music & knowledge sharing
Planet masaka played list 2010-10
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ハイドン:
弦楽四重奏曲Op.20
(ダエダルスQ)
響き、テンポ、アーティキュレーション、どれをとっても上出来で、聴いていて楽しい。普通のモダンの弦楽四重奏団ながら、素直で魅力的なハイドン。Bridge
BCD9326
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シュヒバウアー:
三重奏曲ほか
(アンネ・シューマンほか)
ビオラ・ダモーレのための18~19世紀の作品集で、主としてゲオルク・ピゼンデルが収集した楽譜によるそうだ。この音色はまさにアモーレ、魅惑的だなぁ。和む。ほかにグツィンガー、ペッツォルト、ガンシュペックおよび作者不詳の曲。Genuin
GEN10183
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テレマン:
無伴奏Vnのための12の幻想曲
(アウグスティン・ヘイドリッヒ)
しっかりした美しい響きで、デュボーほど地味ではなく、レッシングほどくっきりでもなく、ゆったり構えながらほどよく躍動的。悪くない。Naxos
8.570563
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C.P.E.バッハ:
交響曲ハ長調、ロ短調ほか
(クーパー+アリオン・バロック管)
Wq.182の方ね。溌剌として、よく通るクリアな音色でCPEBの楽しさ満載。併録のCemb、Fl協奏曲は、大人しいというか印象やや薄い感じ。early-music.com
EMCCD-7771
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モーツァルト:
交響曲第35番
(コンチェルト・ケルン)
痛快、血わき肉踊る、快進撃のハフナー。3回繰り返して聴いてしまった。併録の「救われしベトゥーリア」序曲も、こんな面白い曲だったかと目を見張らされる。ほかにおまけで29番とかFg協奏曲も。Capriccio
C71003
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ブーレーズ:
Pfソナタ第2番
(クロード・エルフェ)
O氏の古いポストで言及されていたのを見かけて、久しぶりに聴いた。ついでに1、3番も。今夜はバーンスタインのマーラーが主流らしいけれど、まぁあれはその、偉大なるあれとはいえ…違うものが聴きたかったのさ。Naive
MO782120
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マルティン・コダス:
カンティガス・デ・アミーゴほか
(トリフォニア)
「中世の女の愛と痛みの歌」という副題で、コダス(コダックス)、ロイエンタール、ノー、それにいくつ者作者不詳作品を集めた。音楽史的にも興味深いが、素朴でしっとりした歌声も魅力的。Challenge Classics
CC72385
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ブクステフーデ:
ソナタ集
(コープマン+アムステルダム・バロック管)
これは見事。手稿譜としてのみ残されたBuxWV266~273とAnh.5を取り上げた1枚で、内容的にも資料的にも素晴らしい上に、コープマンの楽しそうな指揮ぶりが目に見えるようだ。Challenge Classics
CC72251
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クセナキス:
メタスタシス
(タマヨ+ルクセンブルクpo)
大井@XupoakuOuが「クセナキスのオケパートは、ウェーバーの序曲程度の難しさ」というので、魔弾の射手のスコアを眺めたりしつつ。まぁ「そろそろああいう音響にも慣れてもらわんと」なのは、そうかも。Timpani
1C1113
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ハイドン:
ホルン協奏曲第1、2番、交響曲第31番
(ファイ+ブルンス+ハイデルベルク響)
例の全集シリーズ第14集はホルン尽くしの1枚。いつもながらの爽快なオケに加え、ヴィルヘルム・ブルンスのナチュラルホルンが見事。haenssler
CD98.611
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ムソルグスキー:
展覧会の絵
(エンリコ・ベッリ)
ペダルの多用、極端なアーティキュレーションと癖が強いが、よく考えられていて面白い。組合せがシューベルトのピアノソナタ20番というのも珍しい(チック・コリアは21番をコンサートで組合せてた)が、こちらはコンクール優勝者らしい切れ味の真っ当な演奏。Thorofon
CTH2446
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ビーバー:
ロザリオのソナタ
(アリス・ピエロ+レ・ヴェイユール・デ・ニュイ)
しなやかで香り高いVn、手練の名手たちによる豊かなコンティヌオ。超絶技巧も見事だが、しっとりした情感が素晴らしい。
Alpha038
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アルビカストロ:
4声の協奏曲集
(ルクス+コレギウム・マリアヌム+コレギウム1704)
おや、何と素敵な。軽やかな調べが、自然にさらさら流れていく。こういうのを見つけると、嬉しくなるね。Pan Classics
PC10124
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テレマン:
ヴィオラ・ダ・ガンバのためのファンタジー
(レベッカ・ルソー)
ほかにダウランド、コーキン、ヒュームなどの作品を、数種類のガンバを弾き分けているそうだ。この魅惑的な音が、やや酩酊した頭に心地よく響く。Pan Classics
PC10210
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