music & knowledge sharing
Planet masaka played list 2011-10
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バッハ:
無伴奏バイオリンソナタ/パルティータ
(アマンディーヌ・ベイエ)
さらりと弾いているようでいてなかなか味わい深い。魅力的な音色に、微妙なリズムの個性が新鮮な彩りを添える。最後にピゼンデルのソナタを置いているのも面白い。Zig-Zag
ZZT110902
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バッハ:
管組4番、ブランデンブルク協奏曲1番ほか
(カフェ・ツィマーマン)
「さまざまな楽器による協奏曲集」の第6集で、NMLではなぜか今のところVol.4だけが欠けている。愉悦に満ちた見事な演奏。チェンバロ協奏曲のBWV1055がチャーミング。
ALPHA181
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シューベルト:
ピアノ・ソナタ第15、17番ほか
(シャイ・ウォスネル)
少しクールな、前に進んでいく感じが良い。今日の新譜で出ていたソウセック(Gramola98775)も柔らかな表情で悪くないが、比べるとややリズムの切れ味が甘いかな。
ONYX4073
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ハイドン:
交響曲第6~8番
(ラビノヴィチ+アポロ・アンサンブル)
コーネルのジョン・スーが設立した室内管と同名でNMLでも同一扱いだけれど、こちらはオランダで1992年に設立された別団体。楽しげで暖かくかつ切れ味良い佳演。Centaur
CRC3173
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カンプラ:
キューピッドの矢
(ボニッツォーニ+ラ・リゾナンサ)
華麗なるヨーロッパなどから「イタリア的な」アリアを集め、クレランボーのソナタなどを前中に配した“想像上の嬉遊曲”。器楽もインベルニッツィほかの歌も素晴らしい。和む。Glossa
GCD921512
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モーツァルト:
Vn協奏曲集
(トニェッティ+オーストラリア室内管)
少し太めの筆で颯爽というか、躍動する1743年ガルネリ・デル・ジェスに鷲掴みされる。特に第3番と第4番(CDは1755)がいい感じ。この曲を反復して聴くなんて初めてかも。
BIS-SACD-1754
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ルッツァスキ:
マドリガーレ集
(カヴィーナ+ラ・ヴェネクシアーナ)
1声が3曲あって器楽のトッカータ、2声が4曲あってリチェルカーレ、そして3声へと音が充実していく仕掛けらしい。最後に5声集からのおまけ付。洗練されつつ艶やかな歌声。Glossa
GCD920919
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モーツァルト:
ピアノ協奏曲第24、25番
(ブラウティハム+ウィレンズ+ケルン・アカデミー)
待ってました。これで24番を聴こうという時に悩む必要なし。こうして並べると25番のハ長調が始まる瞬間が何と眩いことか。
BIS-SACD-1894
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マーラー:
大地の歌
(ハンスイェルク・アルブレヒト+ミュンヘン・バッハ管)
指揮者の編曲による室内オケ版(60人に満たない編成の様子)で独唱が逆に4人。「青春について」がSop!シェーンベルク編とはまた違う、透明+豊かな響きで素晴らしい。Oehms
OC792
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タヴァナー、ウィールクス他:
合唱曲
(ダーリントン+オックスフォード・クライスト・チャーチ合唱団)
下手うまというか、時々不安定ながら曲の味わいを醸しだす妙な磁力を持つ歌唱。男声+ボーイソプラノの聖歌隊で、男声の半分はプロ、半分は学生と。Regis
RRC1320
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メンデルスゾーン:
バイオリン、ピアノと弦楽のための協奏曲
(クーレン+ブラウティハム+マルキス+アムステルダム・シンフォニエッタ)
管楽器がないので、弦楽合奏付きVnソナタという感じも(第2楽章は本当にVn+Pfのみ)。14歳の才気!
BIS-CD-713
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ペルト:
鏡の中の鏡
(クルーゼ+ハドソン+クリンガー)
透明でシンプルな音で、追悼する、好き嫌いは別として。静かであるために信者系はミュート。Brilliant
BC8847
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マショー:
バラード集
(カンデル+ムジカ・ノーヴァ)
世俗歌であるわけだが、モテット集よりむしろしっとりした感じで、柔らかく絡む器楽とともに見事な中世の抒情を聴かせてくれる。aeon
AECD0982
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ニコラ・マッテイス:
バイオリンのためのエア集
(アマンディーヌ・ベイエ+グリ・インコグニティ)
アリアというよりむしろ舞曲中心。バイオリンが雄弁に語る感じはたしかにビーバーと共通する。少し切ないような甘美さも振りまきつつ。Zig-Zag
ZZT090802
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セルミジ:
「花咲く頃に」ほか
(クロディーヌ・アンセルメ+パオロ・ケリーチ)
ほかにアテニャン、クレキヨン、モレイユ、ダ・ミラノらによるルネサンス歌曲の間にリュートの小曲をはさんだ、可憐な花のようなアルバム。Glossa
GCDC80002
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