Planet masaka played list 2009-10


  1. * こちらの使用楽器は1832年製ブロードウッドで、プレイエルとはぜんぜん違う硬質な音。演奏も、奔放というか自由というか、暴れ馬のようなダイナミックさ。Music and Arts CD-1150
    ()

  2. * 1836年製プレイエルの素敵な音色で、誠実な感じの語り口ながらメリハリもある。ワルツが5曲、ポロネーズが2曲、他にマズルカなど。Alpha ALPHA040
    ()

  3. * ネットラジオで聴いたヘンデルがいい感じでNMLを探して行き着いたのだが、音が明晰に輝き、装飾音が躍動し、なおかつよく考えられた筋の通った見事なバッハ。「これを聴いてグールドの呪縛から解放された」とか、フーガの技法をリゲティが無人島に持っていく一枚に選んだとかいわれるだけのことはある。haenssler CD92.112
    ()

  4. * うーん、確かに歯切れはよいのだが、急かされて音を十分鳴らさないうちに次の音を奏しているような、雑で忙しない印象が。併録の弦楽の交響曲第11番、特に第2楽章は、アコーディオンかと思うような響き。狙ってならそれも面白い試みだが。haenssler CD98.552
    ()

  5. * タリスの主題による幻想曲ほか。家庭の音楽(Household Music)は、本来SQだけれども自由な楽器の四重奏にしてよいという珍しい曲で、ここではVn1の代わりにオーボエが入っている。演奏は、まあまあといったところだが、RVWの雰囲気がなかなかよく出ている。Capriccio C5035
    ()

  6. * コーネル大学で長く教鞭を取っていたジョン・スーが設立したピリオド室内管で、1995年の録音。いろんな団体が次々にハイドンの交響曲を発表していた時期ではある。丁寧な演奏だが、かなり編成が小さいからなのか、ちょっと線が細い印象。Dorian Sono Luminus DOR-90226
    ()

  7. * モダン・ピアノでの、端正なというか、自然で素直な音作り。ウィーン原典版による53曲を収録。NMLには、Naxos自身のヤンドー盤やBISのブラウティハム盤など、ハイドンの鍵盤ソナタ集は結構いろいろ揃っている。Corona Classic Collection 0002182CCC
    ()

  8. * NMLでは SmithsonianとしているけれどCDのジャケットはSmithson。しかしシュレーダーが率いているということはスミソニアン室内管のメンバーか(しかしスミソニアン・チェンバー・プレイヤーズとは違う。ややこしい)。ワシントン・ポストの古い記事によれば17世紀のヤコブ・シュタイナーの楽器を用いているそうだ。目の覚めるような新鮮さはないが、暖かくて充実した音色。Dorian Sono Luminus DSL-90905
    ()

  9. * ロックはイギリス初期バロックの作曲家。「友人たちに」と題された8つの組曲からなるアルバムで、2声のとはいいつつ多くは旋律に通奏低音の伴奏がつくという形になっている。Masquesはモントリオールを拠点とする若手3人のバロック・アンサンブルだそうだ。Gambがちょっと弱い感じもあるが、生き生きとしたなかなか良い演奏。Dorian Sono Luminus DOR-90300
    ()

  10. * いずれもベートーベンの同時代の(4番はアレクサンダー・ペッシンガーによる)Pfと弦楽五重奏への編曲だそうだ。1/2番は白神典子、4/5番はスホーンデルヴルトの演奏がNMLにあったが、3番が加わってこれでピアノ協奏曲全集完結(!)。演奏も丁寧でなかなかいい感じ。Musicaphon M56849
    ()

  11. * 妖精の島という副題で、伝承曲などを含むケルト音楽を、ちょっと幻想的に、時に愁いを帯びて聴かせてくれる。ごちゃごちゃしたり厄介だったりする一日の最後に、心が洗われる。Dorian DOR-90013
    ()

  12. * 3声のソナタ1、3、6、8番に「悲しむ乙女、またはペルシャの王女」、「貞淑な妻、またはついに得た幸せ」の音楽をはさんだというユニークな構成のCD。素敵な曲集だ。Chatham Baroqueはピッツバーグを拠点とする、2挺のVnとコンティヌオ(ガンバ&テオルボ)という編成のアンサンブルだそうで、伸びのある艶やかな響きを聴かせてくれる。Dorian DOR-90309
    ()

  13. * ヨハン・ゴットリープとカール・ハインリヒの兄弟による。端正なというか、折り目正しい愉悦という感じの素敵なトリオが、気持ちの良い音色で流れていく。CPO 777423-2
    ()

  14. * 実に自然で滑らかなアーティキュレーションと魅力的な美音。PentaTone PTC5186347
    ()

  15. * 四重奏といっても通奏低音をVcとCemでやるので5人なんだね。曲は傑作、演奏は滑らかで生き生きしている。CPO 777375-2
    ()

  16. * 1798年にジムロックから出版された編曲譜がフランス国立図書館にあったのだそうで、オペラのほぼ全曲が、なかなか見事にカバーされている興味深いもの。このSQは2002年にモントリオールで結成されたピリオド楽器のアンサンブルで、艶やかな音色で魅力溢れる演奏を聴かせてくれる。ATMA ACD22559
    ()

  17. * 弦とクラリネットあるいはピアノによるチャーミングな佳曲が並んでいて、ピリオド楽器というわけではなさそうだが、演奏も爽やか。楽しめる。CPO 777460-2
    ()

  18. * ジョージII世戴冠式のためのアンセム1~4番にオルガン協奏曲第4番やメサイアの抜粋をはさんだ構成で、祝祭的な喜びに満ちた輝きが溢れている。これも今年のグラモフォン賞のバロック声楽部門賞。Coro cor16066
    ()

  19. * 今年のグラモフォン賞の器楽部門賞に決まったようだ。丁寧で均整の取れたピアニズム。Chandos CHAN10497
    ()

  20. * Vn奏者のフランク・ペーターの団体かと思ったら、そうではなくて、ライプチヒ時代のバッハが活躍したコーヒーハウスの名前(ツィマーマンとも)にちなんでいるらしい。軽快で生き生きした演奏に惹かれた。CDは「さまざまな楽器による協奏曲集」という面白いものとして3枚シリーズになっている。Alpha ALPHA013
    ()

  21. * 軽やでなタッチでハイドンの雅な面を聴かせてくれる。全集の8番目だが、NMLに登場したのはこれが初めて。NMLでのCPOがまた充実し始めたので、楽しみが増えた。CPO 777244-2
    ()