RDF関連メモ on Planet masaka : 2013-09
Planet masakaから2013年9月のRDF/セマンティック・ウェブ関連メモを抽出してまとめたものです。
2013-09-30
- RDF: Statements/Statings http://ilrt.org/discovery/2000/11/statem... 最近の名前付きグラフの議論は10年以上前の具体化(reification)を巡る議論の繰り返しで、十年一日だよとdanbriが嘆く https://twitter.com/danbri/status/384259...(☞参照) (original post at )
2013-09-29
- Finding SPARQL endpoints http://lists.w3.org/Archives/Public/sema... 622のエンドポイントの稼働状況リストを作成。動いていたのがわずか173とは厳しい。ただしkasabiが233、talisが64で、これらを除くと稼働率53%。JPの6つはOK(☞参照) (original post at )
2013-09-28
- 練習計画を整理して、ついでにRDFカレンダーに通常予定も合わせて表示できるよう改良。来月からハードだな (original post at )
- RFC 7033: WebFinger http://tools.ietf.org/html/rfc7033 URIで識別される人などの情報を得るプロトコル。/.well-known/webfingerに要求するとJSON Resource Descriptor(JRD ☞@_masaka)が返される (original post at )
2013-09-25
- vCard Ontology http://www.w3.org/TR/2013/WD-vcard-rdf-2... いろいろフィードバックした結果、従来のプロパティも(非推奨ながら)復活。オブジェクトpropはhasXXXで統一し、vcard:valueを使った構造化もできるように。hasValueってのは…まぁいいか(☞参照) (original post at )
2013-09-23
- Apache Jena 2.11.0 Released http://lists.w3.org/Archives/Public/sema... Fusekiが1.0になったほか、Lucene/solrのテキスト検索、SPARQL over JDBCなど。Apache移行後2011末2.7→2.10→2.11というシリーズ(☞参照) (original post at )
2013-09-21
- RDF change-over-time, context-sensitive http://lists.w3.org/Archives/Public/www-... 名前付きグラフの議論の背景の一つ、時間的な変化や文脈による意味という話をSandroが蒸し返し、Patがそれは解決すべき問題ではないし他の話と混ぜるべきでないと。名前付きグラフによる期間限定記述はRDF意味論の書き直しが必要というのはなぜかな(☞参照) (original post at )
- Re: defn of Named Graph http://lists.w3.org/Archives/Public/www-... Sandroが締めに入ろうと名前付きグラフの定義を提案したところ、G.Reynoldsから名前付きグラフもRDFプロパティ/クラスの外延も換喩(metonymy)として捉えるべきという議論が。それに対してPatが換喩はRDFとは全く関係しないしOWLが破綻すると一蹴(☞参照) (original post at )
- OntoQUAD - RDF Store http://lists.w3.org/Archives/Public/publ... SW的ニュースポータルを運営しているOntos(☞@_masaka)から四つ組を扱うRDFストア。Android版があるというのが面白い。MusicBrainzのデータを用意しているそうだ (original post at )
- TriG - RDF Dataset Language http://www.w3.org/TR/2013/WD-trig-201309... 名前付グラフ記述構文が早くもLC。既定グラフの{}省略可とGRAPHキーワードがat riskとして追加。グラフ名は空白ノードIDも可、反復利用可。実装が十分あれば次は直接PRも(☞参照) (original post at )
2013-09-20
- RDF Redux http://www.slideshare.net/PatHayes/rdf-r... PatHayesの、RDFにSurfaceというレイヤーを加えることで空白ノードの問題を解消したり、RDF自身が一階述語論理を完全に表現できるようになる=OWLとRDFの論理をわける必要がなくなるという2009年6月スライド。ISWC 2009のBlogicの後半に相当(☞参照) (original post at )
2013-09-19
- DBpedia 3.9では情報ボックスのない記事についても型を推論して44万件クラス追加。ISWC2013でのPaulheim+Bizerの手法によるとのこと。論文Type Inference on Noisy RDF Data http://www.heikopaulheim.com/docs/iswc20...(☞参照) (original post at )
2013-09-17
- SPARQL 1.1 Entailment Regimes http://www.w3.org/TR/sparql11-entailment/ Service Descriptionでsd:defaultEntailmentRegimeを見て、実際にこの「伴意方式」はどの程度実装されているのかと調べてみたが、かなり前の話しか見当たらない。 http://answers.semanticweb.com/questions... ストアが実装していてもエンドポイントで提供するのは大変だよな。後ろ向き連鎖は実用にならないだろうし、前向きで蓄積しておくのだろうか。DBpediaのSDを取得してみたが、伴意方式は書いてなかった(☞参照) (original post at )
- SPARQL 1.1 Service Description http://www.w3.org/TR/sparql11-service-de... 今更ながら仕様を再読すると、エンドポイントにクエリパラメータ無しでアクセスしたらSDを返すべきであると。SDはServiceという概念の記述で、Datasetを記述するVoiDとは微妙に異なるが、役割としてはかなり重なるんだな(☞参照) (original post at )
- Keep It Simple, Smarty: How the BBC Is Expanding Their Linked Data Platform http://semanticweb.com/?p=39619 6月のSemtechBizプレゼンに基づく紹介。メタデータはできるだけシンプルにし、それ以上ややこしいことは処理コードに規則を埋め込んで対応するのだと。もっともな話だが、記事本文などのデータは別扱いということかな(☞参照) (original post at )
- Why You Need to Care About the 'Semantic Web' http://simplicity.laserfiche.com/node/363 データに加えてその機械可読メタデータがあってこそ応用が。外部データとの関係性も重要だが、適当にLinked Dataと囃し立てないのは良い (original post at )
2013-09-16
- HTTP Link Descriptions http://tools.ietf.org/html/draft-wilde-l... リンク先やURIテンプレートの情報を柔軟に提供するため、リンク要素内容のXMLなどで示すというI-D。JSONやRDFもあり得ると。Link Hints(☞@_masaka)とも関連する (original post at )
- RDF/OWL入門に「言語による表現がその世界に対して全て意味を持つ(真になる)解釈をモデルと呼びます」と書いていた。当時この理論をどこまで理解していたか怪しいところもあるが、よくぞ。Patの説明も同じこと。一つのIRIが人だったり文書だったりといった解釈のつぎはぎは、そもそもモデルじゃないわけだ(☞参照) (original post at )
2013-09-14
- Encoding units and unit types in RDF using QUDT http://www.openphacts.org/specs/2013/WD-... 医薬関連情報プラットフォームOpen PHACTSでの単位表現のガイドライン。jQUDTを利用したり、ミリモル(ops:Millimolar)を定義する例も。Unit Ontologyというのもあるらしい。cf. http://chem-bla-ics.blogspot.jp/2013/09/...(☞参照) (original post at )
- QUDT - Quantities, Units, Dimensions and Data Types Ontologies http://www.qudt.org/ 単位付き数量の表現を複数の次元の組合せで記述するオントロジー。次元をqunatity:Length、単位をunit:Meterなど。厳密だが複雑(☞参照) (original post at )
- metadata from Getty’s Open Content Pgrm (part 2) http://inkdroid.org/journal/?p=6097 ゲッティの高解像度画像のXMP/RDF(☞@_masaka)を図示し、テキスト内容を構造化してみる。画像埋め込み以外にMDなどどうかとも (original post at )
2013-09-13
- Gregg Reynoldsからモデル理論とRDF解釈の丁寧な説明 http://lists.w3.org/Archives/Public/www-... モデル理論での解釈は論理的帰結を導くだけであって、現実のものに対する関連付けは全く行なわない。通常の言葉での解釈(指示denotation)とは違う(だからPatとdboothの話が食い違ってる)。モデル理論解釈はトータル関数=グローバル。従って個別解釈(理論的/一般的問わず)はRDFの意味論には関係しない。どの解釈が共有されるべきかは社会的なこと=IRIのマップは所有者が、など(☞参照) (original post at )
2013-09-12
- なんだ、そのRDF Conceptsにもはっきり"By social convention, the IRI owner [WEBARCH] gets to say what what the intended (or usual) referent of an IRI is"と書いてあるじゃないか(☞参照) (original post at )
- Patの返信 http://lists.w3.org/Archives/Public/www-... 「グラフG1とG2は異なる充足解釈集合を持ちうる」は正しいが、それが「G1とG2に出現する同一IRIは異なるリソースを指す」とはならない。IRI解釈は一つのIRIを一つのリソースにマップ。IRIの「出現」を解釈ごとに別リソースにマップはできない。同一URI→同一リソースはRDFの基本的前提というのは、RDF解釈として各IRIの(“所有者”による)マップがあるということかな?(☞参照) (original post at )
- Unique denotation assumption http://lists.w3.org/Archives/Public/www-... 現在のRDF Concept草案に「異なるところに出現する同一IRIは同じリソースを指示する」とあるが、グラフG1とG2は異なる充足解釈集合を持ちうるので、G1とG2に出現する同一IRIは異なるリソースを指すこともあり得る、という意見。確かにIRIの指示するものが「○○の天気」なのか「○○さんという人」なのかは解釈次第。IRIの“所有者”が解釈を与えるのじゃなかったっけ? (original post at )
2013-09-11
- RDF Validation Workshop https://www.w3.org/2012/12/rdf-val/ LODなどの本格相互利用には整合性確保に低品質データの掃除が必要だが、OWLなどは推論向で検証前提でないため、現状は独自の方法が必要。この標準化に向けユースケースやツールを検討。開催中(☞参照) (original post at )
- RDF Validation Workshop議事&論文/スライド一覧 https://www.w3.org/2012/12/rdf-val/agenda ただいま開催中。以前昨年12月開催と書いたのは、URIから勘違いしたのかもしれない(昨日何度やっても投稿できなかったため、ちょっとタイミングずれ)(☞参照) (original post at )
2013-09-10
- JSON-LD 1.0 http://www.w3.org/TR/2013/CR-json-ld-201... CRに。LCで復活した@baseや逆プロパティが安定、@vocabで空白ノードIDを認める(bnodeを弧=述語に使えるとしているがat risk)など(☞@_masaka)。アルゴリズム&APIも同時にCR (original post at )
2013-09-08
- Introduction to Linked Open Data http://www.w3.org/2013/Talks/0902-Lisbon... DC2013でのIvan Hermanのスライド。導入からプログラムでの利用まで幅広く200枚以上。画像を大量に使っているのでPDFで54MBもある (original post at )
2013-09-07
- FedX 3.0 - Linked Data in a Federation http://lists.w3.org/Archives/Public/publ... 対象データセットのリストを用意しておき、統合検索を透過的、効率的に行なうフレームワーク。分散ソースに対する動的な設定などSPARQL 1.1以上のことができると。Sesame SAILとして実装(☞参照) (original post at )
- Federated Knowledge Extraction (FOX) version 2.0.0 http://lists.w3.org/Archives/Public/publ... NLPとDBpediaなどを組合せてRDFを抽出する。ASKWのプロジェクトの一つ。GeoKnowで用いられるフレームワークGeoLiftにも使用されているそうだ (original post at )
- N-Quads http://www.w3.org/TR/2013/WD-n-quads-201... グラフURI(グラフラベル)を加えたRDFデータセット記述構文、こちらもNote(☞@_masaka)→標準化トラックで改めてLC。解析手順追加などはN-Triplesと同様。TriG互換案はとりあえずなくなった模様 (original post at )
- N-Triples http://www.w3.org/TR/2013/WD-n-triples-2... トリプルを列挙するだけの最もシンプルなRDF構文、いったんWG Noteになったもの(☞@_masaka)を改めて標準化トラックに乗せてLCWDに。より解析しやすい正規化NTや解析手順の定義を追加など (original post at )
2013-09-06
- Schema.org accessibility proposal Review... http://lists.w3.org/Archives/Public/publ... いろいろ動きを受けて、ようやくアクセシビリティ提案の個別項目の検討詳細が出てきた(☞参照) (original post at )
- ISO support for A11y Metadata proposal http://lists.w3.org/Archives/Public/publ... schema.orgのアクセシビリティ語彙提案の元になっているIMS Global Learning Consortium's Access For Allは2008年にISO/IEC 24751になっているということで担当議長からの支持表明。昨日はCEDSが採用したというポストも http://lists.w3.org/Archives/Public/publ...(☞参照) (original post at )
- Vocabulary Preservation Session http://www.w3.org/2013/09/03-dcmi13am-mi... DC国際会議でのRDF語彙長期保存に関する9/3AMセッション(☞@_masaka)の議事録。語彙/URIの安定重要。PMは http://www.w3.org/2013/09/03-dcmi13pm-mi... (original post at )
2013-09-05
- Is government ready for the semantic Web? http://gcn.com/Articles/2011/03/21/NIEM-... NIEMは名前規則NDRでこそRDFに言及しているけれど実際の応用ではXMLとしてしか考えられていないのでは。2011年のこの記事は楽観的だけど、現状がよく分からない。cf. NIEMにおけるRDFとISO/IEC 11179を検討した2010年のスライド http://semanticweb.com/files/SU/NIEM-Sli...(☞参照) (original post at )
2013-09-03
- Help needed: EPUB 3.01 revision referencing a11y metadata spec http://lists.w3.org/Archives/Public/publ... EPUBにschema-orgアクセシビリティ語彙案の追加検討中。ただし公開仕様になる必要があるのだが、と(☞参照) (original post at )
- Schema.org update: new and updated proposals http://lists.w3.org/Archives/Public/publ... 見落とし、というよりメモしていなかった5月の提案まとめ。Actionsは別のところで見ているが、他にOrders(発注)、Reservations、EmailMessage、Events(再提案)、WorkersUnion、Accessibility、sameThingAs、Citationが紹介されている (original post at )
- Simultaneous reading, A11Y, and alt="" (re: bitmaps as spine items) https://groups.google.com/d/msg/epub-wor... 4月にEPUBのアクセシビリティに関して、schema-orgの案(accessMode)を検討する価値はあるよと。Images-in-spineはcf https://groups.google.com/forum/#!topic/...(☞参照) (original post at )
- Accessibility Metadata Draft Proposal Submission http://lists.w3.org/Archives/Public/publ... 4月にポストされていたSchema.orgのアクセシビリティ関連追加提案。a11y関連はいくつも語彙があるので、その相互運用という視点から背景も説明。2月にAccessibility Metadata Projectというものもできていたらしい http://www.a11ymetadata.org/ (original post at )