IE7がRSSフィードのXSLTを無視することは以前も書いたが、Firefox 2.0までやってくれるとは。RSSの普及に対応し、特別なスタイル指定がなくてもフィードを読めるようにするという趣旨は分からんでもないが、HTMLのブラウザが作者スタイルシートがあればそちらを優先するように、文書のスタイル指定は尊重するほうが望ましいのではないか。
IE7の場合は、インターネットオプションのContentsタブでFeedsの設定を開き、「Turn on feed reading veiw」のチェックを外せば普通にXSLTを適用して表示できる。それに対してFirefox 2.0のほうは、フィードリーダに何を使うかが選択できるだけで、XSLTを有効にするオプションは見あたらない。しかも、デフォルトのフィードリーダでは、RSSの名前空間の要素のみが表示されて、dc:date
なども無視されるというお粗末さ(と思ったら、RSS2.0やAtomでも日付情報などは表示されない。ふむ、どうやらフィードリーダじゃなくてプレビューということらしいが、やはり納得行かないぞ)。
RSSは様々なメタデータのコンテナになり得ると期待してきたけれど、主要なブラウザの対応がこれでは魅力半減。情けない話だが。
関連メモ:
- IE7、Firefox2でもRSS1.0にXSLTを適用させる (2006-11-06)
- RSSのメディアタイプ制定の動き(とIE7) (2006-05-13)