music & knowledge sharing
Planet masaka played list 2016-07
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ウィリアム・バード:
初期ラテン語聖歌集
(カーウッド+カーディナルズ・ミュージック+フライズワイド・コンソート)
知らないアンサンブルだったが、これはなかなかのもの。高い精度のハーモニーが心地よい。ア・カペラのほか何曲かはリコーダー合奏で。カーウッドは元タリス・スコラーズのメンバーだそうだ。エディション8までのシリーズかな。Universal
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バッハ:
ゴルトベルク変奏曲
(ハルダース+シュトラウフ)
ビオラ・ダ・ガンバ2本という珍しい編成で、良くも悪くも鍵盤とは異なる弦の特性を明確に打ち出している。第29変奏が特に弦ならではという感じ。そんな中での第5、18変奏のピチカートがまたコントラストがあって面白い。弦をゆっくり鳴らしての71分はすごく遅いと思ったけれど、鍵盤でももっと長いのはざらにあるんだな。Raumklang
RK2807
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ブーレーズ:
ル・マルトー・サン・メートル
(アンサンブル・アンテルコンテンポラン)
ルネ・シャールの詩も読んでみたけれど、シュルレアリスムだしね。詩の印象は静的なのに対して音楽は跳びはねる。でも動き続けているわけではなく、忍び足で歩いてパッと動く。まさにピエロという感じだ。併録のデリーヴ(引用)は第2番が大作。DG
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メシアン:
7つの俳諧
(ブーレーズ+クリーブランド管)
日本を訪問して奈良、宮島、軽井沢などに滞在した印象を綴ったというもので、まぁそうなのかな、雅楽とか邦人作曲家とは違う感覚。ほか「ミのための詩」「鳥の目覚め」も。どれも演奏精度は高くて面白く聴ける。DG
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バッハ:
ゴルトベルク変奏曲
(クリストフ・ルセ)
ピアノがこの曲から自在な表現を引き出すとすれば、チェンバロはバッハの楽譜を緻密に表現する、ということになるようだが、その結果として大仰な振幅を排しつつ、端正にテクスチュアが描かれる。さすがの演奏。Decca
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バルトーク:
弦楽四重奏曲全集
(タカーチ四重奏団)
先月またDG/Deccaが大量投入された中でみつけた一つ。1996年の再録音の方で、銘盤の誉れ高い演奏。あの高度なリズムや音群は、現代音楽としてではなく民族音楽の延長で生み出されたんだなと。Decca
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シャルパンティエ:
コメディ・バレ「病は気から」
(クリスティ+レザール・フロリサン)
先月はほとんど聴かなかったNML新譜を遡って眺めたら、このコンビの録音がまとまって登場していた。この曲はまさにコメディという面白さが精緻な演奏と楽しい調和を醸して良い気分になれる。Harmonia Mundi
HMG501887.88
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