ロジャー・ノリントンの来日に合わせて悲愴のCDが発売され、カプリングのパルジファル抜粋もなかなか素晴らしいと話題になっているが、同じ日に演奏されていたワルキューレの第1幕がCD-Rで入手できた。こちらは歌が入るので、パルジファルほどではないが、それでも「シュトゥットガルト・サウンド」のワーグナーが堪能できる。

これらはいずれも2004年7月11日の「ルートヴィヒスベルク・シュロス音楽祭」で演奏されたもの。シュトゥットガルトの定期演奏会では取り上げていない曲で、こういう意欲的なプログラムを音楽祭に持っていくというのも面白い。

間もなくLCPとのワーグナー管弦楽曲集も国内盤として復刻発売されるので、「カフェ・ビブラート」のない純粋なワーグナーを聴いてみたい方は、お試しを。

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