Planet masaka played list 2024-02


  1. * Vn+プリペアドPfで広い跳躍を繰り返す細かな動きが海底の岩陰に見え隠れして泳ぎ回る小さな魚のよう。「ソベラド」はトイピアノ、「グラスフィッシュ」はリコーダー+BClで同じく動き回る一方、「忘れることの私達の最初のレッスン」はギターが、「コンセント#7」はBFl+BClが、、「短く青い電気の花:ありがとう」はギター+ツィンバロンの電子加工音がゆっくり考える。「喜び/再会」は木5+打による動と静。「タツノオトシゴ」はプリペアドPf、「ドント!」はBCl+Vc、「私が最後に死んだ時」はVn+Pf+打でそれぞれ静、動、静。なかなか面白い。NMC Recordings NMCD270
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  2. * 白黒の音楽は少しジャズの要素もあるFl協奏曲で暗い森をさまよい歩く中で不思議なものに出会うちょっとした劇音楽。「同IV」は静かな歩みに始まるPfトリオで神秘的な竪琴のような雰囲気の後に野蛮な場面が来るかと思えば叙情詩的にもなる。「ベーコンから。マイブリッジから。映画中の人物像」は画家の方のF.ベーコンが後者の連続写真を絵に応用したようにその絵を音楽に応用するということらしく面白い部分もあるが途中ぐちゃぐちゃになる。「アカタレプシア」「さよなら淑女よ、さよなら」はオケ曲でいろいろ効果を狙っているがちょっと上滑りかも。Kairos 0022002KAI
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  3. * 水平線上に星が散らばりときおり不思議な物体が素早く動くような第1部とより動きが速まる第2部からなる不思議な世界。ヴォルフ・ローゼンベルクの「弦楽四重奏曲第3番」も雰囲気がよく似ているが緩急がよりくっきりしているか。ジェルジ・リゲティの「弦楽四重奏曲第2番」は5楽章構成で第4楽章のように野性的力が前面に出るところもあるが全体にはやはり夜の冷たい空気の中で細やかな動きの中にときどき炸裂する。DG 00028948647378
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  4. * Vn+Vc+Pfで叩きつけるような荒々しさの両側に虚無が。「呼吸」はPf+Accrd+E-Guit+ライブEでゆっくり蠢きながら徐々に刺々しい音になりまた静まる。「ピアノのための小品」は穏やかなPf独奏からジャズ即興風へ。「ハイブリッド歩行」はドラムセットから始まりKybd、E-GuitにAS+Tp+Tbのバンド風セッション。ちょっと外れ。Wergo WER7410-2
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  5. * ゆったりしたFlに始まり少しずつリズミックになってリパブリック讃歌などの断片を紛れ込ませながらメロウな感じに締めくくる。「プロスペロー」はPfの一打にVnが続きFl+Clとの語らい。「古代の月の歌」は朗々と歌うVcからSQ中心に木管が絡む。「夢はこのようなもので作られる」は打も加わり少し緩急をつけつつ多彩な響き。「ラグを切れ」はディキシー風の楽しい乗りをベースにあちこち楽想が飛ぶ。Navona NV6565
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  6. * ガラスのような管弦のハーモニクスの間をFlが徘徊したり一歩進んでは止まってあたりを見回したりガラクタの音があれこれ鳴る中でワルツを踊ったり。「ガラスを通して聞こえる声」はカルロ・ジェズアルドの素材を用いた4曲で偶数番にはSopも入る。「言葉のないジェズアルド」はマドリガーレ集から2曲ずつ組み合わせた4曲で、最後の曲の冒頭に閃光のような不思議な部分を持つが全体はルネサンス音楽の編曲。「白の探検II」はその閃光が手裏剣となってあちこちから飛んでくる忍者のような短い曲。Kairos 0022022KAI
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