music & knowledge sharing
Planet masaka played list 2010-08
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バッハ:
マタイ受難曲(メンデルスゾーン編)
(シュペリング+ノイエ・オルケスター)
1841年のライプチヒでの再演時の楽譜に基づくという(ノリントンが2005年に演奏したのは1829年のベルリン版)。十分説得力あるし、オケも合唱も佳演。naive
op20001
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A. スカルラッティ:
聖チェチリアの殉教
(ファソリス+イ・バロッキスティほか)
近年楽譜が発見されて2000年に復活再演された珍しいオラトリオ。再演時のメンバーによる録音だそうで、演奏は上質。CPO
777258-2
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ボエリー:
室内楽作品集
(モザイクQ+リモージュ・バロック・アンサンブル)
自作の交響曲から作曲家自らが編曲したという六重奏曲はなかなか面白いが、やや退屈な曲もあり。演奏はさすがの出来。Laborie
LC05
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ショスタコーヴィチ:
ピアノソナタ第2番、24の前奏曲
(リリア・ボヤディエヴァ)
明晰で茶目っ気ありだけれど、そこはかとなく優しさが溢れてくるという感じか。何となく好きだな。Artek
AR-0048-2
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モーツァルト:
交響曲第40番、『イドメネオ』バレエ音楽ほか
(ジャネット・ソレル+アポロズ・ファイア)
ソレルは「タングルウッドでノリントンやバーンスタイに指揮を学び、アムステルダムでレオンハルトにチェンバロを師事」したそうで、思い切りの良いパキッとした演奏を聴かせてくれる。ルーチョ・シッラのアリアを歌ったフォーサイスがいまいちだったのが惜しい。Avie Records
AV2159
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ニールセン:
Vn協奏曲、Fl協奏曲、Cl協奏曲
(シェンヴァント+デンマーク国立放送響)
独奏はそれぞれシェーグレン、クリステンセン、トムセン。さすが面白い響き。特に管楽器の2曲は、なかなかいける。Chandos
CHAN8894
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バッハ:
ゴルトベルク変奏曲
(トリオ・シリアクス=ペーション=ライティネン)
しばらく前に話題になった録音で、シトコヴェツキの編曲による三重奏版。うーん、第20変奏のようにいい感じのときもあれば、クォードリベのようにやや違和感ありのときもあるが、なかなか個性を発揮していて面白いことは確か。Caprice
CAP21695
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モーツァルト:
ディベルティメントK.563
(トリオ・シリアクス=ペーション=ライティネン)
これはなかなかいいね。音楽が伸び伸びとしているし、音色も艶やかながら爽やか。アンダンテでもう少し雄弁だとなお良い。Caprice
CAP21795
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バード:
私のネヴァル夫人の曲集
(エリザベス・ファー)
雅な感じのくつろげる曲集だが、4種類のチェンバロを引き分けている割にはちょっと飽きてくるのは、奏法というかリズムや装飾音の扱いがやや一本調子なためか。まぁでも、何となく聞いている分には悪くない演奏で、楽しめる。Naxos
8.570139-41
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シベリウス:
交響曲全集
(ヴォルマー+アデレード響)
情緒に溺れず、ぐいぐいと進んでいく、かといって素っ気無いわけではない、いい感じのシベリウスではないだろうか。かなり気に入った。ABC Classics
ABC4763943
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ラヴェル:
ピアノ曲集
(作曲家自身)
ヴェルテ・ミニョンとデュオ・アートのピアノ・ロールを再生したもの。コンドンのとは違って、これはキャスウェルによる復元自動演奏ピアノによる。ほかに作曲家自身がラムルー管を指揮したボレロも収録。Pierian Recording Society
PIR0013
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ジュスティーニ:
ツィンバロ・ディ・ピアノ・フォルテのためのソナタ集
(ウォルフガング・ブルンナー)
フォルテピアノのために書かれた、現存する最初のソナタだそうだ。軽やかなタッチで、“ピアノ音楽の幕開け”を楽しめる。CPO
777207-2
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ハイドン:
ピアノ・ソナタ集
(ウルリカ・ダヴィッドソン)
11, 16番をクラビコードで、32, 38, 43, 62番をフォルテピアノでと弾き分けたもの。多様なスタイルが楽しめて面白いが、フォルテピアノの調律はやや違和感も。Loft
LRCD-1109
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シューマン:
交響曲第1-4番
(ベールマン+ロベルト・シューマン・フィル)
ドラハイム校訂版を使っているのはまあいいとして、「現代の標準サイズのオーケストラが醸し出す豊かな響きを重視」という謳い文句の割には、ちょっと急き込んでいる印象。まぁ、全体に一貫したポリシーが感じられる演奏ではある。CPO
777536-2
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バッハ:
フランス組曲
(クリストフ・ルセ)
突然開ける明るさ。ヨハネス・リュッカース1632年製(1787年フォン・ナーゲルにより改修)の楽器を使っているそうだ。実に豊かないい音が響いている。Ambroisie
AMB9960
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ショスタコーヴィチ:
ビオラ・ソナタ
(エリク・リング+スクーグ)
カプリングはフィエルドリ+スクーグによる同バイオリン・ソナタ。まずまずだと思うが、今度またじっくり聴こう。Intim Musik
IMCD102
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グリーグ:
抒情小品集第8~10集
(アントニオ・ポンパ=バルディ)
暑苦しいので北欧の音楽でもと考えたわけだが、イタリア人ピアニストの手になるグリーグはちょっと不思議な、印象派風とでもいうか、予想とかなり違う色彩のパレットによる展開。なるほどね。全集になっているようなので、これは聴いてみると面白いかも。Centaur
CRC2984
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ハイドン:
ピアノソナタ集
(ハンス・ライグラフ)
御年90歳という大先生、ソナタの12~46番の6曲を収めたCDの方は1960年代の録音だが、48~52番の方は2007年の録音というから驚き。しっかりしたタッチで誠実に弾かれていて好感が持てる。dB Productions
dBCD121-122
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