最近買ったCDで、ベートーベンの弦楽四重奏をHIPで演奏しているものがいくつか。エロイカ・カルテット(The Eroica Quartet)とターナー・カルテット(Quatuor Turner)はいずれも初めて聴く演奏団体だが、ちょうどどちらもOp.59(ハープ)を録音しているので、比べてみたりする。

エロイカの方はイギリスのピリオド楽器オーケストラの奏者が集まったものらしく、クライヴ・ブラウン博士の監修で奏法を研究しているようだ。ターナーはヘレヴェッヘのシャンゼリゼ管のメンバーで、楽器については明確に述べられていないが、さまざまな楽譜や資料を研究して、古典派やロマン派の音楽を見直すと謳っている。聴き比べた印象では、ターナーの方がより生き生きとして発見の多い演奏という感じか。このCDにはちょっと惹きつけられた。エロイカの演奏も、十分レベルが高いと思うけど。

他に購入したのはモザイクSQのOp.18。WAVEではあと1団体、ピリオド楽器によるベートーベンSQのCDがあった。探せばもう少しあるんだろうか。

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