music & knowledge sharing
Planet masaka played list 2015-07
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バーンスタイン:
踊りのための音楽第2番
(ドッシン)
初期のピアノ・ソナタ、7つ/13のアニヴァーサリー、ノン・トロッポ・プレストを収めたピアノ作品集。ミニマリストとは言わないんだろうけれど、音符の数は絞られていて、ホットの逆としてのクールなもの中心。ナタリーのような素敵な小品ももちろん。Naxos
8.559756
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カンプラ:
歌劇「タンクレディ」
(シュネーベリ+レ・タン・プレゼン)
18世紀初頭フランスの叙情悲劇ということで、鳴り物が入ったりなかなか聴かせてくれる作品。管弦楽は素晴らしいが、声楽、特にソプラノ独唱のビブラートが気になるのが惜しい。
ALPHA958
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モンテヴェルディ:
マドリガル集第1~3巻
(アグニュー+レザール・フロリサン・アンサンブル)
作曲者のクレモナ時代の作品ということでこれがサブタイトルに。見事なア・カペラでゆったり楽しめる。久しぶりにいい歌を聴いた。Les Arts Florissants
AF005
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ロレンツォ・フェッレーロ:
3つの簡潔な歌
(ブゾッティ+エクス・ノヴォ・アンサンブル)
ピアノと弦、木管の6~8人の編成で、分かりやすいものから実験的なものまで現代イタリアの音楽をおさめた、のかな。冒頭のシャリーノ「反対の空間」あたり、かなり現代美術に接近している感じがする。最後に置かれた「簡素な歌」は題名通りの素朴な音構成から醸される懐かしいような魅力。Stradivarius
STR33852
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ベートーベン:
弦楽四重奏のための前奏曲とフーガ
(ボルチアーニ四重奏団)
作品18-1と、作品番号のないHess30~36あたりをおさめた面白い組み合わせ。イタリア四重奏団のVn1だったボルチアーニが生徒に名前を使うことを許したカルテットだそうだ。特にピリオドを謳っているわけでもないけれど瑞々しい感じなのは、そういう系譜か。Stradivarius
STR33362SD
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ヴィトマン:
弦楽四重奏曲第1~5番
(ミンゲ四重奏団)
さらに歌劇「不在」に出てくる弦楽四重奏曲とか、「1分間に180回」とか。シュプレヒコールやSop独唱が入ったり古典のパロディがあるかと思えば精妙なガラス細工のような(微分音?)つくりだったりずっと同じリズムが反復されたり、多彩ですな。演奏の水準が高いので、曲の面白さをじっくり味わえる。Wergo
WER7316-2
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ジョン・アダムズ:
中国のニクソン
(エド・デ・ワールト+セントルークス管)
ちゃんと聴くのは初めてだな。ミニマル音楽と言われるけれど、ミュージカルという感じも。演奏はさすがルークスだけあって申し分ないが、江青役らしいソプラノの(たぶん見せ場の)アリアが縮緬ビブびりびりで残念。Nonesuch
075597976915
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ロマヌス・ヴァイヒライン:
音楽の復興祭
(カペラ・ヴィタリス・ベルリン)
17世紀リンツ出身の作曲家だそうだ。弦、通奏低音による6声、トランペットが加わった8声のソナタ、ほかにポストホルンのための曲も。弦の音色もなかなかのものだが、ナチュラル・トランペットの響きが魅力的。Raumklang
RK3401
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カロル・ベッファ:
ビオラ協奏曲
(アルノー・トレット+ジョアン・ファルジョ+アンサンブル・コントラスト)
1973年生まれのフランスの作曲家。オーケストラは弦だけで、癒し系的なゆっくりしたSolennelとリズミカルなVifの2楽章。ビオラの魅力が十分発揮される。ハープ、ピアノの協奏曲、ソプラノとの「暗黒の夜」も。どれも繊細な聴きやすい響きで、グレツキっぽいと言ってもいいかな。Aparte
AP108
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ルイス・ミラン:
エル・マエストロ第1巻
(エスコバル)
16世紀スペインのルネサンス期にビウエラのために書かれた曲集で、ここにはファンタジア第1~22番とパヴァーヌ第1~6番が収められている。6コースの撥弦楽器だそうで、この録音では少しリュートがかったギターのような音色。素朴な味わいの曲だが、作品は難度順に並べられているということなので、第2巻以降はもっといろいろある?Naxos
8.573305
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グラジナ・バツェヴィチ:
弦楽四重奏曲第1,3,6,7番
(ルトスワフスキ四重奏団)
ルトスワフスキとほぼ同世代のポーランドの作曲家で、特に初期の曲はシマノフスキあたりと通じそうな感じ。後期にはバルトーク風の技法も組み込まれて不協和や実験的要素もあるが、演奏が安定していることもあり、全体として聴きやすい。Naxos
8.572806
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ハイドン:
ロプコヴィッツ弦楽四重奏曲
(アレア・アンサンブル)
Hob.III:81、82(66、67番)、および同43(35番)の3曲。エウロパ・ガランテ、アカデミア・ビザンチナのメンバーで構成されるピリオド四重奏団だそうで、明るい響き(ピッチが高いようにも聴こえる)が新鮮な感じ。もちろん精度の高い演奏。こういうハイドンもいいよね。Stradivarius
STR33849
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