music & knowledge sharing
Planet masaka played list 2015-06
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R.シュトラウス:
歌曲集
(パトリシア・ロザリオ+チャールズ・オーウェン)
1882年(18歳)の作品10から1900年(36歳)の作品48まで、ツァラトゥストラの頃を中心とした若い時代の魅力的な曲を、素晴らしく精妙にきかせてくれる。これは素敵だ。Stone Records
5060192780505
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ニコラ・ハイム:
トリオ・ソナタ集
(ラウラ・リルチェンテ)
ヘンデルのオペラの台本作者でもあったということで、そうしたオペラのアリアの器楽編曲を挟んだ面白い構成。ソナタ自体も溌剌とした佳作。演奏がいきいきしているからかな。そして何だかハープのような音がすると思ったら本当にメンバーに加わってる。ますます面白い。最後はヘンデルで締めてる。Ambronay
AMY304
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ストラデッラ:
「飛べ、飛べ、他の胸の中へ」
(ヴェラルディ+アレッサンドロ・ストラデッラ・コンソート)
17世紀イタリアバロックの作曲家のオラトリオ(世界発録音だそうだ)。明るい音色のコンソート、声も朗らかな感じで、シリアスな重唱はあまりぴんと来ないが、全体はなかなかのもの。Bongiovanni
GB2326-2
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クリストファー・タイ:
イン・ノミネ集
(スピリット・オブ・ガンボ)
16世紀イングランドの作曲家だそうだ。Gloria tibi Trinitasの定旋律(DFDDCFGFGA...)を核にしたポリフォニーのヴィオル・コンソートで、優美でまったりした音楽。1986年結成のオランダのアンサンブル、素敵な音色だ。Musica Ficta
MF8022
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ムソルグスキー:
歌劇「ソロチンスクの定期市」
(フバト+リューブリャーナ・オペラ)
「ソローチンツィの市」とも。なるほど、リムスキー=コルサコフはこれに基づいて禿山の一夜を改訂したのであって、勝手に全く違うものにしてしまった訳ではないんだね。古い録音なので演奏には目をつぶる。Naxos
9.80174-75
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ムソルグスキー:
展覧会の絵
(ピーター・ブレイナー+ニュージーランド響)
指揮者の編曲による“21世紀の”という触れ込み。打楽器や装飾音をいろいろ使った目新しさもさることながら、プレリュードのフレージングでアウフタクト扱いの変化球が面白い。死の歌と踊り、子供部屋という関係深い曲の管弦楽版も。Naxos
8.573016
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ウィリアム・ロウズ:
ロイヤル・コンソート集
(ファンタズム)
雅で艶やかなヴィオールの響き。アリア、アルマンド、クーラント、サラバンドなどからなる10のセット(組曲という単語が普及する以前?)を極上の演奏で楽しめる。Linn Records
CKD470
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ショスタコーヴィチ:
歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
(ロストロポーヴィチ+ロンドン・フィル)
そういやまともに聴いたことなかったよなぁと思って。持っていたはずなのに見当たらないと思っていたファーイの評伝を自炊PDFの中に発見したので、これを読みながら。「今週の一枚」になっていたヘボい都○+イ○バルの5番と比べてはいかんが、良い演奏だ。Warner-Parlo
5099996683859
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クインシー・ポーター:
弦楽四重奏曲第5~8番
(アイヴスSQ)
5番と7番は少し民謡風かもしれない素材を自由な調性構造に展開していく感じ。6番は前に進んでいくリズム、8番はゆっくりと思索的な面も。程よく親しみやすくまた仕掛けもある。演奏もいい。Naxos
8.559781
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