music & knowledge sharing
Planet masaka played list 2011-03
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モーツァルト:
レクイエム
(クルレンツィス+ムジカエテルナ)
これはこれは、やってくれるねぇ。武骨といいたくなる綺麗ごと抜きのアプローチによって、むしろ美しさが引き立つ。独唱・合唱も文句なし。ラクリモサの結尾のような仕掛けも効果的。
ALPHA178
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ヘンデル:
オラトリオ「アレクサンダーの饗宴」
(ネヴィル=トウル+ルードゥス・バロック室内管)
この曲の輝かしさと雅さを見事に描ききった素晴らしく高水準の演奏。Ludus Baroqueは初めて聴いたが、1997年結成の英古楽界の新星ということでいいのかな。Delphian
DCD34094
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ベートーベン:
交響曲第5番
(フリエンド+ネザーランド響)
4+6番に続いて、楽しみなシリーズの第2弾が登場。小気味よい歯切れよさでなかなかの出来。BR-Klassikで聴いたが、NMLにも加わるはず。Challenge
CC72364
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バッハ:
「バイオリンとチェンバロのためのソナタ」BWV.1014-1019
(エムリン・ナイ+ピーター・ワッチオーン)
ナイのしなやかで少し甘口の音色が、精緻な書法のチェンバロとなかなか素敵なコントラスト。1995年ロカテッリ・コンクールの覇者だそうだ。Musica Omnia
MO-0112
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グリーグ:
ペール・ギュント
(トゥルニエール+スイス・ロマンド管)
仏語歌唱による全曲盤。組曲で知られる名曲はもちろん、第1幕の舞曲のVn独奏なども絶品。演奏も素晴らしい。ほほぅ、レコードアカデミー管弦楽曲部門を受賞してるのか(1枚盤、2010年)。aeon
AECD0530
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ジュゼッペ・ヴァレンティーニ:
合奏協奏曲集
(バンキーニ+アンサンブル415)
見事な切れ味と清々しい音の流れ。素晴らしい。聴き惚れた。作品7からNos.11、7、2、3、1、10の6曲。Zig-Zag
ZZT020801
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ダウランド:
リュート歌曲集
(ギロン+ベロック)
今の気分にダウランドはよく合う。そしてダミアン・ギロンのカウンター・テナーが素晴らしい。優しく暖かいベロックのリュートに乗って、しっとりとした歌を聴かせてくれる。Zig-Zag
ZZT110102
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ベートーベン:
ピアノソナタ第30-32番
(リュビモフ)
1828年製アロイス・グラーフの音色がなんとも魅力的。ピリオドとか力まずに、フォルテピアノの持ち味を十分に生かして、滑らかかつクリアな響きで語りかける。Zig-Zag
ZZT110103
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ヨハン・フィリップ・フェルチュ:
声楽作品集
(マウフ+ポッター+フォスクイレン+アルパ・フェスタンテほか)
情感たっぷりのヴィオールやフィドル、テオルボも素敵なら、独唱陣の気品ある歌も見事。フェルチュは17世紀後半から18世紀初頭にハンブルクで活動した作曲家。
Carus83.363
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ドビュッシー、ビゼー、ラヴェル、フォーレ:
4手ピアノ曲
(トランスコンチネンタル・ピアノ・デュオ)
1877年製エラールの音色がチャーミング。グリーンフィールドとトンプソンのこのコンビは初耳だけど、素直な表現で好感が持てる。Centaur
CRC3071
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バーバー:
アニュス・デイほか
(アルモニコ・コンソート)
弦楽のためのアダージオに典礼文をつけたア・カペラ混声8部曲。ソプラノのC♭はかなり大変そう。他にタリス、タヴナー、フォン・ビンゲンの曲など。Signum Classics
SIGCD235
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ナイマン:
「ドン・ジョヴァンニについて」ほか
(モーション・トリオ)
あのモーツァルト252を、ヴォイタロヴィチの編曲でさらに遊んでる映画音楽集。ナイマン自身によるピアノ・レッスンなども。たまにはこういうのもね。Michael Nyman Records
MNRCD117
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パーセル:
ソナタ、パッサカリア、グラウンド集
(アンサンブル・コルダルテ)
しっとりと雅。グラウンド上の3声曲(3 Parts upon a Ground)はほとんどパッヘルベルのカノンで、清々しく喜ばしい。Pan Classics
PC10227
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バッハ:
無伴奏バイオリンソナタ/パルティータ
(エレーヌ・シュミット)
しなやかだけれども揺るぎない構造、魅力的な音色とニュアンス豊かな発音(録音素晴らしい)、黙考しつつも立ち止まらず前に進んで行く音楽。なるほど、感服した。
ALPHA082
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ニコラ・マッティス:
バイオリンのためのエア集
(エレーヌ・シュミットほか)
Ayrはアリアだけれども、この曲集はジグ、ガボット、サラバンドといった舞曲+アダージォやairの組曲。音色もリズム感も上質で、気持ちが和む。
ALPHA141
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ノートルダム楽派:
ア・カペラ曲集
(ゲルバー+ディアボルス・イン・ムジカ)
脱帽の完璧声楽アンサンブル。美しいとか癒されるとかより、時間の流れが変わる感覚。3声のオルガヌムが2曲で、あとは単声~4声のコンドゥクトゥス。酔うなー。
ALPHA102
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エルンスト・ヴォルフ:
クラヴィコード・ソナタ集
(パウル・シモンズ)
ハイドンとほぼ同時代の作曲家だけれど、もう少し古い、C.P.E.バッハ風かな。あぁ、でもハイドンの初期もこんな感じか。シモンズのクラヴィコードは結構雄弁でしっかり鳴っている。Ars Musici
AM12062
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ラモー:
歌劇「愛の驚き」
(ザネッティ+マクロード+ダンフォード)
ハッセによる編曲版。モニク・ザネッティのソプラノ素晴らしい。マクロードもよい。A 2 Violes Esgalesのヴィオールすごく気に入ったけど、このアンサンブルは何と訳されているんだろう。
ALPHA176
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