日曜日に「名前のウェブとXHTML文書のプロファイル」と題して《profile属性をうまく使うとclass属性値が共有できて、しかもGRDDL経由でRDFが抽出できるよ》という話をしたら、まさにその翌日、当のGRDDL仕様がW3C勧告案となった。タイミングよいというか、何かいいことありそうな感じ(期待
)。内容は5月の勧告候補とほぼ同じで、8月24日までのレビューを経ていよいよ勧告に進む。
勧告候補と比べて違っているのは、Appendix Bとして基底IRI/URIの扱いが詳しく記述されたところ。GRDDLは処理途中に中間的なRDFグラフを生成したりするので、最終的なグラフの基底IRIをどう扱うかを明確にしておく必要があった。また、XHTMLではあまり関係ないが、XML文書一般ではルートノード以外にもxml:baseが設定されることもあるため、このあたりも含めるとそれなりに複雑な話になる。
基底IRIの処理は、基本的にはGRDDL処理アプリケーションに任せてよいとなったので、助かる。これに合わせてmetaprof用のXSLTもxml:baseの扱いを一部修正。
関連メモ:
- 宿題:body要素内からのprofileもしくはGRDDL (2007-07-17)
- GRDDLがW3C勧告に (2007-09-13)
- metaprofと文書トピックの主語URI (2007-10-06)


