music & knowledge sharing
Planet masaka played list 2020-06
武満徹 :
系図 ―若い人たちのための音楽詩―
(山田和樹+日本フィル )
谷川俊太郎の詩集から選んだテキストの朗読とともに芳醇な情景が描かれる。第6曲のアコーディオンがノスタルジック。ほか「オリオンとプレアデス」「夢の時」「ア・ストリング・アラウンド・オータム」「ノスタルジア」「星・島」と後期の豊穣な和声の作品。Exton
OVCL-00644
(2020-06-30 )
トビアス・エドゥアルト・シック :
音画
(シック自身 )
Klangzeichnungはこれでいいのかな。コントラバスの様々な技工を用いた音が、苦悩しながら何かを探るごとく、なかなか表現力ある。期待して次を聴くと、BAMはまずまず面白いのだけれど最後の爆発はちょっとわざとらしい。「影の音楽」「キルト」はアコーディオンを使うがもう一息。「監視下」悪くないんだけれど、点をつなぐ線が半端というか無駄が多いというか。惜しいな。
NEOS12008
(2020-06-30 )
ブーレーズ :
ル・マルトー・サン・メートル
(カフカ+アレール+アンサンブル・オルケストラル・コンタンポラン )
この数日間、繰り返して聴いていた。併録はフィリップ・マヌリの「B-パルティータ」。Vn独奏の音をコンピュータが変換して追いかけるらしい。くねる音にはアンサンブルも絡む。空間がきらきらで満ちる。col legno
WWE1CD20447
(2020-06-29 )
マティアス・シュパーリンガー :
エクステンション
(ポリソイディス+クレープ )
ポツポツしたピチカートやギシギシと押しつぶされた音の断片がPfと対話する。というよりそれぞれ勝手に鳴って対話は成立しないが、一緒に歩んでいるような。音は切り詰められ、余計なことは言わない。Hat Hut Records
889176548673
(2020-06-29 )