music & knowledge sharing
Planet masaka played list 2012-11/12
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ダウランド:
「悲しみよ、来たれ」ほか
(ディールティエンス+フランダース・リコーダー四重奏団)
バード、ニコルソン、また作曲家不詳を含むルネサンスの声楽と室内楽。ソプラノの声質が柔らかで素敵。リコーダーも多彩な表情。Aeolus
AE-10166
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ドビュッシー:
海
(インマゼール+アニマ・エテルナ)
ほかに牧神、映像の組み合わせ。ラヴェルのときと同じく、ピリオドだからといって特別な響きがするわけではないけれど、隅々まで行き届いたきめ細かな表現が心地よい。Zig-Zag
ZZT313
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バッハ:
アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳
(イーゴリ・キプニス)
一部歌も入れて音楽帳のほぼ全体を収録。クラヴィコードで聴くメヌエットなどが和む。Nonesuch
603497107261
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ダウランド:
「愛の神よ、見つけたことがあれば話して」ほか
(アルティス男声四重唱団)
ほかにジョスカン、ラッソなどさまざまなルネサンス歌曲のオムニバス。各声部がくっきり個性を出しつつよく調和しているのが楽しい。2001年結成のルーマニアのアンサンブル?
SonArt006
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マーラー:
大地の歌
(アルブレヒト+ミュンヘン・バッハ管)
指揮者の編曲による室内オケ版/独唱SATBという変わり種だが、音色、ニュアンス共に素晴らしい。第3曲のSopがちょっとキンキンするものの、いつも辟易させられるAltがなかなかしっとり、告別はバリトンで世俗的な装飾を超越。oehms
oc792
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マーラー:
大地の歌
(グラーフ+ヒューストン響)
しっとりした弦楽器とか派手にならないクンデのTenとかなかなか良いのだけれど、ヘンシェルのMSが音揺らしすぎで落ち着かず残念。Naxos
8.572498
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ベートーベン:
弦楽四重奏曲第12番~16番
(ウィハン四重奏団)
スメタナQ的中欧タイプ四重奏団のモダン版という評があったな。いろんな意味で安心して聴ける。Numbus
NI6100
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マーラー:
大地の歌
(ワルター+ウィーン・フィル)
Contフェリアー、Tenパツァークで1952年の録音。スタイルとしては古いかもしれないが、Hrの音色、弦の上品なポルタメント、味わい深い歌など、折り紙つき名盤の名に恥じない。多数あるリマスターの中でもかなりバランスの良い方か。Documents
297758
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サラモーネ・ロッシ:
ソロモンの雅歌
(フィクスマン+プロ・カンティオーネ・アンティクァ)
老舗の古楽男声アンサンブルPCAによる精緻で柔らかな響き。1996年録音。Musical Concepts
MC117
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ヘンデル:
歌劇「ジュリオ・チェーザレ」
(カーティス+イル・コンプレッソ・バロッコ)
管弦楽は素晴らしく、歌も概ね高水準だけど時々(特にチェーザレ=ジュリアス・シーザー役のルミュー)声がブルブルして興ざめなのが惜しい。3時間半たっぷり楽しめる。Naive
OP30536
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ブラームス:
ピアノ三重奏曲第3番
(ミュンヘン・ピアノ三重奏団)
Vaにヴィーデンマイヤーを迎えたピアノ四重奏曲第1番と併録。情念濃すぎの陶酔絶叫型とは違って、丁寧に、時に軽やかにアンサンブルしているのが好印象。短い音にビブラートかけたりしないし。Genuin
GEN12246
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メンデルスゾーン:
無言歌集
(ブラウティハム)
第1巻~第4巻と初稿や巻外を含めて。1830年プレイエル製フォルテピアノのレプリカの音色も美しい。
BIS-1982
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エルガー:
スターライト・エクスプレス
(アンドリュー・デイヴィス+スコットランド室内管)
ファンタジーあふれる音楽+ナレーションの素敵な劇音楽(ほとんどミュージカル。初めて聴いた)の貴重な全曲盤+指揮者による組曲も。Chandos
CHSA5111-12
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ベートーベン:
交響曲全集
(ブリュッヘン+18世紀オーケストラ)
話題の新録音は、なめらかでエレガントな、鋭角的切れ味とは対極の、この指揮者らしい音作り。意外なところで音を減衰させず保ったり、さあ頂点というところでも金管が引っ込んだままだったり、なかなか微妙。5、6番あたりが中では良い感じか。ベースはいろんなところで聞こえてきて面白い。Glossa
GCDSA921116
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エリオット・カーター:
弦楽四重奏曲第1番、第5番
(パシフィカ四重奏団)
漫然と聴いているだけでは何度反復しても良さが分かったとは言い難いが、少なくとも演奏は折り紙つき。Naxos
8.559362
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レオポルト・モーツァルト:
ソナタ集
(ショルンスハイム+ロッター+ヘス)
ピアノ・ソナタ3曲とトリオ・ソナタ曲、いずれも珍しい作品を軽やかに。ヨハン・アンドレアス・シュタインのフォルテピアノを弾いて音色も魅力的。Oehms
OC860
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テレマン:
教会カンタータ集
(マックス+ダス・クライネ・コンツェルト)
作品番号はTVWV1の1541、1339、698。この分野でを1700曲も作ってるらしい。タイトル曲TVWV1:698は「神よ、万軍の主よ、あなたの名において」(Naxosの訳は怪しげ)。演奏は輝かしく気品十分。CPO
777261-2
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ジョスカン・デ・プレ:
詩篇モテット集
(コルデス+ブレーメン・ヴェゼル=ルネサンス)
深き淵より(129番)ほか。これは見事なア・カペラ。堪能するにはまだちょっと雑念が多すぎるかも。CPO
777588-2
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D.スカルラッティ:
歌劇「ラ・ディリンディーナ」
(グリエルモ+ラルテ・デラルコ)
もともと幕間劇だからということか、30分弱の本編の前後に同等以上のシンフォニア、ソナタを配した構成の録音。清々しい好演。CPO
777555-2
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マーラー:
大地の歌
(ファスベンダー+モーザー+カツァリス)
室内楽版はよくあるがピアノ版は珍しいか(これが最初の録音らしい:1989年)。伴奏がクリアで端正になる分、歌がさらにもう一歩ストレートだったらと思ったりもするが、十分透明感のあるいい演奏。Teldec
825646668915
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リゲティ:
バイオリン協奏曲
(コパチンスカヤ+エトヴェシュ+アンサンブル・モデルン)
特殊な編成の凝った名曲を名演。組み合わせの「セヴン~コロンビア宇宙飛行士への追悼」(指揮者作)も充実の内容。さらにバルトークのVn協奏曲でハンガリーづくし。Naive
V5285
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シューベルト:
交響曲全集
(ミンコフスキ+ルーヴル宮音楽隊)
音作りは見事なので、6番までのシンプルな曲や舞曲系の楽章は、意外な音が聴こえて新鮮だったり素晴らしい。逆に無限旋律扱いしたいの??なグレートの序奏に象徴される“歌”の扱いは疑問。Naive
V5299
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