送って結果を調べてくれるツールだ。リンク先が移動して301や302を返す場合でも、そのリダイレクト先を辿ってくれるものは重宝する。W3Cのサービスの他にも、「リンクチェッカー」をキーワードに検索すると様々なツールやサービスが見つかるので、好みのものを使って時々リンクの有効性を確認するといい(つい怠りがちなので、自戒を込めて)。

URIの設計についてはTim Berners-Leeの「クールなURIは変わらない」ですでに詳しく検討されているが、スレッドの中でDanny Ayersが are dates in URIs actually useful? という疑問を投げかけており、これに対してどんな意見が出てくるのかはちょっと面白そう。いずれにしても、作者がURIを変更したり文書を削除したりしなければ、リンクチェッカーも必要ないはずなので、できるだけ長持ちするURIを使うように心がけたいものです。