music & knowledge sharing
Planet masaka played list 2019-02
-
ヨエル・ボンス:
遊牧の民
(スパンヤールト+ケラス+アトラス・アンサンブル)
主人公のVcが様々な土地で18人の音楽家と出会い対話をするという設定だそうで、二胡やら笙やらサーランギーやら多様な民族楽器と、打楽器の豊かなリズムだったり微分音だったり、面白いね。
BIS-2073
()
-
ジョン・リベラトーレ:
木の芽、名もない草
(ミヴォス四重奏団)
朝の静かな空気のような流れに時折り鋭いノイズが混じり、軽快に動き始めたかと思うとまた停滞する。最後は旋律が生まれるがこれもノイズでボキッと折られる。そして風に吹かれて舞い上がるかのように慌ただしく締めくくる。「ざわつく風」はFl+Guit、「折れて辿られる線」はSop Sax+打という珍しい組み合わせ。「彼らが留まっていたなら」は歌+グラスハーモニカ。どれも響きだけが表面を漂っているような曲だけれど、それはそれでよい。Albany
TROY1736
()
-
グズモンセン=ホルムグレーン:
弦楽四重奏曲第5番
(ノルディック弦楽四重奏団)
デンマークの作曲家だそうだ。バルトーク風の、強靭な民族風リズムに支えられつつ、もう少し開放的な響きというか。SQ全集の前半1~6番のセットで、1,4,5,6は単一楽章。「分離」と第された第6番は断片的な波型音型とポルタメントの落下がそのイメージか。Dacapo
8.226217
()
-
ドミニク・シェーファー:
サンドル
(ベルガー+ジャニーニ)
BFlが尺八のような幽遠な調べを奏で、ライブ・エレクトロニクスの電子音が重なる。仏語の「灰」は、そこから新しいものが生まれるところだからだそうだ。対になるのはClを用いたリングウッドで、ハーモニクスを多用した絞り出すような音が電子音に囲まれる。ringwooditeは超高圧で作られる鉱物だそうだ。アンサンブルで奏されるアニマとか、みな刺激的。Kairos
0015036KAI
()