music & knowledge sharing
Planet masaka played list 2010-09
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ラモー:
歌劇「ナイス」「ゾロアストル」の組曲
(ブリュッヘン+18世紀オーケストラ)
軽やかで優美。なるほど、18世紀oは実はこういう音作りを目指していたのか、と今更ながら思ったり。Glossa
GCD921106
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シャルパンティエ:
聖母被昇天のミサ曲
(ニケ+ル・コンセール・スピリチュエル)
この合唱の素晴らしさは、酔える。見事。Glossa
GCD921617
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ドビュッシー:
「放蕩息子」ほか
(ニケ+ブリュッセルpo)
ローマ賞受賞時の若々しさに満ちて、演奏も悪くないが、ソプラノのジラールがオペラチック過ぎて気持ち悪く残念。「選ばれし乙女」もなかなか。「闘牛士」はいまいち。Glossa
GCD922206
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サティ:
ピアノ曲集
(コーエン)
1855年頃のエラールを使ってるという録音。気だるい音楽にさらに霞がかかって、いい味が出ているけれど、昼下がりに聴くと、眠くなってしまう。Glossa
GCDP30508
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ペルト:
テ・デウムほか
(ヨースト+ヴォーチェス・ムジカーレス+タリン・シンフォニエッタ)
再弱音のほとんど無の世界のから時おりわきあがってくる素晴らしい響き。息をのむ美しさ。Estonian Record Productions
ERP2309
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フリートヘルム・デール:
レクイエム 「アテムヴェンデ」
(ダルムシュタット+カッセル声楽アンサンブルほか)
典礼文ミサを超えた表現の試みは、伝わるところもあれば勇み足のようなところもあるが、それが現代というものなんだろう。Dreyer Gaido
DGCD21033
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ルドルフ・ヒンデミット:
ソナチネ「7つの前奏曲とフーガ」ほか
(グラナタ)
パウルではなく弟の方の曲。ソナチネとか、Cl+Strの六重奏曲とか、結構面白いことをやっていながら適度な緩さがあって、どこに連れて行かれるか分からないような不思議な魅力。Dreyer Gaido
DGCD21018
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シチェドリン:
封印された天使
(パルクマン+ベルリン放送合唱団)
ア・カペラの独唱、合唱とフルート独奏だけという編成が紡ぎだす、冷たく澄んだ世界。その中で時おり感じられる暖かさは、希望の祈りなのか。Coviello
COV60504
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バッハ:
無伴奏チェロ組曲
(オステルターク)
速めのテンポで、凝縮された音を積み重ねていく。これは、と驚くような表現はなく、音色もやや固めだが、端正な感じで安定感もあり悪くない。Coviello
COV20708
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ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:
声楽作品集
(アウグスブルク古楽アンサンブル)
いろいろな雑事を忘れて、ぼんやりと雅な響きに身を委ねるのもまたよし。素直な演奏で、安心して聴ける。Christophorus
CHR74584
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メンデルスゾーン:
真夏の夜の夢
(ベルニウス+シュトゥットガルト・バロック管)
速めのテンポから引き出される生気溢れる音楽は見事。語りが全編入っているのは、好みが分かれるだろうな。劇音楽として聴くためにはよいのだが。
Carus83.205
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ハイドン:
7つの最後の言葉
(ヴァイル+カペラ・コロニエンシス)
各楽章の間にルイーゼ・リンザーの著作から引用されたテキストの朗読が入っているという変り種だが、演奏は引き締まって力強く、魅力十分。Ars Produktion
ARS38044
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ハイドン:
オラトリオ「四季」
(ノリントン+ヨーロッパ室内管+RIAS室内合唱団)
快活な、ウィットに富む楽しいハイドン。リズムの切れか響きが清新とかももちろん魅力なんだけれど、やはりウキウキしてこそハイドンでしょ。Profil
PH07076
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ベートーベン:
選帝候ソナタほか
(ブラウティハム)
ピアノソナタ全集の補遺みたいな位置づけかな。珍しい曲も含まれているけれど、さすがの安定ぶり。1788年アンドレアス・スタイン作のレプリカによるフォルテピアノだそうだ。
BIS-SACD-1672
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ブラームス:
バイオリン・ソナタ第1~3番
(フューアー+ロングワース)
Vnのマーク・フューアーは初めて聴いた。バロックからジャズまで何でもこなすらしい。その幅広さが表れているというか、なかなか個性的な、しかし好感の持てる音作り。Azica Records
Azica71259
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ブリテン:
ダウランドによる夜想曲
(エディン・カラマゾフ)
ギター用にかかれた曲だけれど、リュートで弾いて元歌との関連を強調している、というかリュートでもこういう表現できるんだよなぁ。カプリングはバッハの無伴奏パルティータ第2番。Alpha
ALPHA056
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シェーンベルク:
弦楽組曲ト長調
(クラフト+20世紀古典アンサンブル)
アメリカ亡命時代に教育的な目的を持って書かれたこの曲は、とっつきやすくチャーミングですらあるれども仕掛けも面白さも十分。花火でならできるかな?Naxsos
8.557521
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ファッシュ:
リコーダー協奏曲
(シュナイダー+カペラ・アカデミカ・フランクフルト)
軽やかで愉悦に満ちていて、終楽章はさりげなく高度な技法。最近発見された曲だそうで、併録のシュトゥリックの協奏曲とともに世界初録音と。CPO
777534-2
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ラフマニノフ:
交響曲第2番
(ヒューズ+スコティッシュ・ナショナル管)
一人打ち上げをしながら今日この曲を演奏した顔ぶれを思い浮かべていたら、聴きなおしたくなった。甘口に溺れず、かといって単調でもない演奏はなかなかお目にかかれないが、ヒューズ盤は秀逸なバランス。
bis-cd-1279
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シェーンベルク:
ペレアスとメリザンド
(バーメルト+ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管)
後期ロマン派の延長にある豊穣な管弦楽配置ではあるけれど、ロマンティックとは呼び難い気がする。しかし、これならできるかも。カプリングはピアノ協奏曲。Chandos
CHAN10285X
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シェーンベルク:
グレの歌
(ギーレン+南西ドイツ放送響)
後半のゴージャスなところより、前半の素朴な叙情の方が好きだったりする。しかしこんな曲をやろうと提案するO氏は、どうやって実現するおつもりか。haenssler
CD93.198
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ティペット:
われらの時代の子
(コリン・デイヴィス+LSO)
凝縮された強いメッセージは音楽からも伝わってくるが、改めて歌詞を読みながらじっくり聴いてみたい。LSO Live
旧LSO0670, 新LSO0170D
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バッハ:
ブランデンブルク協奏曲
(ジャネット・ソレル+アポロズ・ファイア)
リラックスした魅力的なバッハ。「ノリントン譲り」は「大胆でアグレッシブな演奏」というよりも心底楽しいところかな。Avie Records
AV2207
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シューベルト:
ミサ曲第2番
(シュルト=イェンセン+インモータル・バッハ・アンサンブル)
管楽器の入った版で、ひきしまった音楽作りをしている。兄フェルディナントの補作とされてきたこの管楽器パートは、実は作曲家本人によるそうだ。ブライトコプフには管楽器パートあり。Naxos
8.570764
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ドボルザーク:
テ・デウム
(リリンク+シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム)
第2部、第3部は魅力がある一方、第1部と第4部で頭を抱えてしまう、いつものドボルザーク。カウネのソプラノがオペラ風過ぎるせいもあるが、これはねぇ。Haenssler
CD98.307
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