music & knowledge sharing
Planet masaka played list 2013-06/07
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ベンジャミン・フランケル:
弦楽四重奏曲全集
(ノモス四重奏団)
ショスタコと同年生まれの英国作曲家で、SQの1~4番は1944/49の作(5番は65年)。時代も関係あるのか陰りのある色調で、調性音楽ではないがどこか調性に引っかかっている感じ。たまたま新譜を聴いてみたのだが、素通りするには惜しい。CPO
999420-2
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フローラン・シュミット:
アントニーとクレオパトラ
(ジャック・メルシエ+ロレーヌ国立管)
ドビュッシー風の色彩感覚と妙味ある舞踏リズム。なかなかの佳曲。スコアを見ながら。Timpani
1C1133
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オケゲム:
ミサ・クィユスヴィス・トニ
(サウンド・アンド・ザ・フューリー)
任意の旋法によるということで、ここではニ調、ホ調、ヘ調の3通り。組み合わせはミサ・プロラツィオーヌムで、同じ旋律を異なる比率(長さ)で演奏してカノンにするという。Fra Bernardo
FB1302202
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モーツァルト:
レクイエム
(ラバディ+レ・ヴィオロン・デュ・ロワ)
レヴィン補筆版で、アーメン・フーガが加わっているほか細部が丁寧に変更されている。これは秀演。そろそろモツレクの各補筆版にも取り組む所存。Dorian Sono Luminus
dor-90310
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メンデルスゾーン:
交響曲第3番、4番
(ブリュッヘン+18世紀オーケストラ)
よく言えばなめらかなのだけれど、力が伝わってこないというか、骨董品を眺めているみたい。スコッチはまだいけるが、イタリアはこれではちょっと。Glossa
GCD921117
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ベルディ:
イル・トロヴァトーレ
(ホフシュテッター+ルートヴィヒスブルク城音楽祭管)
加藤浩子『ヴェルディ』で紹介されていたピリオド楽器による新しい演奏アプローチ。美しい響きじゃないか。こういうバランスでもっと他の曲も聴きたいもの。Oehms
OC951
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ハイドン:
弦楽四重奏曲第54番~56番
(チリンギリアン四重奏団)
作品71の1~3番。Chilingirianは初耳で、若手SQかと思いきや、もう40年以上も活動している老舗だという。なかなか瑞々しいハイドンで、繰り返して聴いた。Chandos
CHAN9146
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ホルスト:
雲の使者
(ヒコックス+ロンドン響)
インドの詩人カリダサのサンスクリット語詩(の英訳)に基づく、珍しい合唱+MSの曲(MSいまいち)。フレイザーの訳詩はEPUB版もあったのであとで読んでみよう。併録のイエスの賛歌も面白い。ブリテン風といいたい感じもある和声。Chandos
CHAN8901
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オッフェンバック:
オペレッタ抜粋編曲
(グルメ四重唱団+ディバーン(Pf))
Offenbach Au Menuというタイトルで食事関係のアリアを選んでるらしい。冗談半分みたいだけれど悪くない。Maguelone Music
MAG111.188
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インジェニェーリ:
聖木曜日のための音楽
(バスキーニ+イル・コンヴィット・アルモニコ)
素晴らしいア・カペラの響き。Tactus
TC540901
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RVW:
組曲「野の花」
(デル・マー+ボーンマス・シンフォニエッタ)
Va独奏はフレデリック・リドル。面白い曲集だ。Chandos
CHAN8374
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コレッリ:
室内トリオ・ソナタOp.1~4
(パーセル・クァルテット+リンドベルイ)
優雅で颯爽としていて、そして暖かい音色。素晴らしい。Vol.2というのが今日の新譜で出ていてそこから辿ってきたけど、上位互換だよね? Chandos
CHAN0692-95
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バッハ:
パルティータ第1~6番
(ロバート・ウーリー)
ミートケ(バッハがケーテンで使っていたチェンバロ)のコピーを使用とのこと。素直な響きで演奏もかっちりしている。朝から気怠い今日にちょうどいい感じかな。Chandos
CHAN0618-19
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バッハ:
Vnソナタ集
(スパーフ+ヘーレンスタム)
ギター伴奏に編曲されたBWV1020-1023で、バロック・バイオリンの音色と粒立ちが好ましい。FlソナタBWV1033の編曲も。Proprius
PRCD2056
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ダウランド:
歌曲集ほか
(シモーネ・エッケルト+ヤン・コボウ+ハンブルク・ラーツムジーク・アンサンブル)
シャイト、ショップ、プレトリウスら同時代の器楽/声楽曲も組み合わせた、しっとりとした味わい。和む。和みたい。CPO
777799-2
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