flickrがgeotaggingに対応したといったって、いちいち地図にドラッグ・ドロップしなくてはならないというのは不便だし、だいいち日本はまともな地図が表示されないのだから不正確であまり面白くない。と思っていたが、ExifのGPS情報を取り込む方法が分かってきたので、ようやく百数十枚の写真をFlickr Mapに表示させることができた。Exifを抽出してRDFファイルを作るより手軽だから、これからはflickrが位置情報画像ベースとしても使えるか。
新規にアップロードする写真については、アカウント設定のImport EXIF location dataというページでGPS情報の取り込みを有効にすればよい(不思議なことに、このページはアカウント設定のホームページからもMapヘルプページからもリンクされていないために、flickrのメニューを探しても簡単には見つからなかった)。以前の写真はしばらく手を付けずにいたのだが、GPS取り込みの設定をよく見るとShall we import that information when a photo is uploaded or replaced?
となっている。つまり、各写真ページのReplaceメニューを使って再アップロードすれば、新規と同様に処理されるというわけだ。これで、GPS情報を付加した写真は確実にFlickr Mapに配置することができる。
GPSデータが無い写真は、Organizrの地図にドラッグ・ドロップでもいいのだが、特に日本のようにいい加減な地図しか表示されないと配置が不正確になって、位置情報画像ベースとしてはノイズだらけのものができてしまう(Flickr Mapは、広域縮尺でドラッグした写真は地図をズームインすると表示しないようにしているものの、どうしても質は低くなる)。もっと正確に扱うには、いったん仮配置してから写真をダブルクリックし、Location情報を適切な緯度経度で書き換えるとよい。まぁ、普通は手軽さを重視するだろうけれど。
こんな手順を確認した上で、masaka photoのうち適用可能な写真に一通りgeotaggingを施してみたら、ほぼ半分がFlickr Mapに載っかった。GPSデータを付与していないものが半分近くというのは意外だったが、位置情報を付ける意味のない写真とか、無闇に個人情報を晒さないということを考えれば、こんなものか。それでも、単独ではつまらなくても地図上に並べると面白い写真は少なくないから、flickrへのアップロードの頻度が高まりそうだ。
- FlickrからRDFメタデータへ (2005-01-12)
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