Planet masaka played list

Naxos Music Libraryで聴いてPlanet masakaにメモした最近の曲と2008年からの月別リストです。


  1. * 打+EBassにグリスフルート、クラスタシャン、スカッチプレートなどの独自発明楽器を加えた(打も独自?)トリオで、東南西北(One~Four)の4部から成る。適当に作った電子音楽の類かと思って聴き始めたら案外味わいがある。間に挟まれた「降着」「マントル」「向斜」いずれもへんてこな変調された音が連なるが、より打が前面に出てくる感じで、馴染みやすいかも。Rattle RAT-D091
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  2. * 16世紀後半~17世紀初期の大佐だそうだ。時代的にはダウランドとほぼ重なり、初期バロックというか、ポスト・ルネサンスというか。この曲集は「音楽の諧謔」という通称があるそうで、Vaダ・ガンバでの演奏。久々にこの時代のものを聴いたが、ヘボい現代曲よりは、よほど心が洗われる。Daphne RecordsDaphne DAPHNE1071
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  3. * Fl+Va+Vcというちょっと変わったトリオ(8本の弦と笛)で、Gを中心にしだれ柳のような下降が繰り返され通常の音程をはみ出した呪術的というか変な音が投げ出される。ポール・テベルゲの「マカーム」はとりとめなく頼りない断片の継ぎ接ぎ。マーク・ウィングスの「ロキの隠れ家」は呪いめいたくねる旋律ユニゾンがずれて分裂しては集まる。パメラ・スクラーの「二つの旅」は静かにゆっくり成長し、ジョン・ネウェル「…そして何も同じままでは残らない」は繊細に様子をうかがうが主張はない。ホルヘ・アマド「エイドスII」は動きはあるがどうにもいびつ。奇妙なトリオだ。Ravello Records RR8061
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  4. * 反復連打音が特徴的な単純な音そして軽くプリペアドにしたというPfによるポコポコする打的音。「シードリング」はハルモニウム(hrm)に吹雪のような電子音。エイミー・ウィリアムズの「5つの言葉」はSop+hrmでそれぞれドイツ語の一つの複合語を歌う5曲。「映画の形 4」は低音で暴れるPf。イオネの「現在の記憶」はhrmのいろいろな奏法に載せて女声が表題を語る。藤倉大の「白い虹」はhrmで滲むような和声、「明るいコード」は4つのPf小曲で響きや短音形の遊び。どの曲もAIでも作曲できそう。Tundra TUN010
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  5. * 1音毎に細かな指示のある鋭いPizz、スルポン、ハーモニクスなどの組み合わせが生み出す光と影。2つの便りに挟まれた中間楽章は時間が圧縮され細かな動きとグリッサンドが目まぐるしく、そしてフレスコバルディのクレドを奏しながら鋭い光が飛び交う。これは見事。「クラムール」「通らない道」も緻密。ジェラール・ペソンのSQ第1~3番も鋭くかつ透明な空気。「ネーベンシュテュック」はブラームスのOp.10を用いClも加えて。エンノ・ポッペの「本」は不条理な音がさまざま変化する5楽章。さらに「ズヴォルフ」「フライツァイト」そして「ティエル」は微分音も含んで音が溶けていく。圧巻の充実3枚組。Naive V7159
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  6. * Fl+Vc+Pfのトリオで、短いパッセージがグリッサンドやフラッターを伴って対立したり慰め合ったりしつつ最後は融和するのかと思えばそうでもない。「クアジ・ソナタ」はFl+Pfで短長の弾むリズムの主題などがが展開したりするが全体の印象は刹那的。「コンセプト」「3つのアクセント」はVc+Pfで割とアグレッシブ。「置換」はFl+Pfで短三度↗短二度↘音形がいろんな形に変化していく。「デュアリス」は2本Flが密に絡み合うがここでは一方を録音しておいて一人で奏している。 DUX1724
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  7. * 疾風のように上下する半音階と自然倍音列が拮抗し、平行和音などが渦巻く中、静寂な中間部での自然倍音ホルンの呼び声が印象的。「神の怒り」は重い低音からのテーマから厳しく激しい審判の音楽だが最後だけなんだか協和音。「Vn協奏曲第3番 対話-私とあなた」は独奏Vnと打で分節される管弦楽が交互に音を投げ合う。二度あるいはその裏返しの七度の上昇がいろいろ用いられる。DG 00028948614585
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  8. * 無調のワイルドな曲なんだけれど第2楽章あたりかなり濃厚で終楽章も少しリリカルな主題で始まったりする。「ピアノ三重奏曲第1番 シャドウ・ダンサー」になるとよりポップな旋律志向に。もっとも6つの楽章はそれぞれ異なった個性で、寡黙だったりプリペアドとハーモニックスの組み合わせなど。「愛している、さようならと言うための手紙」はVc+Pfの叙情曲。Navona NV6264
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  9. * タンゴやバガテルなどの形式に触発されつつ衝突音を自由に用い柔軟な4曲。「心地良い調べ」はPfトリオでハーモニクスを多用して透明感のあるきらめき。「違いのある友人」はバッハ、スカルラッティ、シューマンの曲から発想したという辺りを伺いながらも小気味よく踊るPf独奏3曲。「内向きに行く」は風奏や声との多重などを駆使するFl独奏曲。「狂ったように行く」はユリシーズの最後のフレーズだそうで、分裂気味のPf独奏。なかなか面白く味わいがある。Rattle RAT-D089
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  10. * 気持ちの赴くままの即興という感じで、細かいアルペジオ的運動がゆっくりした中間部を挟む。「コディファイ」は少しつっかえながら。「夢占い師」は更に要素が短くなり空隙を挟みながら。「尖塔」は上下に広く動く。「回り道」は緩急。「シーソー」は半音階的にくねりつつロマンチック。間には4つの間奏曲、ピアノ組曲からの抜粋。どれも言いたいことがあるというよりはその場で浮かんだイメージが音になって消えていくというのかな。Rattle RAT-D081
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  11. * SQ+Ob+Pfという編成で、五音音階を応用したような奇妙にエキゾチックで悲しげな響き。戦争難民の子どもたちを思ってという。「アン・モリスのためのトムのセレナード」はOb+Vn+Va+Vcで空虚五度が強調されるかと思うと水に漂うような叙情も。「マタ・アウ川にかかる雲」「星はなく雲さえも」はSQ、「アラパーティキ」「トゥーマナコ」はPf独奏、「トルア」はVn+Pf、「3つの即興」はOb独奏で、チェコの民族要素なのか、なぜか微かにアラブも感じさせる不思議な空気。Rattle RAT-D077
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  12. * Vn+Pfが水鳥、野の鳥、森と庭の鳥、海鳥の4巻で24曲の鳥を奏でる。鳴き声や動作の様子などを、いろいろな手法を用いて描写する。なかなか面白くてなるほどというのも多いが、24もあるとやや冗長かも(ただ後半のほうが手が込んでる)。一瞬カルメンのパロディかと思うようなところも。Metier MSV28619
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  13. * Fl+Cl+Vn+Vc+Pfでハーモニクスを多用しゆっくりと流れていく。「スローモーションで波の進化を観察するための音楽」も同じ編成でよく似た響きながら刺激音や速いパッセージが増える。「コップ一杯の水を見る37の方法」はPfに代えて2打、Guit、ASax、Vaを用い、微分音的な濁りも混じえて多様な響きが推移する。「水の記憶」はVnなしでHp、Accを加えギター協奏曲的に。「略語」はAFl+Cl+Vn+Vcで単純な音がずっとppで積み重ねられる。IBS Classical IBS-192021
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  14. * ジャジーな掛け合いからハーモニクス、微分音まで多彩な表情。カルロ・マルゲティツの「ライトボックス」は3つの楽器が独自の動き。「移行する状態」はガラス作りの変化する状態から着想。アレックス・テイラーの「機械的バーレスク」は10の奇妙な踊り。サミュエル・ホロウェイの「あぶみ骨」はグリッサンドやハーモニクスなどのごった煮が内耳を介して伝えられる。クリス・ゲンドールの「浮き彫り」は対称的な3つの楽章で丁々発止。キャロル・コワン「繊細な踊り」はタンゴやジャズを思わせる3楽章。Rattle RAT-D058
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  15. * グリッサンドしてまさに周転円のようなエキゾチックな音が飛び交う。Pfトリオで「腹の中の火」は刻みとハーモニクス、「尻の痛み」は平行和音。「夜想曲」はVc+Pfでゆったり。「ブルースに捧ぐ」は5曲の曲を元にしてこの分野を試してみた。「アルム・マニス」はSQを電子加工。語りが入る「親密な歴史第1、2番」は電子楽器など、「居住地の街路で」はPfと。「キャラバン」はエキゾチックなVn、「エオリアン・ハープ」はハーモニクスを駆使するVc。「通りの音楽」はインドネシアの通りの売り声を模す電子音楽。最後に「熱帯雨林 6.子供の遊び」をFl+Marbと楽しい遊び歌で。Rattle RAT-D057
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