music & knowledge sharing
Planet masaka played list 2018-10
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ラッヘンマン:
アウスクラング
(エトヴェシュ+ダメリーニ+ケルン放送響)
電気増幅されたピアノと管弦楽が断片的で禁欲的なパッセージをやり取りする。音はまばらになったり低強度の緊張で持続したり、急に動き回ったり。50分間のドラマ。併録は「タブロー」。col legno
WWE1CD31862
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レベッカ・ソーンダース:
フレッチ
(アルディッティ弦楽四重奏団)
スルポンとハーモニクスの混合でガラスをこするような尖った音が繰り出され、グリッサンドしながらのクレッシェンドが手裏剣のよう。サンダースとも。併録メイソンのSQ2番はシンプルな素材の組み合わせでいろいろおもしろい効果を生む。中間楽章は珍しい響き。さらにベッドフォードの「素晴らしい四頭のナイチンゲール」、ゾーンの「パンドラのはこ」。col legno
WWE1CD20421
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藤倉大:
ピアノ協奏曲第2番「ダイアモンド・ダスト」
(フー・メイイ+中川賢一+アンサンブル・ノマド)
かなり硬質な響きの室内オケとピアノが鋭角に、またときに柔らかに向き合う。併録「ころころ」は尺八が指を交互に素早く動かして動物のような声を出す技法にちなむ。「デリクェス」はTrb、「ライン・バイ・ライン」はVn、「ゆらゆら」はHrの独奏、さらにCb協奏曲も。Minabel
MIN107
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ウェーベルン:
ピアノのための変奏曲
(イングリート・カーレン)
十二音技法といっても気楽な、ふらふらと遊んでいるような軽やかさ。併録のウストヴォリスカヤはショスタコの弟子だそうだ。ソナタ第3番はとらえどころのない無表情を装う。第5番はより積極的。ECM Records
00028944993622
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パウル・ギーガー:
オルガヌム
(ギーガー+ウングレアーヌ+シュナイダー)
癒し系の弦楽三重奏。併録カルマ・シャドゥブは、より曖昧模糊として楽器だか声だかよくわからなくない状態でゆっくりゆっくり下降していく。さらに10世紀のノトケル・バルブルス、12世紀のヒルデガルト・フォン・ビンゲンも。ECM Records
00028946564820
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ブリテン:
無伴奏チェロ組曲
(アレクサンドル・ラム)
名曲の、深々とした佳演だと思う。今ゆっくり音楽探訪している暇はないが、この2~3日はこれを繰り返し聴きながら作業に没頭中。Melodiya
192562902295
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