Planet masaka played list 2015-09

1. デニンガー： ピアノ三重奏曲集 （トリオ1790）
   18世紀末のエーリンゲン宮廷音楽監督だった音楽家だそうで、古き良き古典派の響き。自分たちで演奏すれば楽しいそうだが、鑑賞してどうかというのは、まぁトリオ1790の美しい音色を味わうというところか。CPO 777926-2 (2015-09-29)
2. ドボルザーク： 新世界 （インマゼール＋アニマ・エテルナ）
   併録はヤナーチェクのシンフォニエッタ。これは、と思って期待して聴いたが、演奏というか音程というかやや粗い箇所が散見されて、こんなのかという感じ。魅力的な音色ももちろんあるのだけれど。インタビューとかVcのMetzgerによる奏法記事などのブックレットあり。 ALPHA206 (2015-09-27)
3. ヘンデル： 錬金術師 （ヴェンツ＋ムジカ・アド・レーヌム）
   歌劇「ロドリーゴ」の音楽をロンドンでのベン・ジョンソンの劇音楽に用いたのだそうだ。併録はカンタータ「アポロとダフネ」。アド・レーヌムの明るく清々しい音色が若い音楽にぴったり。ブックレットPDFあり。Brilliant BC94600 (2015-09-27)
4. ジョン・ケージ： プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュード （デュピュイ）
   調整表というのが定義されていて、ボルト25、ねじ23、ナット6、プラスティック片4、ゴム15、消しゴム1を使って、88音中45音に調整を施すのだそうだ。ガムランやスティール・ドラムすらも髣髴とさせる多彩な音色で、ゆったりした中に細かで自由な音の遊びが溢れる。Stradivarius STR33422SD (2015-09-08)