music & knowledge sharing
Planet masaka played list 2015-10
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モーツァルト:
歌劇「後宮からの誘拐」
(ヤーコプス+ベルリン古楽アカデミー)
おぉこれは。管弦楽も歌も高水準な上に、科白の部分でもフォルテピアノでの引用即興を加えたり、異国趣味の雰囲気もたっぷりで、お見事。ブックレットPDFも。Harmonia Mundi
HMC902214.15
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パレストリーナ:
ミサ曲集
(ロンギーニ+デリティエ・ムジケ)
ジャケ・ド・マントゥア(マントヴァ)の旋律(モテット?)Salvum me facとAspice domineに基づく2曲で、それぞれの名を冠して呼ばれるらしい(しかし“ワレヲスクイタメ”とは何ですかNMLさんよ)。それぞれキリエからアニュス・デイまで、精緻で美しいア・カペラを味わえる。Stradivarius
STR33477SD
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ヴィアダーナ:
エレミアの哀歌第1巻
(アッチャイ+コレギウム・ヴォカーレ+ノヴァ・アルス・カンタンディ)
後期イタリア・ルネサンスの(男声のみの)ア・カペラ曲。歌詞も味わいながらじっくり聴くと良いのだけれど、優しい音色は(わずかに音程が揺れることもあるが)それだけで十分癒される。Stradivarius
STR33444SD
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ペトラッシ:
管弦楽のための協奏曲
(タマヨ+オランダ放送響)
1933年のPfやSaxまで入って賑やかで新古典派的な第1番から 1970年の無調現代音楽っぽい第8番までさまざまな姿のオケコン。第3番「協奏的レクリエーション」はアカデミアでスコア入手できるようだ。第4番は弦楽のみ。第7番面白そうだけれどやはり難しいだろうな。Stradivarius
STR33700SD
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バッハ:
無伴奏チェロ組曲
(ハイモヴィッツ)
びっくりするほど音を後押ししてみたり、不思議なところにアクセントを加えてみたり、かと思うと隙のないフレージングで精妙な表情を響かせたり、鮮やかなピッコロ・チェロでガボットをピチカートで繰り返したり。これはなかなか。PentaTone
PTC5186555
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デュファイ:
私の気高くも美しい人よ
(アンサンブル・アマディス)
中世の音楽をテクストと楽曲のオリジナル記法を研究して表現する、という自己紹介があった。声楽中心にいろいろな器楽伴奏を交えて、なかなか魅力的な演奏を披露してくれる。「ジャンヌ・ダルクの時代の」ということで、バンショワやダンスタブルなどの曲も散りばめたアルバム。Warner
731383623165
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ブリテン:
ダウランドによる夜想曲
(グロンドーナ)
リュート伴奏歌曲「来れ深き眠りよ」を主題に用いた変奏曲で、「ノクターナル」で知られるギター音楽の傑作。透明だけれども深くて暗くて底が見えない水のような、静かながら多彩で密度の高い音楽。ほかにウォルトンの「5つのバガテル」、武満徹「すべては薄明のなかで」、ベネット「即興曲」など。Stradivarius
STR33954
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プロコフィエフ:
バイオリン協奏曲第2番
(ムローヴァ+ヤルヴィ+フランクフルト放送響)
素晴らしい美音の流麗で自在なソロ。オーケストラも秀演。パパヴラミとの2 Vnソナタ、さらに無伴奏Vnソナタという組合せ。どれも雄弁でお見事。
ONYX4142
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プーランク:
ピアノ協奏曲
(ロルティ+ガードナー+BBCフィル)
2台ピアノの協奏曲はメルシエも加わって。さらに舞踏協奏曲オーバードなど。お洒落で小粋なプーランクの楽しさが詰まってる。Chandos
CHAN10875
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ラモー:
歌劇「ザイス」
(ルセ+レ・タラン・リリク)
65歳になってから書き始めた英雄的牧歌劇の第1作で、この世のはじめ頃シルフの王ザイスが羊飼い娘ゼリディに恋をして云々という話。全体に妖精が飛び交うようなきらきらしたしなやかさに溢れて、演奏も素晴らしい。2014年ヴェルサイユ宮殿王室オペラ座でのライブ。ブックレット付き。Aparte
AP109
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