ベルリオーズ(a.k.a.)の交響曲

ベルリオーズは、下手をすると後期ロマン派のように思われがちですけど、ベートーベンやシューベルトに続き、メンデルスゾーンと同時期に活躍しています。交響曲としては「幻想」が断然有名ですが、ビオラ協奏曲のような「イタリアのハロルド」、劇音楽のような「ロメオとジュリエット」も交響曲ということになっていて、いずれもとびきり面白い曲です。

交響曲一覧

番号調通称作曲時期楽章FlPiObEhClFgHrTpTbTub備考
op.14C幻想交響曲1830 (31改訂)52(1)2(1)24423
op.16イタリアのハロルド183442(1)1(1)244231
op.17ロメオとジュリエット183952(1)1(1)444231

この一覧では表示していませんが、幻想、ロメオでは「オフィクレイド」という特殊なバス楽器が使われます。3曲ともハープ、打楽器付き。ロメオは声楽も加わります。

この3曲の他に、7月革命10周年に革命政府から依頼されて作曲した「葬送と勝利の大交響曲 op.15」という作品もありますが、大合唱と吹奏楽に弦楽器を随意加えるという特殊なものなので、とりあえず割愛します。

参照文献

※入力ミスなどによる誤りが含まれる可能性があります。年月(日)はISO-8601スタイルで、1806-10は1806年10月を、1806/10は1806~1810年を示します。